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公開番号2025071646
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-08
出願番号2023181990
出願日2023-10-23
発明の名称車両の表示制御装置および車両の道路状況検知装置
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人東京国際特許事務所
主分類G08G 1/16 20060101AFI20250428BHJP(信号)
要約【課題】 情報の取得にカメラを採用した場合に、表示およびその他の制御に不具合が生じる事態を抑制する。
【解決手段】
車両の表示制御装置1は、前方カメラ301により撮影された画像または映像をもとに、車両が走行中の道路の状況に関する情報を取得する。そして、道路の地図情報または車両の挙動に関する車両情報をもとに、状況に関する情報の信頼度Drelを判定し、この信頼度Drelに応じて、状況に関する情報(曲率C)を新たに取得した情報に更新する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両前方の道路を撮影可能に配置された前方カメラにより撮影された画像または映像をもとに、前記車両が走行中の道路の状況に関する情報を取得する道路情報取得手段と、
前記道路の地図情報または前記車両の挙動に関する車両情報をもとに、前記道路情報取得手段により取得した前記状況に関する情報の信頼度を判定する信頼度判定手段と、
前記信頼度判定手段により判定した信頼度に応じて、前記状況に関する情報を前記道路情報取得手段により取得した最新の情報に更新する道路情報更新手段と、
前記道路情報更新手段による更新後の情報を表示する道路情報表示手段と、を備える、車両の表示制御装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記道路情報取得手段は、前記状況に関する情報として、前記道路の曲率を取得する、請求項1に記載の車両の表示制御装置。
【請求項3】
前記道路情報更新手段は、前記状況に関する情報の信頼度が高いときほど、前記情報を高い頻度で更新する、請求項1または2に記載の車両の表示制御装置。
【請求項4】
前記道路情報更新手段は、増加または減少可能に設定された更新判定値を有し、前記更新判定値が所定値に達した場合に、前記情報を更新するものであって、所定時間ごとに前記更新判定値に加算されまたは前記更新判定値から減算される変化分を、前記情報の信頼度に応じて異ならせる、請求項3に記載の車両の表示制御装置。
【請求項5】
前記地図情報は、走行中の道路の種別、車両前方における分岐路の有無、車両前方における車線数の増減または車両前方における工事区間の有無のうち、少なくとも1つを含む、請求項3に記載の車両の表示制御装置。
【請求項6】
前記車両情報は、車両のヨーレートまたは運転者における車線変更意思の有無のうち、少なくとも一方を含む、請求項3に記載の車両の表示制御装置。
【請求項7】
車両前方の道路を撮影可能に配置された前方カメラにより撮影された画像または映像をもとに、前記車両が走行中の道路の状況に関する情報を取得する道路情報取得手段と、
前記道路の地図情報または前記車両の挙動に関する車両情報をもとに、前記道路情報取得手段により取得した前記状況に関する情報の信頼度を判定する信頼度判定手段と、
前記信頼度判定手段により判定した信頼度に応じて、前記状況に関する情報を前記道路情報取得手段により取得した最新の情報に更新する道路情報更新手段と、を備える、車両の道路状況検知装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の表示制御装置および車両の道路状況検知装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両前方の道路の状況を表す画像を生成するとともに、この画像をディスプレイに表示して、道路の状況に対する運転者の認識を促す技術が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-145434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
システムの高度化を背景に、道路標識等の物標に加え、道路の状況に関する情報をリアルタイムで表示する技術の開発が進んでいる。しかし、情報の取得にカメラを採用した場合は、車線を区画する境界線(「レーンマーク」と呼ばれる)の複雑さから、一般道路での運用が困難であり、比較的容易とされる高速道路での運用が検討されているに止まるのが現状である。一般道路での運用を想定した場合は、道路の形状、特にその指標の一つである曲率の、カメラからの画像に基づく検出が安定せず、表示にハンチングが生じることにより、運転者に却って不安を感じさせることが懸念される。
【0005】
このような実情に鑑み、本発明は、情報の取得にカメラを採用した場合に、表示およびその他の制御に不具合が生じる事態を抑制することのできる車両の表示制御装置および車両の道路状況検知装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の課題を解決するため、本発明の一形態に係る車両の表示制御装置は、車両前方の道路を撮影可能に配置された前方カメラにより撮影された画像または映像をもとに、前記車両が走行中の道路の状況に関する情報を取得する道路情報取得手段と、前記道路の地図情報または前記車両の挙動に関する車両情報をもとに、前記道路情報取得手段により取得した前記状況に関する情報の信頼度を判定する信頼度判定手段と、前記信頼度判定手段により判定した信頼度に応じて、前記状況に関する情報を前記道路情報取得手段により取得した最新の情報に更新する道路情報更新手段と、前記道路情報更新手段による更新後の情報を表示する道路情報表示手段と、を備える。
【0007】
本発明の他の形態に係る車両の道路状況検知装置は、車両前方の道路を撮影可能に配置された前方カメラにより撮影された画像または映像をもとに、前記車両が走行中の道路の状況に関する情報を取得する道路情報取得手段と、前記道路の地図情報または前記車両の挙動に関する車両情報をもとに、前記道路情報取得手段により取得した前記状況に関する情報の信頼度を判定する信頼度判定手段と、前記信頼度判定手段により判定した信頼度に応じて、前記状況に関する情報を前記道路情報取得手段により取得した最新の情報に更新する道路情報更新手段と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一形態によれば、前方カメラにより撮影された画像または映像から取得された情報の信頼度を判定し、表示や他の制御等に用いられる情報をこの信頼度に応じて更新する。これにより、情報の取得に前方カメラを採用した場合に、検出が安定しなかったり、表示にハンチングが生じたりすることにより、運転者に不安を感じさせたり、表示または他の制御に不具合が生じたりする事態を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る車両の表示制御装置の構成を示す概略図である。
同上実施形態に係るコントローラ(表示コントローラ)の内部構成を示す概略図である。
表示コントローラが実施する制御(曲率表示制御)の全体的な流れを示すフローチャートである。
同上制御における更新可否判定処理の内容を示すフローチャートである。
同上制御におけるゲイン設定処理の内容を示すフローチャートである。
同上制御により切り替えられる曲率表示画像の一例を示す概略図である。
カウント値を用いた更新可否判定の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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