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公開番号
2025129112
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-04
出願番号
2024164795
出願日
2024-09-24
発明の名称
攪拌装置
出願人
浙江漢信科技有限公司
代理人
KEY弁理士法人
主分類
B01F
27/1152 20220101AFI20250828BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】電池分野において混練能力の高い高速均質化システム用混練装置を提供する。
【解決手段】攪拌ディスク100を有する攪拌装置であって、攪拌ディスク100は、攪拌パドル110、円錐形柱130、および攪拌ガード140を含み、攪拌ガード140は円環状で、攪拌パドル110は複数のブレード114からなり、ブレード114は、攪拌ガード140の側壁に固定的に連結されており、攪拌ガード140の中心点の周りに等しい円周角で均等に配置され、円錐形柱130の底部は、攪拌パドル110にねじ連結され、円錐形柱130の中心軸は攪拌ガード140の中心軸と一致し、複数の撹拌バー120を含み、ブレード114は撹拌バー120に固定的に連結されており、攪拌ガード140の側壁には複数の噴射孔141も設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
攪拌ディスクを含み、
前記攪拌ディスクは、攪拌パドル、円錐形柱、および攪拌ガードを含み、
前記攪拌ガードは円環状で、さらに前記攪拌ガードの側壁に複数の噴射孔が設けられ、前記噴射孔の形は平行四辺形であり、前記攪拌ガードの側壁の中央付近には、噴射孔の列が設けられ、この噴射孔の列において、全ての噴射孔は同一平面上に位置し、前記攪拌ガードの中心軸の周りに等しい中心角で均等に配置され、鉛直方向に沿った噴射孔の辺と水平方向に沿った噴射孔の辺とのなす角度は90°より小さい所定角度であり、
前記攪拌パドルは複数のブレードを含み、各ブレードは前記攪拌ガードの側壁に固定的に連結され、各ブレードは前記攪拌ガードの中心点の周りに等しい円周角で均等に配置され、
前記円錐形柱の底部は攪拌パドルにねじ連結され、前記円錐形柱の中心軸は前記攪拌ガードの中心軸と一致し、前記円錐形柱の母線と中心軸のなす角は15度以上40度以下であり、
前記攪拌ディスクは複数の撹拌バーを含み、各ブレードは撹拌バーに固定的に連結されていることを特徴とする攪拌装置。
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【請求項2】
収容キャビティを有するスラリー収容器であって,前記攪拌ディスクは前記スラリー収容器の収容キャビティ内に配置されているスラリー収容器と、
前記スラリー収容器に固定的連結で連結され、前記スラリー収容器の収容キャビティと連通しているスクリューポンプと、
本体、連結軸、および駆動装置を含むブラケットであって、前記スラリー収容器は前記本体に固定的に連結され、前記連結軸の所定部位は前記スラリー収容器の収容キャビティに収容され、前記連結軸の所定部位は前記攪拌ディスクに固定的に連結され、前記連結軸は前記駆動装置にヒンジ連結されるブラケットと、
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の攪拌装置。
【請求項3】
前記攪拌ディスクの下端と前記スラリー収容器の下面との間には所定の間隔が設けられており、所定の間隔は15mm以上25mm以下であることを特徴とする請求項2に記載の攪拌装置。
【請求項4】
前記スラリー収容器の直径に対する前記攪拌ガードの直径の比が0.3以上0.6以下であることを特徴とする請求項3に記載の攪拌装置。
【請求項5】
前記複数のブレードは、同じ構造をしており、
前記ブレードは、ブレード背部およびブレード刃部を含み、
前記ブレード背部は、前記ブレード刃部に固定的に連結され、
前記ブレード刃部は、攪拌ディスクの回転方向の接線方向に沿って設けられ、
前記ブレード背部は、攪拌ディスクの回転方向の接線方向から離れて設けられていることを特徴とする請求項4に記載の攪拌装置。
【請求項6】
前記撹拌バーの中心軸は、水平面に対して垂直であり、
前記撹拌バーの各々は、前記ブレード背部の1つに固定的に連結され、
前記撹拌バーは、すべて前記ブレード背部の上面近くに設置され、
前記撹拌バーの各々は、前記攪拌ガードの中心軸の周りに等しい中心角で均等に配置され、
前記撹拌バーの高さは、前記攪拌ガードの高さよりも高いことを特徴とする請求項5に記載の攪拌装置。
【請求項7】
各ブレードは、前記ブレード背部の上面に設けられたブースタープレートを備え、
各ブースタープレートは、前記円錐形柱と前記撹拌バーとの間に配置され、
各ブースタープレートの構造は同じであり、
前記ブースタープレートは、前記ブレード背部に対して垂直であり、
前記ブースタープレートの高さは、前記攪拌ガードの高さより低いことを特徴とする請求項6に記載の攪拌装置。
【請求項8】
スクリューポンプは、第一ネジ部、第二ネジ部、およびスラリー排出シェルを含み、
スラリー排出シェルは、前記第一ネジ部および前記第二ネジ部の外側にスリーブ連結され、
前記第一ネジ部および前記第二ネジ部の構造は同じであり、
前記第一ネジ部には、モーターおよびスクリューが含まれ、
前記モーターは、前記スラリー排出シェルに固定的に連結され、
前記モーターの動力軸は、前記スクリューに固定的に連結され、
前記モーターの中心軸は、前記スクリューの中心軸と一致し、
前記第一ネジ部のスクリューが、前記第二ネジ部のスクリューに係合し、
前記スラリー排出シェルの第一端は、前記スラリー収容器に連結され、
前記スラリー排出シェルの第二端は、完成品保管装置に外部連結されることを特徴とする請求項7に記載の攪拌装置。
