TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025038697
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-19
出願番号
2023145460
出願日
2023-09-07
発明の名称
繊維構造物、および繊維構造物の製造方法
出願人
小松マテーレ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
D06M
15/27 20060101AFI20250312BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】優れた吸放湿性とSR性とを有し、ソフトな風合いを有する繊維構造物、および前記繊維構造物の製造方法を提供する。
【解決手段】分子鎖中にカルボキシ基を有するポリエステル系繊維と、セルロース系繊維とを含み、繊維の表面に、(A)ポリアルキレングリコールジアクリルエステルの重合体と、(B)アニオン系親水剤とが付着している、繊維構造物が提供される。また、ポリエステル系繊維と、セルロース系繊維とを含むベース生地に対し、アルカリ処理する工程と、(A’)ポリアルキレングリコールジアクリルエステルおよび(B)アニオン系親水剤を付与する工程と、重合工程とをこの順に含む、繊維構造物の製造方法が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
分子鎖中にカルボキシ基を有するポリエステル系繊維と、セルロース系繊維とを含み、繊維の表面に、(A)ポリアルキレングリコールジアクリルエステルの重合体と、(B)アニオン系親水剤とが付着している、繊維構造物。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記(B)アニオン系親水剤が、スルホン酸系および硫酸エステル系親水剤のうち少なくとも一方を含む、請求項1に記載の繊維構造物。
【請求項3】
前記(B)アニオン系親水剤が、(B-1)付加重合が可能な単量体を重合させてなる重合物からなる親水剤と、(B-2)付加重合に関与しない化合物からなる親水剤とを含む、請求項1または請求項2に記載の繊維構造物。
【請求項4】
JIS L 1096:2020に記載のD法(ペンジュラム法)で測定した引裂強さが、経、緯とも4.0N以上である、請求項1または請求項2に記載の繊維構造物。
【請求項5】
前記ポリエステル系繊維と、前記セルロース系繊維が、質量比で85/15~33/67の範囲内である、請求項1または請求項2に記載の繊維構造物。
【請求項6】
ポリエステル系繊維と、セルロース系繊維とを含むベース生地に対し、アルカリ処理する工程と、(A’)ポリアルキレングリコールジアクリルエステルおよび(B)アニオン系親水剤を付与する工程と、重合工程とをこの順に含む、繊維構造物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維構造物、および繊維構造物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリエステル系繊維は機械的強度や化学的安定性に優れ、丈夫で、強い条件で洗濯でき、かつ乾きやすい性質を有する。その取り扱い容易さを利用して、ポリエステル系繊維からなる繊維構造物は、衣服や寝具、家具などの日用品の素材に広く用いられている。
【0003】
しかし、疎水性樹脂からなるポリエステル系繊維は、ポリアミド系繊維やセルロース系繊維と比較して、吸水性に乏しいという欠点があり、ポリエステル系繊維からなる繊維製品を高湿度環境下で使用したり、水に濡れたりすると、当該繊維製品を使用している人間が蒸れやベトつきを感じてしまう欠点がある。
【0004】
そこで、ポリエステル系繊維からなる繊維構造物に親水性を付与するべく、様々な試みがなされてきた。
【0005】
例えば、特許文献1では、ポリオキシアルキレンエーテルのジアクリルエステルを親水化剤として合成繊維を改質する技術が開示されている。
【0006】
また、特許文献2では、W型で、特定の扁平度の、鞘芯構造を有するポリエステル繊維から構成される吸水速乾性織編物であって、ポリエステル繊維の鞘部に特定量のポリエチレングリコールを含有させ、アルカリ減量処理することで、ポリエステル繊維の比表面積を特定範囲とした吸水速乾性織編物が記載されている。
【0007】
その他、疎水性のポリエステル系繊維と、親水性のセルロース系繊維などを混紡や交織などの方法で共存させた繊維構造物も広く用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開昭52-150392号公報
特開2008-150728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1の方法で得られるポリエステル系繊維構造物では、未加工の繊維構造物よりも吸湿性を向上させられるが十分ではなく、また、重合親水化剤が三次元的なネットワークを形成して繊維表面に固着するため、風合いが硬くなる課題が存在する。
【0010】
特許文献2の方法で得られるポリエステル繊維構造物は、特殊な組成および特殊な構造の糸を使用しているため、汎用的でなくコストも高くなる課題が存在する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
物干し具
29日前
個人
靴脱水補助具
28日前
個人
盗難防止方法
1か月前
個人
手洗い洗濯用具
29日前
個人
一対開先フック
23日前
個人
物干し竿用ハンガー固定具
10日前
帝人株式会社
ゴム補強用コード
1か月前
セーレン株式会社
導電性布
28日前
株式会社カインズ
物掛け具
15日前
有限会社片桐電機
熱プレス機
1か月前
アクア株式会社
ランドリ機器
10日前
日清紡テキスタイル株式会社
ストレッチ織物
7日前
ライオン株式会社
洗濯用具
1か月前
大和ハウス工業株式会社
物掛け設備
29日前
平岡織染株式会社
産業資材用帆布及びその製造方法
1か月前
シャープ株式会社
洗濯機
1か月前
シャープ株式会社
洗濯機
1か月前
シャープ株式会社
洗濯機
1か月前
株式会社モリイチ
断熱保温パットの製造方法
1か月前
平岡織染株式会社
産業資材用帆布、及びその製造方法
1か月前
松本油脂製薬株式会社
繊維用サイジング剤及びその用途
8日前
ダイキン工業株式会社
撥水剤組成物
1か月前
ダイキン工業株式会社
撥水剤組成物
1か月前
セイコーエプソン株式会社
捺染方法
23日前
花王株式会社
繊維処理剤
14日前
東芝ライフスタイル株式会社
洗濯機
1か月前
シャープ株式会社
洗濯機
6日前
東芝ライフスタイル株式会社
洗濯機
14日前
株式会社日阪製作所
液流式布帛処理装置および布帛
22日前
シャープ株式会社
衣類処理装置
1か月前
プリントメモリアル株式会社
布製身の回り品
14日前
シャープ株式会社
洗濯キャップ
6日前
東芝ライフスタイル株式会社
衣類乾燥機
6日前
デゾン・ジャパン株式会社
繊維集合体
1か月前
東芝ライフスタイル株式会社
衣類処理装置
1か月前
クリナップ株式会社
物干し装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る