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公開番号2025132963
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024042887
出願日2024-02-29
発明の名称フライス盤
出願人個人
代理人
主分類B23C 3/00 20060101AFI20250903BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】剛性が低くても、硬度の高い鉄などを切削できるフライス盤を提供する。
【解決手段】スピンドル3又はスピンドル取り付け部4に、偏心した錘を付けたモーター14を取り付けて高速で回転させることにより、エンドミル8に小径で高速の円運動を与える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転させたエンドミルを更に円運動させて切削するフライス盤、及び回転させたエンドミルを更に円運動させる機構。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
スピンドル取り付け部4に円運動発生用のモーター14を並べて取り付けた、請求項1に記載のフライス盤、及び回転させたエンドミルを更に円運動させる機構。
【請求項3】
スピンドル、及び円運動発生用モーターを一体化するパイプ19により、スピンドル3と円運動発生用のモーター14を一体化して、スピンドル取り付け部4に取り付けた、請求項1に記載のフライス盤、及び回転させたエンドミルを更に円運動させる機構。
【請求項4】
スピンドル取り付け部4の一部を弾性体31で構成した、請求項1に記載のフライス盤、及び回転させたエンドミルを更に円運動させる機構。
【請求項5】
スピンドル、及び円運動発生用モーターを一体化するパイプ19とスピンドル取り付け部4との間を円筒状の弾性体32で構成した、請求項1に記載のフライス盤、及び回転させたエンドミルを更に円運動させる機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、剛性の低い廉価なフライス盤にて、硬度の高い鉄等を切削できる、切削技術に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
最近は、コンピューター制御のフライス盤が普及しているが、廉価なものは、価格を抑えるために、各送り機構のスライド部に、円形のシャフトとボール軸受けが使用されている。その結果として、剛性が低くなくなり、硬度の高い鉄などは切削出来ず、アルミニウムなどの柔らかい材料の切削にのみ使用されている。
【0003】
鉄などの硬度の高い材料の切削が出来ると、切削後に熱処理も可能となるので、剛性が低く廉価なフライス盤でも丈夫な部品の製造が可能となり、利用範囲が広がるために、使用する側からは、廉価なフライス盤にて、硬度の高い材料を切削出来ることが望まれている。
【0004】
これが実現できると、廉価な部品でフライス盤を構成できるので、起業する場合も、事業を拡張する場合も少ない費用でそれが可能となり、産業の発展を促すことが出来る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の剛性の低い廉価なフライス盤にて、硬度の高い金属を切削すると、エンドミル8とワーク20の間に発生する切削抵抗により、右回転しているエンドミル8は、矢印bの左方向に押されて左方向にずれることになる。この時のエンドミル8が左方向にずれる速度は、エンドミル8の高速回転によって生じるので、エンドミル8は一瞬で左方向に押されてずれる。エンドミル8が正常に切削出来ている時には、切削可能な量のワーク20を削っているが、一瞬でずれることにより、一気に大量のワークを削ることになり、その結果エンドミルに大きな力が加わり、エンドミル8の刃が欠けたり折れたり、エンドミル8が激しく暴れたりして、正常に切削することが出来なかった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
スピンドル3又はスピンドル取り付け部4に、偏心した錘を付けたモーター14を取り付けて高速で回転させることにより、エンドミル8に小径で高速の円運動を与える。
【発明の効果】
【0007】
切削の為に高速回転しているエンドミル8を更に高速で小径の円運動をさせると、高速の円運動の力が、切削抵抗によりエンドミル8をずらせようとする力よりも大きくなるように設定すれば、エンドミル8が切削抵抗により、左方向にずれようとしてもエンドミル8は、その力を超える円運動の力に引かれて左方向にずれ続けることが出来なくなる。この状態が高速で繰り返され続けることにより、エンドミル8は切削抵抗に押されてずれることはなくなる。その結果切削は円運動の移動に従って進むことになり、剛性の低いフライス盤でも硬度の高い鉄などを切削することが可能となる。
この際に、使用するエンドミルの刃径が2ミリ程度であれば、加える円運動の直径は0.1ミリ程度で良い。
この円運動の力は、円運動の直径は同じでも回転数を上げることで強く、下げることで弱く、自由に設定することができる。
このように円運動を用いて切削することにより、フライス盤を廉価な部品にて構成できる。
また送り機構を軽くすることが出来、その結果運搬の費用も軽減でき、設置も楽に行うことが出来て、少ない費用と労力で導入することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【】
本発明の一例である、スピンドル3の横に円運動発生用のモーター14を取り付けた正面図である。
図1の側面図である。
図1の上面図である。
スピンドルと円運動発生用のモーターをスピンドル、及び円運動発生用モーターを一体化するパイプ19により一体化した正面図である。
図4の側面図である。
図4の上面図である。
図2のスピンドル取り付け部4の一部を弾性体31とした図である。
図5のスピンドル取り付け部4の一部を弾性体31とした図である。
図5のスピンドル取り付け部4の取り付け用の穴の一部を円筒状の弾性体とした図である。
剛性の高いフライス盤にて切削する場合のエンドミルとワークの関係図である。ほぼエンドミル8の幅の溝が削れる。
剛性の低いフライス盤にて切削する場合のエンドミル8とワーク20の関係図である。
エンドミル8に円運動を付加して切削した場合のエンドミル8とワーク20の関係図である。エンドミル8の削った溝は円運動分幅が広くなる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
モーター14の軸11に偏芯した錘10を取り付け、モーター14をスピンドル取り付け部4に取り付けて回転させることにより、モーター14に生じる円運動を、スピンドル3に伝え更にエンドミル8に伝える。
【実施例】
【0009】
図1は、スピンドル取り付け部4に、スピンドル3と共にモーター14を並べて取り 付けて共に円運動させる例である。
【実施例】
【0010】
図4は、スピンドル3と円運動発生用モーター14を一体化するパイプ19にて、縦方向に一体化して、スピンドル取り付け部4に取り付けてスピンドル3を円運動させる例である。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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