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公開番号2025057907
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023167742
出願日2023-09-28
発明の名称階層毎震度情報算出装置およびプログラム
出願人学校法人日本大学,有限会社住環境設計室
代理人個人,個人,個人
主分類G01V 1/01 20240101AFI20250402BHJP(測定;試験)
要約【課題】建物の階層ごとの揺れを迅速に推定する。
【解決手段】階層毎震度情報算出装置は、震央から建物までの距離、震源の深さ、およびマグニチュードを含む地震情報を取得する地震情報取得部と、前記地震情報と、前記建物の構造モデルとに基づいて求められた前記建物の階層ごとの震度を示す階層毎震度情報を教師データとして、前記地震情報と前記階層毎震度情報との対応関係が学習された学習済みモデルに対して、取得された前記地震情報を与えることで、前記学習済みモデルが出力する前記階層毎震度情報を取得する階層毎震度情報取得部と、取得された前記階層毎震度情報を出力する出力部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
震央から建物までの距離、震源の深さ、およびマグニチュードを含む地震情報を取得する地震情報取得部と、
前記地震情報と、前記建物の構造モデルとに基づいて求められた前記建物の階層ごとの震度を示す階層毎震度情報を教師データとして、前記地震情報と前記階層毎震度情報との対応関係が学習された学習済みモデルに対して、取得された前記地震情報を与えることで、前記学習済みモデルが出力する前記階層毎震度情報を取得する階層毎震度情報取得部と、
取得された前記階層毎震度情報を出力する出力部と、
を備える階層毎震度情報算出装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記学習済みモデルは、前記地震情報に含まれるそれぞれの情報が示す数値を2次元マトリクスに並べたマトリクス画像を学習対象として、前記地震情報と前記階層毎震度情報との対応関係が学習されている
請求項1に記載の階層毎震度情報算出装置。
【請求項3】
前記マトリクス画像は、前記地震情報に含まれるそれぞれの情報の重みに応じた頻度の情報配置パターンを有する
請求項2に記載の階層毎震度情報算出装置。
【請求項4】
コンピュータに、
震央から建物までの距離、震源の深さ、およびマグニチュードを含む地震情報を取得することと、
前記地震情報と、前記建物の構造モデルとに基づいて求められた前記建物の階層ごとの震度を示す階層毎震度情報を教師データとして、前記地震情報と前記階層毎震度情報との対応関係が学習された学習済みモデルに対して、取得された前記地震情報を与えることで、前記学習済みモデルが出力する前記階層毎震度情報を取得することと、
取得された前記階層毎震度情報を出力することと、
を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、階層毎震度情報算出装置およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
地震発生時に、地震動による建物の揺れを迅速に推定できることが望ましい。これに関し、従来、地震波形などに基づいて地震動を推定することが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-116397号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
地震発生後に建物の揺れを推定する際に、リアルタイムに得られる地震動の情報を建物モデルに与えてシミュレーションを行うことが考えられる。推定対象の建物が多階層の建物である場合、階層ごとに揺れが異なる場合があり、この場合には、建物の階層ごとに揺れを推定できることが望ましい。しかしながら、建物モデルによるシミュレーションは演算量が比較的多い。特に、多階層の建物は、建物モデルがより複雑になるため、建物の階層ごとに揺れを推定する場合には、推定結果を得るまでに時間がかかり、迅速な推定が難しい、という課題があった。
【0005】
本開示は、このような事情を考慮してなされたもので、建物の揺れを迅速に推定することができる階層毎震度情報算出装置およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、震央から建物までの距離、震源の深さ、およびマグニチュードを含む地震情報を取得する地震情報取得部と、前記地震情報と、前記建物の構造モデルとに基づいて求められた前記建物の階層ごとの震度を示す階層毎震度情報を教師データとして、前記地震情報と前記階層毎震度情報との対応関係が学習された学習済みモデルに対して、取得された前記地震情報を与えることで、前記学習済みモデルが出力する前記階層毎震度情報を取得する階層毎震度情報取得部と、取得された前記階層毎震度情報を出力する出力部と、を備える階層毎震度情報算出装置である。
【0007】
本発明の一態様は、コンピュータに、震央から建物までの距離、震源の深さ、およびマグニチュードを含む地震情報を取得することと、前記地震情報と、前記建物の構造モデルとに基づいて求められた前記建物の階層ごとの震度を示す階層毎震度情報を教師データとして、前記地震情報と前記階層毎震度情報との対応関係が学習された学習済みモデルに対して、取得された前記地震情報を与えることで、前記学習済みモデルが出力する前記階層毎震度情報を取得することと、取得された前記階層毎震度情報を出力することと、を実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る階層毎震度情報算出装置およびプログラムによれば、建物の階層ごとの揺れを迅速に推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の建物震度推定システムの機能構成の一例を示す図である。
本実施形態の建物震度推定システムによる震度推定モデルの概要を示す図である。
本実施形態の階層毎震度学習装置の機能構成の一例を示す図である。
本実施形態の学習モデル生成部の構成の一例を示す図である。
本実施形態の地震情報出力装置の動作の流れの一例を示す図である。
本実施形態の構造モデルの一例を示す図である。
本実施形態の地震情報の構成の一例を示す図である。
本実施形態の推定対象階層情報の一例を示す図である。
本実施形態の層毎震度推定結果の一例を示す図である。
本実施形態の階層推定毎震度階級情報の一例を示す図である。
本実施形態の階層毎学習対象地震情報の配置パターンの一例を示す図である。
本実施形態の項目毎の重みの一例を示す図である。
本実施形態の値代入後の階層毎学習対象地震情報の一例を示す図である。
本実施形態の学習済みモデルの学習の一例を示す図である。
本実施形態の階層毎震度算出装置の動作の流れの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[建物震度推定システム1の構成]
図1は、本実施形態の建物震度推定システム1の機能構成の一例を示す図である。建物震度推定システム1は、地震情報出力装置2と、学習モデル記憶部3と、表示装置4と、階層毎震度算出装置100とを備えている。
建物震度推定システム1は、人工知能(artificial intelligence;AI)を用いて高層建物の特定階層の揺れ指標値推測方法であるといえる。
(【0011】以降は省略されています)

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