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公開番号
2025044648
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-02
出願番号
2023152349
出願日
2023-09-20
発明の名称
二酸化炭素還元用電極触媒
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C25B
11/067 20210101AFI20250326BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約
【課題】二酸化炭素をギ酸に還元するときのファラデー効率が高い二酸化炭素還元用電極触媒を提供する。
【解決手段】本開示の二酸化炭素還元用電極触媒は、インジウム及び塩素を少なくとも含有し、かつ、二酸化炭素を電気化学的に還元する。前記電極触媒は、モル比で、インジウムに対して、0.5倍以上、3.0倍未満の塩素を含有することが好ましい。前記電極触媒は、導電材に担持されており、前記導電材に対して、5質量%以上、30質量%未満のインジウムが担持されている、及び/又は、ガス拡散電極に担持されていることが好ましい。
【選択図】図4B
特許請求の範囲
【請求項1】
インジウム及び塩素を少なくとも含有し、かつ、
二酸化炭素を電気化学的に還元する、
二酸化炭素還元用電極触媒。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記電極触媒が、モル比で、インジウムに対して、0.5倍以上、3.0倍未満の塩素を含有する、請求項1に記載の二酸化炭素還元用電極触媒。
【請求項3】
前記電極触媒が、導電材に担持されている、請求項1又は2に記載の二酸化炭素還元用電極触媒。
【請求項4】
前記導電材に対して、5質量%以上、30質量%未満のインジウムが担持されている、請求項3に記載の二酸化炭素還元用電極触媒。
【請求項5】
前記電極触媒が、ガス拡散電極に担持されている、請求項1又は2に記載の二酸化炭素還元用電極触媒。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、二酸化炭素還元用電極触媒に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
二酸化炭素を触媒で還元し、一酸化炭素、有機酸、アルコール類、及び/又は炭化水素等に変換する技術が注目されている。
【0003】
二酸化炭素を触媒で還元する方法には、大別して、熱力学的還元、光化学的還元、及び電気化学的還元等がある。
【0004】
特許文献1には、電気化学的に二酸化炭素を還元する際に用いる電極触媒が開示されている。具体的には、錫がドープされている酸化インジウム(ITO)及び/又はアンチモンがドープされている酸化錫(ATO)に、金属錫及び/又は二酸化錫が担持されている、電極触媒が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-173131号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1で開示された電極触媒を用いて二酸化炭素を還元すると、比較的高速で、ギ酸を生成することができる。しかし、二酸化炭素をギ酸に還元するときのファラデー効率は55%以上になるものの、最高値は66%に留まっていた。
【0007】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものである。本開示は、二酸化炭素をギ酸に還元するときのファラデー効率が高い二酸化炭素還元用電極触媒を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示者らは、上記目的を達成すべく、鋭意検討を重ね、本開示の二酸化炭素還元用電極触媒を完成させた。本開示の二酸化炭素還元用電極触媒は、次の態様を含む。
〈態様1〉インジウム及び塩素を少なくとも含有し、かつ、
二酸化炭素を電気化学的に還元する、
二酸化炭素還元用電極触媒。
〈態様2〉前記電極触媒が、モル比で、インジウムに対して、0.5倍以上、3.0倍未満の塩素を含有する、態様1に記載の二酸化炭素還元用電極触媒。
〈態様3〉前記電極触媒が、導電材に担持されている、態様1又は2に記載の二酸化炭素還元用電極触媒。
〈態様4〉前記導電材に対して、5質量%以上、30質量%未満のインジウムが担持されている、態様3に記載の二酸化炭素還元用電極触媒。
〈態様5〉前記電極触媒が、ガス拡散電極に担持されている、態様1~4のいずれか一つに記載の二酸化炭素還元用電極触媒。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、インジウム及び塩素を少なくとも含有していることによって、二酸化炭素をギ酸に還元するときのファラデー効率が高い二酸化炭素還元用電極触媒を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、電気化学的還元装置の一例について、その概要を模式的に示す説明図である。
図2は、実施例1の試料をTEM観察したときのHAADF像である。
図3は、実施例1の試料をTEM観察したときのBF像である。
図4Aは、実施例1の試料のXPSスペクトル(In 3d2/5)である。
図4Bは、実施例1の試料のXPSスペクトル(Cl 2p)である。
図5は、実施例1の試料のXRDパターンである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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