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公開番号
2025146201
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024046853
出願日
2024-03-22
発明の名称
水質予測方法及び水質制御方法
出願人
栗田工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C02F
1/00 20230101AFI20250926BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】少数の水質項目の値と分析することにより他の水質項目の値を予測する水質予測方法を提供する。
【解決手段】水系の水質項目(A)の値と水質項目(B)の値との相関関係を求めておき、水質項目(A)の実測値を求め、該水質項目(A)の実測値と該相関関係とに基づいて水質項目(B)の予測値を得る水質予測方法。前記水質項目(A)は例えば電気伝導率であり、前記水質項目(B)は塩化物イオン濃度、カルシウム硬度及びFeイオン濃度の1又は2以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
水系の水質項目(A)の値と水質項目(B)の値との相関関係を求めておき、水質項目(A)の実測値を求め、該水質項目(A)の実測値と該相関関係とに基づいて水質項目(B)の予測値を得る水質予測方法。
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【請求項2】
前記水質項目(A)は電気伝導率であり、前記水質項目(B)は塩化物イオン濃度、カルシウム硬度及びFeイオン濃度の1又は2以上である請求項1の水質予測方法。
【請求項3】
水系の水質項目(A)の実測値と、請求項1又は2の水質予測方法により求めた水質項目(B)の予測値とからなる当該水系の水の複数の水質項目の水質値に基づいて、薬注制御、ブロー制御、又はROの運転制御、ブロワー制御、pH制御を行う水系の水質制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、排水や用水等の水の水質を予測する方法と、この方法を用いた水系の水質制御方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
排水を処理したり用水を使用したりする場合、水の水質を測定し、それに基づいて薬剤を添加したり、ブローする等の処理が施される。
【0003】
例えば、ボイラ水系や冷却水系では、電気伝導率、pH、酸化還元電位、塩化物イオン濃度、硫酸イオン濃度、マグネシウム硬度、カルシウム硬度、シリカ濃度、金属(鉄、銅、亜鉛等)イオン濃度、アンモニウムイオン濃度、TOC(全有機炭素)、COD(化学的酸素要求量)、濁度などを測定し、各種薬剤の注入量やブロー量を制御する。この場合、電気伝導率、pH、酸化還元電位等の少数項目だけに基づいた制御では、適切な水質管理ができないおそれがある。
【0004】
そこで、現場で採取した水を持ち帰った後、複数の水質項目について分析を行い、得られた測定値に基づいて各種薬剤の注入量やブロー量を調整することが行われている(特許文献1)。しかし、この場合、採水から分析までの時間が長くなり、制御遅れが生じやす。また、分析コストも高い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-58857号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、少数の水質項目の値を分析することにより他の水質項目の値を予測する水質予測方法と、この方法を用いた水系の水質制御方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の要旨は、次の通りである。
【0008】
[1] 水系の水質項目(A)の値と水質項目(B)の値との相関関係を求めておき、水質項目(A)の実測値を求め、該水質項目(A)の実測値と該相関関係とに基づいて水質項目(B)の予測値を得る水質予測方法。
【0009】
[2] 前記水質項目(A)は電気伝導率であり、前記水質項目(B)は塩化物イオン濃度、カルシウム硬度及びFeイオン濃度の1又は2以上である[1]の水質予測方法。
【0010】
[3] 水系の水質項目(A)の実測値と、[1]又は[2]の水質予測方法により求めた水質項目(B)の予測値とからなる当該水系の水の複数の水質項目の水質値に基づいて、薬注制御、ブロー制御、又はROの運転制御、ブロワー制御、pH制御を行う水系の水質制御方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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