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公開番号2025132228
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029637
出願日2024-02-29
発明の名称ストッカシステム
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類E05B 65/02 20060101AFI20250903BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】物理錠によって収容庫内の物品が取り出されたにも拘わらず、ステータス情報が収容済み状態のままで収容庫が利用できなくなるのを防止する。
【解決手段】ストッカシステムは、電気錠および物理錠のいずれでも解錠可能な収容庫と、収容庫の解錠に物理錠が使用されたことを検知する検知部と、ステータス情報を記憶する記憶部と、物品の収容が要求された場合、ステータス情報が空き状態にある収容庫を解錠するように電気錠を制御すると共に当該収容庫のステータス情報を収容済み状態に更新し、物品の取り出しが要求された場合、取り出しが要求された物品を収容している収容庫を解錠するように電気錠を制御すると共に当該収容庫のステータス情報を空き状態に更新する制御部と、検知部により収容庫の解錠に物理錠が使用されたことが検知された場合、当該収容庫のステータス情報を変更することを促す案内を行なう案内部と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
電気錠および物理錠のいずれでも解錠可能な収容庫と、
前記収容庫の解錠に物理錠が使用されたことを検知する検知部と、
前記収容庫に物品が収容済みであることを示す収容済み状態と前記収容庫に物品が収容されていないことを示す空き状態とを含むステータス情報を記憶する記憶部と、
物品の収容が要求された場合、ステータス情報が前記空き状態にある収容庫を解錠するように前記電気錠を制御すると共に当該収容庫のステータス情報を前記収容済み状態に更新し、物品の取り出しが要求された場合、取り出しが要求された物品を収容している収容庫を解錠するように前記電気錠を制御すると共に当該収容庫のステータス情報を前記空き状態に更新する制御部と、
前記検知部により収容庫の解錠に物理錠が使用されたことが検知された場合、当該収容庫のステータス情報を変更することを促す案内を行なう案内部と、
を備えるストッカシステム。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
請求項1に記載のストッカシステムであって、
画面を表示する表示部を備え、
前記収容庫として、複数の収容庫を有し、
前記案内部は、前記検知部により収容庫の解錠に物理錠が使用されたことが検知された場合、前記複数の収容庫の中から物品を取り出した収容庫の選択を促す案内画面を前記表示部に表示して収容庫の選択を受け付け、選択された収容庫のステータス情報を前記空き状態に変更する、
ストッカシステム。
【請求項3】
請求項1または2に記載のストッカシステムであって、
前記収容庫として、電気錠によって個別に解錠可能であると共に物理錠によって一括して解錠可能な複数の収容庫を有する、
ストッカシステム。
【請求項4】
電気錠によって個別に解錠可能であると共に物理錠によって一括して解錠可能な複数の収容庫と、
前記複数の収容庫の解錠に物理錠が使用されたことを検知する解錠検知部と、
各前記収容庫内の物品の有無を検知する物品検知部と、
前記収容庫に物品が収容済みであることを示す収容済み状態と前記収容庫に物品が収容されていないことを示す空き状態とを含むステータス情報を記憶する記憶部と、
物品の収容が要求された場合、前記複数の収容庫のうちステータス情報が前記空き状態にある収容庫を解錠するように対応する前記電気錠を制御すると共に当該収容庫のステータス情報を前記収容済み状態に変更し、物品の取り出しが要求された場合、取り出しが要求された物品を収容している収容庫を解錠するように対応する前記電気錠を制御すると共に当該収容庫のステータス情報を前記空き状態に変更する制御部と、
前記解錠検知部により前記複数の収容庫の解錠に物理錠が使用されたことが検知された後、当該複数の収容庫のうちステータス情報が前記収容済み状態である収容庫において前記物品検知部により物品なしの検知結果が得られた場合、該当する収容庫のステータス情報を前記収容済み状態から前記空き状態に変更する変更部と、
を備えるストッカシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、ストッカシステムについて開示する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電気錠(あるいは手動式の錠)により扉を施錠および解錠可能な収容ボックスと物品が収容ボックスに収容されているか否かを検出する検出器とを含むメールボックスと、メールボックスと通信を行ない扉の開閉状態に関する第1情報と物品の入庫状況に関する第2情報とを管理する管理サーバと、を備えるメールボックスシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。