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公開番号2025059412
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169486
出願日2023-09-29
発明の名称鞍乗り型車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類B62K 25/20 20060101AFI20250403BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】スイングアームの内部に水や塗料等が残った場合、水や塗料等を容易に排出でき、後輪支持部が締め付けられる場合に、高い締め付け力を確保でき、さらには、スイングアームの軽量化が図れる鞍乗り型車両を提供する。
【解決手段】鞍乗り型車両は、車体フレーム(11)に後輪(15)を懸架するスイングアーム(16)を備え、前記スイングアーム(16)の後輪支持部(60)に前記後輪(15)を車軸(15a)を介して支持する鞍乗り型車両において、前記後輪支持部(60)は、前記後輪支持部(60)の車幅方向外側の外面と車幅方向内側の内面との間に、前記車軸(15a)が挿通されるカラー(96)を備え、前記カラー(96)は、前記後輪支持部(60)の外面に固定され、前記後輪支持部(60)の内面に、前記後輪支持部(60)の上下幅一杯に延びて開口する開放孔(69)を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
車体フレーム(11)に後輪(15)を懸架するスイングアーム(16)を備え、前記スイングアーム(16)の後輪支持部(60)に前記後輪(15)を車軸(15a)を介して支持する鞍乗り型車両において、
前記後輪支持部(60)は、前記後輪支持部(60)の車幅方向外側の外面と車幅方向内側の内面との間に、前記車軸(15a)が挿通されるカラー(96)を備え、
前記カラー(96)は、前記後輪支持部(60)の外面に固定され、
前記後輪支持部(60)の内面に、
前記後輪支持部(60)の上下幅一杯に延びて開口する開放孔(69)を備える、
鞍乗り型車両。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記後輪支持部(60)は、内板部材(70)と外板部材(90)で形成され、
前記開放孔(69)は、前記内板部材(70)の後端部(RS-2)と、前記外板部材(90)の後端部(RS-1)の間に形成される、
請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項3】
前記後輪支持部(60)は、後輪(15)を支持する車軸(15a)の位置を車両前後方向に調整する長孔形状の車軸支持孔(68)を有し、
前記開放孔(69)は、前記車軸支持孔(68)の後端側を囲う略U状である、
請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両。
【請求項4】
前記後輪支持部(60)は、後輪(15)を支持する車軸(15a)の位置を車両前後方向に調整する長孔形状の車軸支持孔(68)を有し、
前記開放孔(69)の最前端は、前記車軸(15a)が前記車軸支持孔(69)の最後端にあるときの車軸中心よりも後方側に位置して形成される、
請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両。
【請求項5】
前記外板部材(90)の後端部(RS-1)の後端形状と、前記内板部材(70)の後端部(RS-2)の後端形状が、前記後輪支持部(60)の内面視において、略相似形であり、各々の後端角は共にR形状である、
請求項2に記載の鞍乗り型車両。
【請求項6】
前記開放孔(69)は、前記後輪支持部(60)の上面視において、前記外板部材(90)と重なり、前記外板部材(90)と前記開放孔(69)の重なり部の前端は、前記後輪支持部(60)の内面と直交する、
請求項2に記載の鞍乗り型車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗り型車両に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、車体フレームに後輪を懸架するスイングアームを備え、前記スイングアームの後輪支持部に前記後輪を支持する鞍乗り型車両を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-051454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の構成では、スイングアームの内部に水や塗料等が残った場合、水や塗料等が排出され難いという課題がある。また、後輪支持部の剛性が高いために、後輪支持部が締め付けられる場合に、高い締め付け安定性を確保し難いと共に、スイングアームの軽量化を図り難いという課題がある。
本発明は、上述した課題を解消し、スイングアームの内部に水や塗料等が残った場合、水や塗料等を容易に排出できると共に、後輪支持部が締め付けられる場合に高い締め付け安定性を確保でき、さらには、スイングアームの軽量化が図れる鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
鞍乗り型車両は、車体フレームに後輪を懸架するスイングアームを備え、前記スイングアームの後輪支持部に前記後輪を車軸を介して支持する鞍乗り型車両において、前記後輪支持部は、前記後輪支持部の車幅方向外側の外面と車幅方向内側の内面との間に、前記車軸が挿通されるカラーを備え、前記カラーは、前記後輪支持部の外面に固定され、前記後輪支持部の内面に、前記後輪支持部の上下幅一杯に延びて開口する開放孔を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、スイングアームの内部に水や塗料等が残った場合、水や塗料等を容易に排出できると共に、後輪支持部が締め付けられる場合に高い締め付け安定性を確保でき、さらには、スイングアームの軽量化が図れる鞍乗り型車両を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。
本発明の実施の形態に係るスイングアームの斜視図である。
スイングアーム後部の拡大斜視図である。
左エンドピースの分解斜視図である。
車幅方向内側視による左エンドピースの平面図である。
左エンドピースの上面図である。
車幅方向内側視による左エンドピースの斜視図である。
左エンドピースの拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
【0009】
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
【0010】
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
(【0011】以降は省略されています)

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