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公開番号2025144581
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024044292
出願日2024-03-20
発明の名称ステータの製造方法及びステータ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H02K 15/10 20250101AFI20250926BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】簡単な構成でステータコアとコイルセグメントとを接触させないようにする技術を提供する。
【解決手段】ステータの製造方法は、環状をなしたステータコア10を備え、ステータコア10は、ステータコア10を軸方向に貫通してステータコア10の軸周りの周方向に並んで形成された複数のスロット15を有するステータ1の製造方法である。ステータの製造方法は、スロット15に対応した開口部43を有する絶縁紙40をステータコア10の一端に配置する配置工程と、配置工程を実行後、スロット15に一端側からコイルセグメント20Aを挿入する挿入工程と、を含む。配置工程は、軸方向から見て、スロット15の第1開口縁16よりもスロット15の内側に開口部43の縁部を突出させて絶縁紙40を配置する。挿入工程は、開口部43の縁部を第1開口縁16よりもスロット15の内側に突出させた状態でコイルセグメント20Aをスロット15に挿入する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
環状をなしたステータコアを備え、前記ステータコアは、前記ステータコアを軸方向に貫通して前記ステータコアの軸周りの周方向に並んで形成された複数のスロットを有するステータの製造方法であって、
各前記スロットに対応した開口部を有する絶縁紙を前記ステータコアの前記軸方向の一端に配置する配置工程と、
前記配置工程を実行後、前記スロットに前記軸方向の前記一端側からコイルセグメントを挿入する挿入工程と、
を含み、
前記配置工程は、前記軸方向から見た場合、前記スロットの開口縁の少なくとも一部において前記開口縁よりも前記スロットの内側に前記開口部の縁部が突出するように前記絶縁紙を配置し、
前記挿入工程は、前記開口部の縁部を前記開口縁よりも前記スロットの内側に突出させた状態で前記コイルセグメントを前記スロットに挿入する、ステータの製造方法。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記配置工程は、前記軸方向から見た場合、前記開口縁の前記周方向の両端よりも前記スロットの内側に前記開口部の縁部が突出するように前記絶縁紙を配置する、請求項1に記載のステータの製造方法。
【請求項3】
前記配置工程は、前記ステータコアの径方向において前記開口縁の外側の端部よりも前記スロットの内側に前記開口部の縁部が突出するように前記絶縁紙を配置する、請求項2に記載のステータの製造方法。
【請求項4】
前記開口部における前記周方向の開口寸法は、前記コイルセグメントにおける前記周方向の幅寸法よりも小さく、
前記挿入工程を実行後、前記スロット内の前記軸方向の中央部から、前記スロットの内面と前記コイルセグメントの外面との間の空間に絶縁樹脂を充填する充填工程を更に含む、請求項2又は請求項3に記載のステータの製造方法。
【請求項5】
環状をなしたステータコアと、絶縁紙と、コイルと、を備え、
前記ステータコアは、前記ステータコアを軸方向に貫通して前記ステータコアの軸周りの周方向に並んで形成された複数のスロットを有し、
前記絶縁紙は、各前記スロットに対応した開口部を有して前記ステータコアの前記軸方向の一端に配置され、
前記コイルの一部は、前記スロットに収容され、
前記ステータコアの前記一端から前記軸方向に突出する前記コイルにおける前記周方向の両端には、前記開口部の端縁が接触している、ステータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ステータの製造方法及びステータに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1、2には、コイルを巻回したステータコアを有するモータの構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
再表WO2019/220956
特開2010-57273号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ステータコアは、金属板を打ち抜いて形成される場合、バリが形成され易い。このため、バリにコイルが接触しないようにしながらコイルをステータコアに巻回する必要がある。また、コイルセグメントをステータコアに取り付ける構成の場合、ステータコアのバリがコイルセグメントに触れて、コイルセグメントの外面に配置された被膜を傷つけてしまう懸念がある。
【0005】
そこで、本開示は、簡単な構成でステータコアとコイルセグメントとを接触させないようにする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の開示のステータの製造方法は、
環状をなしたステータコアを備え、前記ステータコアは、前記ステータコアを軸方向に貫通して前記ステータコアの軸周りの周方向に並んで形成された複数のスロットを有するステータの製造方法であって、
各前記スロットに対応した開口部を有する絶縁紙を前記ステータコアの前記軸方向の一端に配置する配置工程と、
前記配置工程を実行後、前記スロットに前記軸方向の前記一端側からコイルセグメントを挿入する挿入工程と、
を含み、
前記配置工程は、前記軸方向から見た場合、前記スロットの開口縁の少なくとも一部において前記開口縁よりも前記スロットの内側に前記開口部の縁部が突出するように前記絶縁紙を配置し、
前記挿入工程は、前記開口部の縁部を前記開口縁よりも前記スロットの内側に突出させた状態で前記コイルセグメントを前記スロットに挿入する、ステータの製造方法。
【0007】
第2の開示のステータは、
環状をなしたステータコアと、絶縁紙と、コイルと、を備え、
前記ステータコアは、前記ステータコアを軸方向に貫通して前記ステータコアの軸周りの周方向に並んで形成された複数のスロットを有し、
前記絶縁紙は、各前記スロットに対応した開口部を有して前記ステータコアの前記軸方向の一端に配置され、
前記コイルの一部は、前記スロットに収容され、
前記ステータコアの前記一端から前記軸方向に突出する前記コイルにおける前記周方向の両端には、前記開口部の端縁が接触している。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、簡単な構成でステータコアとコイルセグメントとを接触させないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態のステータを軸方向に切断した形態を示す斜視図である。
図2は、ステータコアを示す部分拡大斜視図である。
図3は、絶縁紙を取り付けたステータコアを軸方向から見た部分拡大平面図である。
図4は、位置決め部品を示す斜視図である。
図5は、コイルセグメントを示す斜視図である。
図6は、ステータを軸線方向から見た平面図である。
図7は、図6におけるA-A断面図である。
図8は、他の実施形態の絶縁紙をステータコアに取り付けた状態を示す部分拡大平面図である。
図9は、別の他の実施形態の絶縁紙をステータコアに取り付けた状態を示す部分拡大平面図である。
図10は、開口部を孔とした絶縁紙をステータコアに取り付けた状態を示す部分拡大平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。
(【0011】以降は省略されています)

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