管理サーバは、開閉検出器により扉が開かれた後に閉じられたという第1情報を取得した後に、収容ボックス内に物品が収納されているか、収納されていないかに関する第2情報を取得し、得られた情報を所定の通知先に通知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-090479号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電気錠により解錠可能な収容庫を備えるストッカシステムは、物品の収容が要求されると、空き状態の収容庫を解錠するように電気錠を制御すると共に物品が収容された収容庫のステータス情報を収容済み状態に更新する。また、ストッカシステムは、ストック収容庫に収容された物品の取り出しが要求されると、物品の取り出しが要求された収容庫を解錠するように電気錠を制御すると共に物品が取り出された収容庫のステータス情報を空き状態に更新する。これにより、収容庫を効率よく利用することができる。しかし、非常時等に収容庫から物品を取り出すことができるように、電気錠だけでなく、物理錠によっても収容庫の解錠を可能とした場合、物品が取り出されたことが検出できず、保守サポート側でしかステータス情報を変更することができない場合が生じる。この場合、物理錠の使用後、保守サポートへの連絡のし忘れ等により、収容庫に物品が収容されていないにも拘わらず、収容庫のステータス情報が収容済み状態のままとなることがあり、収容庫が長期に亘って利用できなくなるおそれが生じる。
【0005】
本開示は、電気錠および物理錠のいずれでも解錠可能な収容庫を備えるものにおいて、物理錠によって収容庫内の物品が取り出されたにも拘わらず、ステータス情報が収容済み状態のままで収容庫が利用できなくなるのを防止することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の第1のストッカシステムは、
電気錠および物理錠のいずれでも解錠可能な収容庫と、
前記収容庫の解錠に物理錠が使用されたことを検知する検知部と、
前記収容庫に物品が収容済みであることを示す収容済み状態と前記収容庫に物品が収容されていないことを示す空き状態とを含むステータス情報を記憶する記憶部と、
物品の収容が要求された場合、ステータス情報が前記空き状態にある収容庫を解錠するように前記電気錠を制御すると共に当該収容庫のステータス情報を前記収容済み状態に更新し、物品の取り出しが要求された場合、取り出しが要求された物品を収容している収容庫を解錠するように前記電気錠を制御すると共に当該収容庫のステータス情報を前記空き状態に更新する制御部と、
前記検知部により収容庫の解錠に物理錠が使用されたことが検知された場合、当該収容庫のステータス情報を変更することを促す案内を行なう案内部と、
を備えることを要旨とする。
【0008】
本開示の第1のストッカシステムでは、電気錠および物理錠のいずれでも解錠可能な収容庫を備えるものにおいて、検知部により収容庫の解錠に物理錠が使用されたことが検知された場合に、当該収容庫のステータス情報を変更することを促す案内を行なう。操作者は、案内に従ってステータス情報を変更する手続を行なうことが可能となり、物理錠が使用された場合であっても、その後の収容庫の状態に合った適正なステータス情報に変更することができる。この結果、物理錠によって収容庫内の物品が取り出されたにも拘わらず、ステータス情報が収容済み状態のままで収容庫が利用できなくなるのを防止することができる。
【0009】
本開示の第2のストッカシステムは、
電気錠によって個別に解錠可能であると共に物理錠によって一括して解錠可能な複数の収容庫と、
前記複数の収容庫の解錠に物理錠が使用されたことを検知する解錠検知部と、
各前記収容庫内の物品の有無を検知する物品検知部と、
前記収容庫に物品が収容済みであることを示す収容済み状態と前記収容庫に物品が収容されていないことを示す空き状態とを含むステータス情報を記憶する記憶部と、
物品の収容が要求された場合、前記複数の収容庫のうちステータス情報が前記空き状態にある収容庫を解錠するように対応する前記電気錠を制御すると共に当該収容庫のステータス情報を前記収容済み状態に変更し、物品の取り出しが要求された場合、取り出しが要求された物品を収容している収容庫を解錠するように対応する前記電気錠を制御すると共に当該収容庫のステータス情報を前記空き状態に変更する制御部と、
前記解錠検知部により前記複数の収容庫の解錠に物理錠が使用されたことが検知された後、当該複数の収容庫のうちステータス情報が前記収容済み状態である収容庫において前記物品検知部により物品なしの検知結果が得られた場合、該当する収容庫のステータス情報を前記収容済み状態から前記空き状態に変更する変更部と、
を備えることを要旨とする。
【0010】
この本開示の第2のストッカシステムでは、電気錠によって個別に解錠可能であると共に物理錠によって一括して解錠可能な複数の収容庫を備えるものにおいて、解錠検知部により複数の収容庫の解錠に物理錠が使用されたことが検知された後、当該複数の収容庫のうちステータス情報が収容済み状態である収容庫において物品検知部により物品なしの検知結果が得られた場合、該当する収容庫のステータス情報を収容済み状態から空き状態に変更する。これにより、物理錠が使用された場合であっても、その後の収容庫の状態に合った適正なステータス情報に変更することができる。この結果、物理錠によって収容庫内の物品が取り出されたにも拘わらず、ステータス情報が収容済み状態のままで収容庫が利用できなくなるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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