TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025136302
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034767
出願日
2024-03-07
発明の名称
設定管理装置、設定管理方法、及び設定管理プログラム
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類
H04L
12/28 20060101AFI20250911BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】車載ネットワークの状態に応じて、車載ネットワーク全体の消費電力を設定する。
【解決手段】
設定管理装置は、車載ネットワークに接続された車載装置のソフトウェアを更新する場合に、前記車載ネットワークに接続された1又は複数の車載装置の構成及び前記車載ネットワークの構成を示す構成情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記構成情報に基づいて、前記ソフトウェア更新後における前記1又は複数の車載装置の動作のシミュレーションを実行し、前記ソフトウェアの更新後における前記1又は複数の車載装置の動作が成立するか否かを判定する判定部と、前記判定部によって成立すると判定された前記1又は複数の車載装置の動作による消費電力に基づいて、前記ソフトウェアの更新後における前記1又は複数の車載装置の設定情報を決定する決定部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車載ネットワークに接続された車載装置のソフトウェアを更新する場合に、前記車載ネットワークに接続された1又は複数の車載装置の構成及び前記車載ネットワークの構成を示す構成情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記構成情報に基づいて、前記ソフトウェア更新後における前記1又は複数の車載装置の動作のシミュレーションを実行し、前記ソフトウェアの更新後における前記1又は複数の車載装置の動作が成立するか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって成立すると判定された前記1又は複数の車載装置の動作による消費電力に基づいて、前記ソフトウェアの更新後における前記1又は複数の車載装置の設定情報を決定する決定部と、
を備える、
設定管理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記判定部は、前記ソフトウェアの更新後における前記1又は複数の車載装置の動作が成立条件を満足するか否かを判定することにより、前記動作が成立するか否かを判定する、
請求項1に記載の設定管理装置。
【請求項3】
前記成立条件は、データの送信元から宛先までの前記データの伝送時間を含む、
請求項2に記載の設定管理装置。
【請求項4】
前記成立条件は、データの送信周期を含む、
請求項2に記載の設定管理装置。
【請求項5】
前記判定部は、前記1又は複数の車載装置の動作のシミュレーションを、前記1又は複数の車載装置の第1動作条件及び第2動作条件のそれぞれにおいて実行し、前記ソフトウェアの更新後における前記1又は複数の車載装置の動作が成立するか否かを、前記第1動作条件及び前記第2条件のそれぞれにおいて判定する、
請求項1に記載の設定管理装置。
【請求項6】
前記決定部は、前記ソフトウェアの更新後における前記1又は複数の車載装置の動作条件を、前記第1動作条件及び前記第2動作条件のうちの前記消費電力が小さい1つに決定し、決定された前記第1動作条件及び前記第2動作条件のうちの1つに基づいて前記設定情報を決定する、
請求項5に記載の設定管理装置。
【請求項7】
前記第1動作条件における前記1又は複数の車載装置の動作が成立し、前記第2動作条件における前記1又は複数の車載装置の動作が成立しないと前記判定部によって判定された場合、前記決定部は、前記ソフトウェアの更新後における前記1又は複数の車載装置の動作条件を前記第1動作条件に決定し、決定された前記第1動作条件に基づいて前記設定情報を決定する、
請求項5に記載の設定管理装置。
【請求項8】
前記第1動作条件は、前記1又は複数の車載装置に搭載されるプロセッサにおける第1クロック周波数を含み、
前記第2動作条件は、前記プロセッサにおける第2クロック周波数を含み、
前記決定部によって前記第1動作条件が決定された場合、前記設定情報は前記第1クロック周波数を含み、
前記決定部によって前記第2動作条件が決定された場合、前記設定情報は前記第2クロック周波数を含む、
請求項5に記載の設定管理装置。
【請求項9】
前記第1動作条件は、前記1又は複数の車載装置に搭載されるプロセッサにおける第1使用コア数を含み、
前記第2動作条件は、前記プロセッサにおける第2使用コア数を含み、
前記決定部によって前記第1動作条件が決定された場合、前記設定情報は前記第1使用コア数を含み、
前記決定部によって前記第2動作条件が決定された場合、前記設定情報は前記第2使用コア数を含む、
請求項5に記載の設定管理装置。
【請求項10】
前記第1動作条件は、前記1又は複数の車載装置におけるデータの第1送信周期を含み、
前記第2動作条件は、前記1又は複数の車載装置におけるデータの第2送信周期を含み、
前記決定部によって前記第1動作条件が決定された場合、前記設定情報は前記第1送信周期を含み、
前記決定部によって前記第2動作条件が決定された場合、前記設定情報は前記第2送信周期を含む、
請求項5に記載の設定管理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、設定管理装置、設定管理方法、及び設定管理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
車両には、エンジン、トランスミッション等を制御する制御系ECU(Electronic Control Unit)、ヘッドライト、パワーウインドウ等を制御するボディ系ECU、ナビゲーション装置、マルチメディア機器等の情報系ECU等、多種の車載装置が搭載される。各車載装置は、車載ネットワークに接続され、相互に通信することができる。これらのECUでは、それぞれの機能を実現するために様々なソフトウェアが稼働する。
【0003】
特許文献1には、車載ネットワークにおける通信バス間の通信を中継する中継装置の動作を、車両の動作状態に応じて低消費電力の動作と高処理能力での動作との間で切り替える方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2016/111213号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、中継装置のみが動作の切り替え対象であり、車載ネットワーク全体での消費電力を最適化することができない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る設定管理装置は、車載ネットワークに接続された車載装置のソフトウェアを更新する場合に、前記車載ネットワークに接続された1又は複数の車載装置の構成及び前記車載ネットワークの構成を示す構成情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記構成情報に基づいて、前記ソフトウェア更新後における前記1又は複数の車載装置の動作のシミュレーションを実行し、前記ソフトウェアの更新後における前記1又は複数の車載装置の動作が成立するか否かを判定する判定部と、前記判定部によって成立すると判定された前記1又は複数の車載装置の動作による消費電力に基づいて、前記ソフトウェアの更新後における前記1又は複数の車載装置の設定情報を決定する決定部と、を備える。
【0007】
本開示は、上記のような特徴的な構成を備える設定管理装置、特徴的な処理をステップとする設定管理方法、及びコンピュータに特徴的な処理を実行させるための設定管理プログラムとして実現することができるだけでなく、前記設定管理装置を含む設定管理システムとして実現したり、前記設定管理装置の一部又は全部を半導体集積回路として実現したりすることができる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、車載ネットワークの状態に応じて、車載ネットワーク全体の消費電力を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る車載システムの構成の一例を示すブロック図である。
図2は、実施形態に係るサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3は、実施形態に係るサーバの機能の一例を示す機能ブロック図である。
図4は、車両情報データベースの構成の一例を示す図である。
図5Aは、ECUデータベースの構成の一部の一例を示す図であり、第1テーブルを示す図である。
図5Bは、ECUデータベースの構成の他の一部の一例を示す図であり、第2テーブルを示す図である。
図6は、実施形態に係る設定管理システムにおける車載ネットワークの設定管理の一例を示すシーケンス図である。
図7は、設定管理処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<本開示の実施形態の概要>
以下、本開示の実施形態の概要を列記して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
他の特許を見る