【請求項9】
前記スラリー収容器には、壁攪拌パドルも含まれ、
前記壁攪拌パドルは、前記スラリー収容器の内壁に貼り付けられていることを特徴とする請求項8に記載の攪拌装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池製造装置の技術分野に関し、特に一種の攪拌装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
電気時代の発展とともに、電池産業はより前向きな展望を持つようになった。現在の電池の種類には、手裂き鋼の片面に電解液スラリーを塗布するタイプがあり、大量に使用されている。このタイプの電池は、電解液スラリーの粘度に対する要求が非常に高い。
【0003】
電池分野の高速均質化システムは、常に電解液ペーストの粘度調整の中心にあった。既存の高速均質化システムの攪拌パドルは分散能力は強いが、混練能力はまだ不十分な問題がある。この問題の核心的な理由は、分散塔によりスラリーが高速で吐出されるため、押出混練領域に排出されるスラリー量に限界があり、十分な剪断速度が得られない。このため、混練能力の弱い従来の高速均質化システムに対して、混練装置を提案する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
中国実用新案第219518669号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このため、混練能力の弱い従来の高速均質化システムに対して、混練装置を提案する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本出願は、以下の構成からなる攪拌装置を提供する:
攪拌ディスクを含み、
前記攪拌ディスクは、攪拌パドル、円錐形柱、および攪拌ガードを含み、
前記攪拌ガードは円環状で、さらに前記攪拌ガードの側壁に複数の噴射孔が設けられ、
前記攪拌パドルは複数のブレードを含み、各ブレードは前記攪拌ガードの側壁に固定的に連結され、各ブレードは前記攪拌ガードの中心点の周りに等しい円周角で均等に配置され、
前記円錐形柱の底部は攪拌パドルにねじ連結され、前記円錐形柱の中心軸は前記攪拌ガードの中心軸と一致し、前記円錐形柱の母線と中心軸のなす角は15度以上40度以下であり、
前記攪拌ディスクは複数の撹拌バーを含み、各ブレードは撹拌バーに固定的に連結され、
収容キャビティを有するスラリー収容器であって、前記攪拌ディスクは前記スラリー収容器の収容キャビティ内に配置されているスラリー収容器と、
前記スラリー収容器に固定的連結で連結され、前記スラリー収容器の収容キャビティと連通しているスクリューポンプと、
本体、連結軸、および駆動装置を含むブラケットであって、前記スラリー収容器は前記本体に固定的に連結され、前記連結軸の所定部位は前記スラリー収容器の収容キャビティに収容され、前記連結軸の所定部位は前記攪拌ディスクに固定的に連結され、前記連結軸は前記駆動装置にヒンジ連結されるブラケットと、
をさらに含む攪拌装置。
【0007】
前記攪拌ディスクの下端と前記スラリー収容器の下面との間には所定の間隔が設けられており、所定の間隔は15mm以上25mm以下である。
【0008】
前記攪拌ガードの直径に対する前記スラリー収容器の直径の比が0.3以上0.6以下である。
【発明の効果】
【0009】
本出願は一種の攪拌装置に関する。スラリー半製品はスラリー収容器内に収容され、攪拌ディスクは、攪拌パドルによってスラリー半製品に初期段階の分割をする。初期段階の分割がされたスラリー半製品は、攪拌パドルの遠心力と推力によって2つの部分に分けられる。一部のスラリー半製品は遠心力によって攪拌ガードの噴射孔を通ってさらに分散され、攪拌工程の初期に、多量のスラリー半製品が噴射孔によって分散される。分散後のスラリーは、流体場で還流し、円錐形柱によって攪拌パドルに分流される。この時点で、撹拌バーは、分散したスラリーを予備混練し、予備混練されたスラリーを攪拌パドルが再分散できるようにする。特筆すべきは、この時点での分散スラリーの粘度が、カップリングして推力作用を受けることができることである。他の部分のスラリー半製品は、推力でスラリー収容器底部に接触して、攪拌ディスクの設計構造と設計回転速度に従って、流体の力場全体と推力によって混錬される。粘度を満たすスラリーが現れた時、初期段階のスラリー塊堆積が発生し、スクリューポンプは、初期段階のスラリー塊堆積を排出することができ、同時に攪拌ガードの底部とスラリー収容器との間の空間を空にすることができる。以上により、従来の高速ホモジナイジングシステムが持つ混練能力の弱さという欠点が解決される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本願発明の一実施形態に備えられる攪拌装置の概略構造を示す。
本願発明の一実施形態で提供される攪拌装置におけるスラリーの攪拌時の攪拌ディスクの有限要素解析結果のグラフである。
本願発明の一実施形態によって提供されるA部の拡大図である。
本願発明の一実施形態で提供される攪拌装置における平行四辺形噴射孔およびブースタープレートを有する攪拌ディスクの概略構造を示す。
本出願の別の実施形態で提供される攪拌装置における攪拌ガードの概略構造を示す。
本願発明の一実施形態で提供される攪拌装置における攪拌ディスクのブレード背部とブレード刃部の概略構造を示す。
本願発明の一実施形態で提供される攪拌装置におけるスクリューポンプの概略構造を示す。
本願発明の一実施形態で提供される攪拌装置におけるスラリーを充填した攪拌装置の使用状態図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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