意匠ウォッチ

発行日2025-08-04
公報種別意匠公報(S)
登録番号1805059
登録日2025-07-24
意匠に係る物品財布
意匠分類B4-4(かばん又は携帯用袋物)
出願番号2025001735
出願日2025-01-30
意匠権者株式会社ワイドシステム
代理人弁理士法人維新国際特許事務所
意匠に係る物品の説明本物品は、開閉可能な箇所が正面側と背面側との2箇所に設けられた折り畳み型の財布である。本物品は、2箇所の紙幣類収納部と、2箇所のカード類収納部と、小銭類収納部と、を備えている。参考図1乃至3に示されるとおり、本物品の正面側の開閉箇所を開くと、帯状に延びる本体部の内面側において、長手方向一側に設けられた小銭類収納部及び2箇所のカード類収納部が現れる一方、長手方向他側に設けられた紙幣類を留めるホルダー部(以下「ホルダー部」という。)が現れるようになっている。小銭収納部は、本体部の長手方向一側部分を2つ折りにした内側に折り畳まれた状態になっており、斜視図4に示されるとおり、本体部の長手方向一側部分を開くと、それに連動して小銭類収納部の小銭を投入する部分が開口するようになっている。参考図1及び2に示されるとおり、第1カード類収容部は、小銭収納部の本体部側に位置している。第1カード類収納部には、引出可能なカード類引き出し部(以下「引き出し部」という。)が設けられており、カード類使用時には引き出し部を引っ張ることによってカード類収納部からカード類が出てくるため、カード類を簡単に取り出すことが可能である。一方、第2カード類収容部は、本体部の内面側に設けられていて、第1カード類収容部とでカード類の分別収納が可能になっている。参考図3及び4に示されるとおり、小銭類収納部及び第1カード類収納部は、本体部の長手方向一端縁部と本体部の一方の長辺部とにおいて連続して繋ぎ合わされていて、本体部の内面側と第1カード類収納部及びホルダー部の間との間において第1紙幣類収納部が構成されている。第1紙幣類収納部は、本体部の内面側と第1カード類収納部との間に紙幣類の一端側を挟み、かつ、本体部の内面側とホルダー部との間に紙幣類の他端側を挟むことで紙幣類を収納可能になっている。小銭類収納部及び第1カード類収納部が本体部の他方の長辺部に繋ぎ合わされていないので、第1紙幣類収納部への紙幣類の出し入れは、本体部の他方の長辺側からし易くなっている。一方、参考図5に示されるとおり、本物品の背面側の開閉箇所を開くと、第2紙幣類収納部が現れるようになっている。第2紙幣類収納部は、帯状に延びるカバー部の内面側と本体部の外面側との間で構成され、カバー部と本体部との間に紙幣類を挟むことで紙幣類を収納可能になっている。参考図3及び4に示されるとおり、カバー部は、本体部の長手方向他端縁部と本体部の一方の長辺部の一部(接合部A)と本体部の他方の長辺部の一部(接合部B)とにおいて連続して繋ぎ合わされている。接合部Aの幅が接合部Bの幅よりも短く設定されているので、第2紙幣類収納部への紙幣類の出し入れは、本体部の一方の長辺側からし易くなっている。このように、本物品は、紙幣類の出し入れをする箇所が異なる2つの紙幣類収納部を有するので、紙幣類の分別収納を可能とし、結果、所持金等の把握と必要な紙幣類の取り出しとを容易にしている。
意匠の説明各図の表面部に表された濃淡は、立体表面の形状を表すものである。

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