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公開番号
2025141511
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024041482
出願日
2024-03-15
発明の名称
タイヤの性能評価方法及び性能評価装置
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01M
17/02 20060101AFI20250919BHJP(測定;試験)
要約
【課題】湿潤路面でのタイヤの性能を正確に評価できる性能評価方法等を提供する。
【解決方法】タイヤの性能評価方法は、車両を湿潤路面で走行させるとともに、前記タイヤを急制動させて前記車両を停止させる制動工程S1と、前記制動工程S1中の前記車両の速度及び加速度を時系列で測定する計測工程S2と、前記計測工程で測定された前記車両の前記加速度の前記時系列の変化に基づいて、前記制動工程中の前記タイヤのハイドロプレーニング発生確率を推定する計算工程S3とを含む。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
湿潤路面でのタイヤの性能を評価するための方法であって、
前記タイヤが装着された車両を、前記湿潤路面で走行させるとともに、前記タイヤを急制動させて前記車両を停止させる制動工程と、
前記制動工程中の前記車両の速度及び加速度を時系列で測定する計測工程と、
前記計測工程で測定された前記車両の前記加速度の前記時系列の変化に基づいて、前記制動工程中の前記タイヤのハイドロプレーニング発生確率を推定する計算工程とを含む、
タイヤの性能評価方法。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記計算工程は、
前記車両の制動初期での前記加速度と時刻との関数である第1加速度関数を計算する第1計算工程と、
前記車両の制動終期での前記加速度と時刻との関数である第2加速度関数を計算する第2計算工程とを含む、請求項1に記載のタイヤの性能評価方法。
【請求項3】
前記第1加速度関数は、前記車両の制動初期の予め定められた第1時間の範囲内での前記加速度と時刻との関数であり、
前記第2加速度関数は、前記車両の制動終期の予め定められた第2時間の範囲内での前記加速度と時刻との関数である、請求項2に記載のタイヤの性能評価方法。
【請求項4】
前記第1時間は、全制動時間の10%以上である、請求項3に記載のタイヤの性能評価方法。
【請求項5】
前記第2時間は、全制動時間の10%以上である、請求項3に記載のタイヤの性能評価方法。
【請求項6】
前記第1加速度関数は、前記第1時間の範囲内での前記加速度の1次近似直線である、請求項3に記載のタイヤの性能評価方法。
【請求項7】
前記第2加速度関数は、前記第2時間の範囲内での前記加速度の1次近似直線である、請求項3に記載のタイヤの性能評価方法。
【請求項8】
前記第2加速度関数は、前記第2時間の範囲内での前記加速度の平均値である、請求項3に記載のタイヤの性能評価方法。
【請求項9】
前記計算工程は、前記第2加速度関数に対する前記第1加速度関数の割合に基づいて、前記ハイドロプレーニング発生確率を推定する推定工程を含む、請求項3に記載のタイヤの性能評価方法。
【請求項10】
前記第1加速度関数は、前記車両の制動初期の予め定められた第1速度域での前記加速度と時刻との関数であり、
前記第2加速度関数は、前記車両の制動終期の予め定められた第2速度域での前記加速度と時刻との関数である、請求項2に記載のタイヤの性能評価方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤの性能を評価する方法等に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、湿潤路面でのタイヤの性能を評価する方法が種々提案されている。例えば、特許文献1には、ハイドロプレーニング収束速度を推定し、タイヤの性能を評価する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-184497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に示された方法では、タイヤ間の性能差が現れない場合があり、さらなる改善が望まれている。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、湿潤路面でのタイヤの性能を正確に評価できる性能評価方法等を提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、湿潤路面でのタイヤの性能を評価するための方法であって、
前記タイヤが装着された車両を、前記湿潤路面で走行させるとともに、前記タイヤを急制動させて前記車両を停止させる制動工程と、
前記制動工程中の前記車両の速度及び加速度を時系列で測定する計測工程と、
前記計測工程で測定された前記車両の前記加速度の前記時系列の変化に基づいて、前記制動工程中の前記タイヤのハイドロプレーニング発生確率を推定する計算工程と、
前記ハイドロプレーニング発生確率に基づいて前記タイヤの性能を評価する評価工程とを含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明の性能評価方法は、上記構成を有しているので、湿潤路面でのタイヤの性能を正確に評価できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の性能評価装置の一実施形態を示す略図である。
車両の速度に対するタイヤの接地面積指数の変化を示すグラフである。
制動時における車両の速度と加速度の推移を示す概念図である。
本発明の性能評価方法の手順を示すフローチャートである。
図4の計算工程の詳細を示すフローチャートである。
第1加速度関数及び第2加速度関数の一例を示すグラフである。
第1加速度関数及び第2加速度関数の変形例を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の性能評価装置1の構成を示す略図である。性能評価装置1は、湿潤路面100でのタイヤ2の性能を評価するための装置である。
【0010】
図1に示されるように、本実施形態の性能評価装置1は、計測部3と、計算部4とを備えている。本実施形態の計測部3及び計算部4は、評価対象であるタイヤ2が装着された車両10に搭載されているが、車外に設置されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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