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公開番号2025130930
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028330
出願日2024-02-28
発明の名称電動圧縮機
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人
主分類F04B 39/06 20060101AFI20250902BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】発熱部品を効率良く冷却できる電動圧縮機を提供する。
【解決手段】インバータ収容室S2は、モータハウジング24の軸方向において区画壁23を介して吸入室S1と並ぶ第1収容空間S21と、モータハウジング24の軸方向から見てモータハウジング24の外周面24aよりも外側に位置する第2収容空間S22とを有している。第2収容空間S22は、モータハウジング24の軸方向と直交する方向においてモータハウジング24を介して吸入室S1と並ぶ外周収容空間S22aを有している。第2発熱部品16bは、外周収容空間S22aに収容されている。モータハウジング24と第2発熱部品16bとの間にはポッティング材59が配置されている。ポッティング材59は、モータハウジング24及び第2発熱部品16bのそれぞれと接触している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
流体を圧縮する圧縮部と、
前記圧縮部を駆動する電動モータと、
前記電動モータを駆動するインバータと、
前記電動モータを収容するとともに前記流体が吸入される吸入室を区画する円筒状のモータハウジング、前記インバータを収容するインバータ収容室を区画するインバータハウジング、及び前記モータハウジングの軸方向において前記吸入室と前記インバータ収容室とを隔てる区画壁を有する金属製のハウジングと、
を備え、
前記インバータ収容室は、前記モータハウジングの軸方向において前記区画壁を介して前記吸入室と並ぶ第1収容空間と、前記モータハウジングの軸方向から見て前記モータハウジングの外周面よりも外側に位置する第2収容空間とを有し、
前記インバータは、前記第2収容空間に収容される発熱部品を有する電動圧縮機であって、
前記第2収容空間は、前記モータハウジングの軸方向と直交する方向において前記モータハウジングを介して前記吸入室と並ぶ外周収容空間を有し、
前記発熱部品は、前記外周収容空間に収容され、
前記モータハウジングと前記発熱部品との間には伝熱部材が設けられ、
前記伝熱部材は、前記モータハウジング及び前記発熱部品のそれぞれと接触していることを特徴とする電動圧縮機。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記伝熱部材は、ポッティング材であり、
前記外周収容空間は、前記ポッティング材によって満たされた充填部を有し、
前記発熱部品は、充填部に収容されている請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項3】
前記伝熱部材は、ポッティング材であり、
前記モータハウジングにおける前記外周収容空間を区画する区画面は、前記モータハウジングの軸方向において前記第1収容空間から遠ざかるにつれて、前記モータハウジングの軸方向と直交する方向において前記吸入室から離れるように傾斜する傾斜面である請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項4】
前記発熱部品は、前記傾斜面に沿うように配置されている請求項3に記載の電動圧縮機。
【請求項5】
前記発熱部品は、環状のコアと前記コアに巻回された第1コイル及び第2コイルとを有するチョークコイルを含み、
前記チョークコイルは、前記コアの軸方向の端面が前記ポッティング材を介して前記モータハウジングと対向するように配置されている請求項4に記載の電動圧縮機。
【請求項6】
前記伝熱部材は、ポッティング材であり、
前記インバータは、前記発熱部品を保持するホルダを有し、
前記ホルダは、前記モータハウジングの周方向において前記発熱部品を挟み込む一対の規制部を有し、
前記ポッティング材は、前記一対の規制部の間に位置している請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項7】
前記モータハウジングにおける前記外周収容空間を区画する区画面には、前記一対の規制部が挿入される一対の溝が設けられている請求項6に記載の電動圧縮機。
【請求項8】
前記インバータは、前記発熱部品として、環状のコアと前記コアに巻回された第1コイル及び第2コイルとを有するチョークコイルを含み、
前記チョークコイルは、前記コアの軸方向が前記モータハウジングの軸方向と交差するように配置されている請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項9】
前記インバータは、前記発熱部品として、直方体状のコンデンサ本体を有するコンデンサを含み、
前記コンデンサ本体の外面のうち、面積が最大の外面である一対のコンデンサ主面が対をなす方向を前記コンデンサ本体の厚さ方向としたとき、
