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公開番号
2025061048
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2025001996,2022504181
出願日
2025-01-06,2020-07-22
発明の名称
ATRキナーゼ阻害剤としての置換2-モルホリノピリジン誘導体
出願人
リペア セラピューティクス インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07D
471/04 20060101AFI20250403BHJP(有機化学)
要約
【課題】新たな抗がん療法、特に、ATRキナーゼ阻害剤に基づく抗がん療法を提供すること。
【解決手段】以下の式(I):
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025061048000182.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">36</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image>
の化合物またはその薬学的に許容される塩が開示されている。さらに、式(I)の化合物を含む医薬組成物、およびそれらの調製のための方法も開示されている。式(I)の化合物は、毛細血管拡張性運動失調症、およびRAD-3関連プロテインキナーゼ(ATR)の阻害剤であり得、がんなどの疾患または状態の処置のために用いることができる。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(I):
JPEG
2025061048000167.jpg
68
170
[式中、
JPEG
2025061048000168.jpg
17
170
は二重結合であり、各Yが独立してNまたはCR
4
であるか;あるいは
JPEG
2025061048000169.jpg
17
170
は単結合であり、各Yが独立してNR
Y
、カルボニル、またはC(R
Y
)
2
であり、その場合、各R
Y
は独立してHまたは任意選択で置換されるC
1-6
アルキルであり;
R
1
は、任意選択で置換されるC
1-6
アルキルまたはHであり;
R
2
は、
JPEG
2025061048000170.jpg
161
170
JPEG
2025061048000171.jpg
242
170
JPEG
2025061048000172.jpg
68
170
であり;
R
3
は、任意選択で置換されるC
1-9
ヘテロアリールまたは任意選択で置換されるC
1-9
ヘテロアリールC
1-6
アルキルであり;
各R
4
は、独立して、水素、ハロゲン、任意選択で置換されるC
1-6
アルキル、任意選択で置換されるC
2-6
アルケニル、または任意選択で置換されるC
2-6
アルキニルであり;かつ
Xは水素またはハロゲンである]の化合物またはその薬学的に許容される塩。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記化合物が、式(II):
JPEG
2025061048000173.jpg
68
170
の化合物、またはその薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
前記化合物が、式(IB):
JPEG
2025061048000174.jpg
68
170
の化合物またはその薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
前記化合物が、式(IB-a):
JPEG
2025061048000175.jpg
68
170
の化合物またはその薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
前記化合物が、式(I-a):
JPEG
2025061048000176.jpg
68
170
の化合物またはその薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
前記化合物が、式(IA):
JPEG
2025061048000177.jpg
75
170
の化合物またはその薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
前記化合物が、式(IA-a):
JPEG
2025061048000178.jpg
68
170
の化合物またはその薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
前記化合物が、式(IC):
JPEG
2025061048000179.jpg
75
170
の化合物またはその薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
前記化合物が、式(IC-a):
JPEG
2025061048000180.jpg
75
170
の化合物またはその薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
R
1
がメチルである、請求項1に記載の化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化合物及び医薬組成物、それらの調製、ならびに疾患または病態、例えば、がん、特に、毛細血管拡張性運動失調症及びRAD3関連タンパク質(ATR)キナーゼの活性に依存する疾患または病態(例えば、がん)の治療におけるその使用に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
DNA損傷は、紫外線、X線、ならびに活性酸素及び塩基の加水分解などの内因性ストレス要因を含む環境傷害の結果として、細胞内で継続的に発生する。がん細胞は、本質的に細胞内での高頻度なDNA複製により誘発されるDNA損傷を受ける頻度が高い。いくつかのDNA損傷応答(DDR)経路は、DNA損傷の修復を助け、損傷したDNAをもつ細胞の複製を停止する細胞チェックポイントとして機能することで、損傷したDNAが娘細胞に継承される前に修復機能の発生を可能にするように高度に系統的な進化を遂げている。特定されたDNA修復経路はそれぞれ、異なっているが重複する種類のDNA損傷を感知して修復する。
【0003】
重要な細胞周期チェックポイントとして機能する主要なDDRタンパク質のひとつが、ホスホイノシタイド3-キナーゼ関連プロテインキナーゼ(PIKK)のファミリーに関連する、毛細血管拡張性運動失調症変異及びrad3関連(ATR)キナーゼである。ATRは、複製フォークの停止またはヌクレオチド除去修復中に生じる一本鎖(ss)DNA損傷によって活性化されるが、相同組換え時のDNA末端切除後の二本鎖切断によっても活性化される。ATRは、ATR相互作用タンパク質(ATRIP)と呼ばれる補助因子とともに、ssDNAを被覆するRPAタンパク質に結合することによりDNA損傷部位に動員される。次に、ATR/ATRIP複合体が、9-1-1複合体(RAD9、RAD1、及びHUS1)の追加因子の動員により活性化される。9-1-1複合体は、後続のTOPBP1タンパク質を動員し、細胞周期の停止をもたらす下流リン酸化カスケードの活性化にとって重要な工程を代表するものである。ATRキナーゼの主な標的はCHK1であり、CHK1はリン酸化されると、cdc25タンパク質とWee1の両方を標的とし、サイクリン依存性キナーゼ活性の阻害、及びS期またはG2/Mでの細胞周期停止を引き起こす。
【0004】
ATRは細胞分裂に不可欠であるため、重要ながん標的であると特定されている。ATR欠損マウスは胚性致死性であるが、条件付きATRノックアウトされた成体マウスは、急速に増殖する組織及び幹細胞集団での効果により生存可能である。ATR欠損マウス胚性幹細胞は、1~2倍に分裂しただけで、その後、死に至るが、これは分裂細胞の維持にはATRが必要であることを示唆している。興味深いことに、ATRの発現を正常レベルの10%に低下させる低次形態ATR変異を保有するマウスは、骨髄または腸上皮細胞などの増殖中の正常細胞への影響を最小限に抑えながら、H-rasG12D誘発性腫瘍増殖の低下を示した。したがって、発がん性変異、機能不全G1/Sチェックポイント制御(例えば、p53機能の欠損)、他のDNA修復経路(例えば、ATM)の欠損、またはDNA損傷剤(例えば、放射線療法または化学療法剤)の影響を受ける欠損に起因する高レベルの複製ストレスを有するがん細胞は、DNAの修復と生存に関してよりATRに依存する。総じて、こうした結果は、ATR阻害に対する増殖腫瘍細胞の選択的感受性の理論的根拠、及び健常増殖細胞にわたる治療域の可能性を強化するものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
新たな抗がん療法、特にATR阻害剤に基づく抗がん療法が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様では、本発明は、式(I):
【0007】
JPEG
2025061048000001.jpg
68
170
【0008】
[式中、
【0009】
JPEG
2025061048000002.jpg
25
170
【0010】
は二重結合であり、各Yが独立してNまたはCR
4
であるか;あるいは
(【0011】以降は省略されています)
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