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公開番号
2025128591
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025340
出願日
2024-02-22
発明の名称
車載照明装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60Q
1/50 20060101AFI20250827BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両の周囲の明るさにかかわらず視認性を確保することができるとともに、乗員に不快感を与えることを抑制することができる。
【解決手段】車両に搭載される車載照明装置は、主波長が480nm以上、600nm以下の範囲内である第1光と、白色光である第2光と、を出射可能に構成された光源ユニット20と、光源ユニット20を制御する制御部40とを備える。制御部40は、車両の周囲の明るさが基準値よりも大きい場合には、第1光を出射し、上記明るさが基準値以下の場合には、第2光を出射するように光源ユニット20を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載される車載照明装置であって、
主波長が480nm以上、600nm以下の範囲内である第1光と、白色光である第2光と、を出射可能に構成された光源ユニットと、
前記光源ユニットを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記車両の周囲の明るさが基準値よりも大きい場合には、前記第1光を出射し、前記明るさが前記基準値以下の場合には、前記第2光を出射するように前記光源ユニットを制御する、
車載照明装置。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記光源ユニットは、前記第1光を出射可能に構成された光源と、前記第2光を出射可能に構成された光源とを各別に備える、
請求項1に記載の車載照明装置。
【請求項3】
前記光源ユニットは、互いに主波長の異なる可視光を出射する少なくとも3種類の発光素子を有する光源を備え、
前記制御部は、前記発光素子の各々に印加される電圧を制御することで前記光源から前記第1光及び第2光を選択的に出射させる、
請求項1に記載の車載照明装置。
【請求項4】
前記光源ユニットは、前記第2光を出射可能に構成された光源と、前記第1光の主波長よりも短い主波長の可視光である第3光を出射可能に構成された光源と、を各別に備え、
前記制御部は、前記明るさが前記基準値以下の場合には、前記第2光を出射するとともに前記第3光を出射するように前記光源ユニットを制御する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車載照明装置。
【請求項5】
前記車両には、前記明るさを検出するセンサが搭載されており、
前記制御部は、前記センサにより検出される前記明るさに基づき前記光源ユニットを制御するように構成されている、
請求項1に記載の車載照明装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載照明装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の車載照明装置としては、例えば特許文献1に記載の車両用ランプユニットがある。特許文献1に記載のランプユニットは、車両の外板や路面等に可視光を照射することで外板や路面にサインを表示する。このランプユニットの光源は、360nm~830nm、より好ましくは500nm~570nmの波長の可視光を出射する。こうした波長の可視光によって外板や路面等を照明することにより、特に昼間の視認性が高められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-13722号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、人の眼が感じる明るさの度合いである視感度は、明所視となる昼間と、暗所視となる夜間とで異なる。しかしながら、特許文献1に記載の装置では、光源の主波長が、昼間の視認性に合わせて設定されている。そのため、昼間に優れた視認性が確保されるものの、夜間の視認性が損なわれるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための車載照明装置の各態様を記載する。
[態様1]
車両に搭載される車載照明装置であって、
主波長が480nm以上、600nm以下の範囲内である第1光と、白色光である第2光と、を出射可能に構成された光源ユニットと、
前記光源ユニットを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記車両の周囲の明るさが基準値よりも大きい場合には、前記第1光を出射し、前記明るさが前記基準値以下の場合には、前記第2光を出射するように前記光源ユニットを制御する、
車載照明装置。
【0006】
同構成によれば、車両の周囲の明るさが基準値よりも大きい場合には、第1光が出射される。第1光の主波長は、480nm以上、600nm以下の範囲内であり、第1光は、緑に近い光である。このため、第1光は明所視視感度が高いので、車両の周囲が明るいときの視認性を確保することができる。
【0007】
ところで、例えば青に近い光は、暗所視視感度が高い一方で乗員や、車両の周囲の人、車両の周囲の他の車両の乗員に不快感を与えやすい。
この点、上記構成によれば、車両の周囲の明るさが基準値以下の場合には、白色光である第2光が出射される。このため、車両の周囲が暗いときの視認性を確保しつつ、乗員に不快感を与えることを抑制できる。
【0008】
したがって、車両の周囲の明るさにかかわらず視認性を確保することができるとともに、乗員に不快感を与えることを抑制することができる。
[態様2]
前記光源ユニットは、前記第1光を出射可能に構成された光源と、前記第2光を出射可能に構成された光源とを各別に備える、
態様1に記載の車載照明装置。
【0009】
同構成によれば、第1光を出射する光源と第2光を出射する光源とが各別であるため、各光源の構成を簡単にすることが可能となる。
[態様3]
前記光源ユニットは、互いに主波長の異なる可視光を出射する少なくとも3種類の発光素子を有する光源を備え、
前記制御部は、前記発光素子の各々に印加される電圧を制御することで前記光源から前記第1光及び第2光を選択的に出射させる、
態様1に記載の車載照明装置。
【0010】
同構成によれば、光源を構成する少なくとも3種類の発光素子の各々に印加される電圧を制御することにより、第1光及び第2光を選択的に出射することができる。したがって、光源の数を減らすことができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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