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公開番号2025141805
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2025010410,2024040881
出願日2025-01-24,2024-03-15
発明の名称マンコンベヤ
出願人フジテック株式会社
代理人個人
主分類B66B 25/00 20060101AFI20250919BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】 歩行速度が遅い人が一人でステップに乗る場合に、ステップの走行速度を適切な速度にすることができるマンコンベヤを提供する。
【解決手段】 マンコンベヤは、人を搬送するために走行するステップと、乗り部の第1定位置の人を検出する第1人検出部と、乗り部の第2定位置の人を検出する第2人検出部と、ステップの走行速度を制御する処理装置と、を備え、処理装置は、第1人検出部及び第2人検出部の検出に基づいて、人の歩行速度を演算し、ステップの走行速度が設定走行速度よりも速いときに演算した歩行速度が設定歩行速度以下である場合に、ステップの走行速度を設定走行速度以下へする低速制御を実行する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
人を搬送するために走行するステップと、
乗り部の第1定位置の人を検出する第1人検出部と、
前記乗り部の第2定位置の人を検出する第2人検出部と、
前記ステップの走行速度を制御する処理装置と、を備え、
前記処理装置は、
前記第1人検出部及び前記第2人検出部の検出に基づいて、人の歩行速度を演算し、
前記ステップの走行速度が設定走行速度よりも速いときに前記演算した歩行速度が設定歩行速度以下である場合に、前記ステップの走行速度を設定走行速度以下へする低速制御を実行する、マンコンベア。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記ステップの上の第3定位置の人を検出する第3人検出部をさらに備え、
前記処理装置は、前記低速制御を実行した後に前記第3人検出部が人を検出した場合に、前記低速制御を終了する、請求項1に記載のマンコンベヤ。
【請求項3】
前記処理装置は、前記低速制御を実行した後に前記第3人検出部が人を検出してから前記ステップが設定距離だけ走行した場合に、前記低速制御を実行する、請求項2に記載のマンコンベヤ。
【請求項4】
前記処理装置は、前記第1人検出部及び前記第2人検出部の少なくとも一つが設定時間だけ人を連続して検出した場合に、前記低速制御を実行しない、請求項1~3の何れか1項に記載のマンコンベヤ。
【請求項5】
前記第1人検出部は、
前記乗り部の左側の前記第1定位置の人を検出する第1左人検出部と、
前記乗り部の右側の前記第1定位置の人を検出する第1右人検出部と、を含み、
前記第2人検出部は、
前記乗り部の左側の前記第2定位置の人を検出する第2左人検出部と、
前記乗り部の右側の前記第2定位置の人を検出する第2右人検出部と、を含み、
前記処理装置は、
前記第1左人検出部及び前記第2左人検出部の検出に基づいて、人の歩行速度を演算し、且つ、前記第1右人検出部及び前記第2右人検出部の検出に基づいて、人の歩行速度を演算する、請求項1~3の何れか1項に記載のマンコンベヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、マンコンベヤに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、マンコンベヤは、人を搬送するために走行するステップと、ステップの走行速度を制御する処理装置とを備えている(例えば、特許文献1)。ところで、例えば、高齢者や子供といった歩行速度が遅い特定人が、ステップに乗るときに、ステップの走行速度が速い場合には、当該特定人がステップに乗り難いことがある。
【0003】
それに対して、特許文献1に係るマンコンベヤにおいては、人が所持する携帯端末の情報に基づいて、処理装置は、ステップの走行速度を変更している。しかしながら、高齢者や子供は、携帯端末を所持していないことが多い。また、乗り部に他の人がおらず、当該特定人が一人でステップに乗る場合には、周りの人からの助けを得ることができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-37201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、課題は、歩行速度が遅い人が一人でステップに乗る場合に、ステップの走行速度を適切な速度にすることができるマンコンベヤを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
マンコンベヤは、
人を搬送するために走行するステップと、
乗り部の第1定位置の人を検出する第1人検出部と、
前記乗り部の第2定位置の人を検出する第2人検出部と、
前記ステップの走行速度を制御する処理装置と、を備え、
前記処理装置は、
前記第1人検出部及び前記第2人検出部の検出に基づいて、人の歩行速度を演算し、
前記ステップの走行速度が設定走行速度よりも速いときに前記演算した歩行速度が設定歩行速度以下である場合に、前記ステップの走行速度を設定走行速度以下へする低速制御を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態に係るマンコンベヤの概要図
同実施形態に係るマンコンベヤの要部正面図
同実施形態に係るマンコンベヤの要部平面図
同実施形態に係るマンコンベヤの制御ブロック図
他の実施形態に係るマンコンベヤの要部平面図
さらに他の実施形態に係るマンコンベヤの要部平面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
各図面において、構成要素の寸法は、例えば、理解を容易にするために、実際の寸法に対して拡大、縮小して示す場合があり、また、各図面の間での寸法比は、一致していない場合がある。なお、各図面において、例えば、理解を容易にするために、構成要素の一部を省略して示す場合がある。
【0009】
第1、第2等の序数を含む用語は、多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、構成要素は、この用語によって特に限定されるものではない。なお、序数を含む構成要素の個数は、特に限定されず、例えば、一つでもよい場合がある。また、以下の明細書及び図面で用いられる序数は、特許請求の範囲に記載された序数と異なる場合がある。
【0010】
以下、マンコンベヤにおける一実施形態について、図1~図4を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、マンコンベヤの構成等の理解を助けるために例示するものであり、マンコンベヤの構成を限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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