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公開番号2025006410
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107195
出願日2023-06-29
発明の名称車両用吸気装置
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類B60K 13/02 20060101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約【課題】エンジンルーム内で暖められた暖気が吸気ダクトの吸気口に後方から回り込んで吸入されることを抑制でき、吸気密度の低下によるエンジン出力の低下を防止できる車両用吸気装置を提供すること。
【解決手段】吸気ダクト52の車両幅方向の左方側に、アッパコアサポート5により上部を支持されるラジエータ42が配置され、吸気ダクト52は、吸気口53の車両幅方向の左方側端部に、アッパコアサポート5の上面の後縁に沿って車両幅方向の左方側に延びる遮断壁部59を有する。遮断壁部59は、その上端部よりも下端部が前方に位置するように、前下がりに傾斜している。吸気ダクト52は、吸気口53の車両幅方向の左方側端部に、車両前方に向かって伸びる側壁部55を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の前部のエンジンルーム内において車両前方を向いて開口する吸気口を有する吸気ダクトと、前記吸気ダクトが取り込んだ空気をエンジンに送る吸気ホースと、を備え、
前記車両の前部において車両幅方向に延びるサポート部材の上面に前記吸気ダクトが取り付けられている車両用吸気装置であって、
前記吸気ダクトの車両幅方向の一方側に、前記サポート部材により上部を支持されるラジエータが配置され、
前記吸気ダクトは、前記吸気口の車両幅方向の一方側端部に、前記サポート部材の上面の後縁に沿って車両幅方向の一方側に延びる遮断壁部を有することを特徴とする車両用吸気装置。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記遮断壁部は、その上端部よりも下端部が前方に位置するように、前下がりに傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の車両用吸気装置。
【請求項3】
前記吸気ダクトは、前記吸気口の車両幅方向の一方側端部に、車両前方に向かって伸びる側壁部を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用吸気装置。
【請求項4】
前記吸気ダクトの車両幅方向の一方側における下流側端部から前記吸気口までの長さが、前記吸気ダクトの車両幅方向の他方側における下流側端部から前記吸気口までの長さよりも長いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用吸気装置。
【請求項5】
前記サポート部材の上方に、前記車両の前部において車両幅方向に延びる車体部材が配置され、
前記遮断壁部の上端部が、車両高さ方向において前記車体部材と同位置または前記車体部材よりも高い位置に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用吸気装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用吸気装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、エンジンルーム内に吸気ダクトを取り付けるための吸気ダクトの取付構造が記載されている。特許文献1において、車両前方のエンジンルームの前側には、ラジエータサポートが配置されており、ラジエータサポートの上部は、車両幅方向に延在されている。また、ラジエータサポートの上部には、吸気ダクトの前側部分が取り付けられている。吸気ダクトは、前方に吸入部を有し、後方に排出部を有している。吸入部には、前方に開口した吸入口が形成されており、排出部には、後方に開口した排出口が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6350317号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の従来の技術にあっては、ラジエータを後方に通過した空気の一部が、エンジン等に当たって前方に向かって流れる。このため、エンジン等によって温められた暖気が吸気ダクトの吸気口に後方から回り込んで吸入され、吸気密度の低下によりエンジン出力が低下するおそれがあった。
【0005】
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、エンジンルーム内で暖められた暖気が吸気ダクトの吸気口に後方から回り込んで吸入されることを抑制でき、吸気密度の低下によるエンジン出力の低下を防止できる車両用吸気装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車両の前部のエンジンルーム内において車両前方を向いて開口する吸気口を有する吸気ダクトと、前記吸気ダクトが取り込んだ空気をエンジンに送る吸気ホースと、を備え、前記車両の前部において車両幅方向に延びるサポート部材の上面に前記吸気ダクトが取り付けられている車両用吸気装置であって、前記吸気ダクトの車両幅方向の一方側に、前記サポート部材により上部を支持されるラジエータが配置され、前記吸気ダクトは、前記吸気口の車両幅方向の一方側端部に、前記サポート部材の上面の後縁に沿って車両幅方向の一方側に延びる遮断壁部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
このように上記の本発明によれば、エンジンルーム内で暖められた暖気が吸気ダクトの吸気口に後方から回り込んで吸入されることを抑制でき、吸気密度の低下によるエンジン出力の低下を防止できる車両用吸気装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施例に係る車両用吸気装置を備えた車両の前部の平面図である。
図2は、本発明の一実施例に係る車両用吸気装置の平面図である。
図3は、本発明の一実施例に係る車両用吸気装置の正面図である。
図4は、図1に示す車両用吸気装置のIV-IV方向の矢視断面である。
図5は、図1に示す車両用吸気装置のV-V方向の矢視断面である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係る車両用吸気装置は、車両の前部のエンジンルーム内において車両前方を向いて開口する吸気口を有する吸気ダクトと、吸気ダクトが取り込んだ空気をエンジンに送る吸気ホースと、を備え、車両の前部において車両幅方向に延びるサポート部材の上面に吸気ダクトが取り付けられている車両用吸気装置であって、吸気ダクトの車両幅方向の一方側に、サポート部材により上部を支持されるラジエータが配置され、吸気ダクトは、吸気口の車両幅方向の一方側端部に、サポート部材の上面の後縁に沿って車両幅方向の一方側に延びる遮断壁部を有することを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係る車両用吸気装置は、エンジンルーム内で暖められた暖気が吸気ダクトの吸気口に後方から回り込んで吸入されることを抑制でき、吸気密度の低下によるエンジン出力の低下を防止できる。
【実施例】
【0010】
以下、本発明の一実施例に係る車両用吸気装置について、図面を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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