前記コンデンサは、前記厚さ方向が前記モータハウジングの軸方向に対して交差するように配置されている請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項10】
前記インバータは、前記発熱部品としてチョークコイル及びコンデンサを有し、
前記伝熱部材は、
前記モータハウジングと前記チョークコイルとの間に設けられるとともに前記モータハウジング及び前記チョークコイルのそれぞれと接触するコイル伝熱部と、
前記モータハウジングと前記コンデンサとの間に設けられるとともに前記モータハウジング及び前記コンデンサのそれぞれと接触するコンデンサ伝熱部と、
を含む請求項1に記載の電動圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の電動圧縮機は、流体を圧縮する圧縮部と、圧縮部を駆動する電動モータと、電動モータを駆動するインバータと、圧縮部、電動モータ、及びインバータを収容する金属製のハウジングとを備えている。
【0003】
ハウジングは、円筒状のモータハウジングと、インバータハウジングと、区画壁とを有している。モータハウジングは、電動モータを収容するとともに流体が吸入される吸入室を区画している。インバータハウジングは、インバータを収容するインバータ収容室を区画している。区画壁は、モータハウジングの軸方向において吸入室とインバータ収容室とを隔てている。インバータ収容室は、モータハウジングの軸方向において区画壁を介して吸入室と並ぶ第1収容空間と、モータハウジングの軸方向から見てモータハウジングの外周面よりも外側に位置する第2収容空間とを有している。インバータは、第1収容空間に収容される第1発熱部品と、第2収容空間に収容される第2発熱部品とを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-172509号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
第1発熱部品は、モータハウジングの軸方向において区画壁を介して吸入室と並んでいるため、吸入室に吸入された流体によって冷却されやすい。これに対し、第2発熱部品は、モータハウジングの軸方向において吸入室と並んでいないため、冷却されにくい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記問題点を解決するための電動圧縮機は、流体を圧縮する圧縮部と、前記圧縮部を駆動する電動モータと、前記電動モータを駆動するインバータと、前記電動モータを収容するとともに前記流体が吸入される吸入室を区画する円筒状のモータハウジング、前記インバータを収容するインバータ収容室を区画するインバータハウジング、及び前記モータハウジングの軸方向において前記吸入室と前記インバータ収容室とを隔てる区画壁を有する金属製のハウジングと、を備え、前記インバータ収容室は、前記モータハウジングの軸方向において前記区画壁を介して前記吸入室と並ぶ第1収容空間と、前記モータハウジングの軸方向から見て前記モータハウジングの外周面よりも外側に位置する第2収容空間とを有し、前記インバータは、前記第2収容空間に収容される発熱部品を有する電動圧縮機であって、前記第2収容空間は、前記モータハウジングの軸方向と直交する方向において前記モータハウジングを介して前記吸入室と並ぶ外周収容空間を有し、前記発熱部品は、前記外周収容空間に収容され、前記モータハウジングと前記発熱部品との間には伝熱部材が設けられ、前記伝熱部材は、前記モータハウジング及び前記発熱部品のそれぞれと接触していることを要旨とする。
【0007】
上記構成によれば、発熱部品は、モータハウジングの軸方向と直交する方向において、伝熱部材及びモータハウジングを介して吸入室と並んでいる。このため、発熱部品は、吸入室に吸入された流体によって冷却されやすくなる。したがって、発熱部品を効率良く冷却できる。
【0008】
また、ハウジングにおける第2収容空間を区画する部分は、他の部分に比べて振動しやすい。上記構成によれば、ハウジングにおける外周収容空間を区画する部分がリブとして機能することにより、ハウジングにおける第2収容空間を区画する部分の振動を抑制できる。
【0009】
上記電動圧縮機において、前記伝熱部材は、ポッティング材であり、前記外周収容空間は、前記ポッティング材によって満たされた充填部を有し、前記発熱部品は、充填部に収容されていてもよい。
【0010】
上記構成によれば、発熱部品においてポッティング材によって覆われる面積が増えるため、発熱部品の放熱性を向上できる。
また、ポッティング材により充填部を満たした後、発熱部品を充填部に収容するだけでモータハウジングと発熱部品との間に伝熱部材を設けることができる。したがって、例えば、モータハウジングと発熱部品との間のみに伝熱部材を設ける場合と比較して、モータハウジングと発熱部品との間に伝熱部材を容易に設けることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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