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公開番号2025028639
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-03
出願番号2023133572
出願日2023-08-18
発明の名称バックル及びシートベルト装置
出願人Joyson Safety Systems Japan合同会社
代理人個人,個人
主分類A44B 11/28 20060101AFI20250221BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約【課題】サイズを小さくすると共にコストを抑えることができるバックル、及びこのバックルを備えたシートベルト装置を提供する。
【解決手段】 バックル10は、ベース11と、タングに係止する爪部12dを有するラッチ部材12と、タングとラッチ部材12とのラッチ時にラッチ部材12のラッチ解除方向の移動を阻止するスライダロック部材14と、スライダロック部材14とラッチ部材12との間に縮設されたスライダスプリング17と、タングを離脱させるエジェクタ15と、タングを離脱させる方向にエジェクタ15を付勢するエジェクタスプリングと、を備える。前記エジェクタスプリングは、ベース11の短手方向中央部に並列に配置されたエジェクタスプリング18a及びエジェクタスプリング18bを有する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
底部及び該底部の一対の側縁部から起立する一対の側壁を有するベースと、
前記側壁に非ラッチ位置とラッチ位置との間で回動可能に支持されるとともに、タングが所定位置に挿入されたときラッチ位置に回動してこのタングに係止する爪部を有するラッチ部材と、
前記タングと前記ラッチ部材とのラッチ時に前記ラッチ部材のラッチ解除方向の移動を阻止するスライダロック部材と、
前記スライダロック部材と前記ラッチ部材との間に縮設されたスライダスプリングと、
前記タングを離脱させるエジェクタと、
前記タングを離脱させる方向に前記エジェクタを付勢するエジェクタスプリングと、
前記ベースの前記側壁に長手方向に移動可能に設けられ、ラッチ解除操作で前記スライダロック部材を押圧し、前記ラッチ部材のラッチ解除方向への移動を許容する解除ボタンと、
を備え、
前記エジェクタスプリングは、前記ベースの短手方向中央部に並列に配置された第1エジェクタスプリング及び第2エジェクタスプリングを有する、バックル。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記第1エジェクタスプリング及び前記第2エジェクタスプリングは一端側が連結されている、請求項1に記載のバックル。
【請求項3】
乗員に装着されるシートベルトと、
前記シートベルトに移動可能に支持されたタングと、
前記タングが係止される請求項1又は2に記載のバックルと、
を備えるシートベルト装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等の座席に装備されるシートベルト装置及びこのシートベルト装置用のバックルに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等の車両には、一般に、乗員が着座する腰掛部(シートボトム)と乗員の背面に位置する背もたれ部(シートバック)とを備えた座席に乗員を拘束するシートベルト装置が設けられている。シートベルト装置は、乗員を拘束するウェビングと、ウェビングの巻き取りを行うリトラクタと、座席の側面に配置されたバックルと、ウェビングに移動可能に支持されたタングと、を備え、タングをバックルに嵌着させることによって乗員を座席に拘束している。
【0003】
従来のバックルは、挿入されたタングの係止孔に進入してタングを係止するラッチ部材と、ラッチ部材をタングの係止孔から脱出させてタングとの係止を解除する操作ボタンと、ラッチ部材がタングとの係止を解除したときにタングをバックルから離脱する方向に押圧するエジェクタと、このエジェクタをタングがバックルから離脱する方向に常時付勢するエジェクタスプリングとを有する。
【0004】
エジェクタスプリングは、バックル性能に求められるばね力を発生させるために、長手方向にある程度の長さを持つものが使用されており、バックルはその長手方向(タング挿入方向)に比較的長くなり、バックル小型化が困難であった。
【0005】
特許文献1には、ベースの一方の側壁より外側に第1エジェクタスプリングを配設し、ベースの他方の側壁より外側に第2エジェクタスプリングを配設し、タング挿入方向の長さを短くするバックルが開示されている。しかし、ベースの側壁より外側にエジェクタスプリングを配置するため、タング挿入方向と直交するバックル短手方向(幅方向)のサイズが大きくなっていた。また、ベースの側壁より外側の領域でエジェクタスプリングを保持するための追加部品が必要になり、コストが増加していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2012/081189号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記従来の実状に鑑みてなされたものであり、サイズを小さくすると共にコストを抑えることができるバックル、及びこのバックルを備えたシートベルト装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のバックルは、底部及び該底部の一対の側縁部から起立する一対の側壁を有するベースと、前記側壁に非ラッチ位置とラッチ位置との間で回動可能に支持されるとともに、タングが所定位置に挿入されたときラッチ位置に回動してこのタングに係止する爪部を有するラッチ部材と、前記タングと前記ラッチ部材とのラッチ時に前記ラッチ部材のラッチ解除方向の移動を阻止するスライダロック部材と、前記スライダロック部材と前記ラッチ部材との間に縮設されたスライダスプリングと、前記タングを離脱させるエジェクタと、前記タングを離脱させる方向に前記エジェクタを付勢するエジェクタスプリングと、前記ベースの前記側壁に長手方向に移動可能に設けられ、ラッチ解除操作で前記スライダロック部材を押圧し、前記ラッチ部材のラッチ解除方向への移動を許容する解除ボタンと、を備え、前記エジェクタスプリングは、前記ベースの短手方向中央部に並列に配置された第1エジェクタスプリング及び第2エジェクタスプリングを有するものである。
【0009】
本発明の一態様では、前記第1エジェクタスプリング及び前記第2エジェクタスプリングは一端側が連結されている。
【0010】
本発明のシートベルト装置は、乗員に装着されるシートベルトと、前記シートベルトに移動可能に支持されたトングと、前記トングが係止される本発明のバックルと、を備えるものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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