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公開番号2025062274
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171220
出願日2023-10-02
発明の名称車両用加飾部品および車両用加飾部品の製造方法
出願人株式会社小糸製作所
代理人弁理士法人あお葉国際特許事務所
主分類B32B 27/00 20060101AFI20250407BHJP(積層体)
要約【課題】有色樹脂基材の表面を発泡させて加飾模様を形成した車両用加飾部品において、従来とは異なる表面の外観を呈する車両用加飾部品を提供する。
【解決手段】車両用加飾部品10は、有色樹脂で構成され、表面に、発泡層32で形成されるレーザー加飾模様30を有する車両用加飾部品10であって、レーザー加飾模様30内に、レーザー加飾模様30の地色よりも暗色の変色層34により形成された変色模様を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
有色樹脂で構成され、
表面に、発泡層で形成されるレーザー加飾模様を有する車両用加飾部品であって、
前記レーザー加飾模様内に、前記レーザー加飾模様の地色よりも暗色の変色層により形成された変色模様を有することを特徴とする車両用加飾部品。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記変色模様は、複数の前記暗色の細線が、所定の方向に、所定の間隔で配列された、縞模様であることを特徴とする請求項1に記載の車両用加飾部品。
【請求項3】
前記変色模様は、幅10~15μmの細線が30~40μmの間隔で配列された縞模様であることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用加飾部品。
【請求項4】
(a)有色樹脂で構成されるワークの表面における被加飾領域に、レーザー光を照射して第1の照射領域の前記表面に発泡層を形成するステップと、
(b)第2の照射領域が、前記ステップ(a)での前記第1の照射領域の少なくとも一部とオーバーラップするように、前記レーザー光を照射して、前記表面にさらに前記発泡層を形成するとともに、前記第1の照射領域と、前記第2の照射領域とのオーバーラップ部分に変色層を形成するステップとを備え、
前記発泡層により構成される加飾模様内に前記変色層により構成される変色模様を形成することを特徴とする車両用加飾部品の製造方法。
【請求項5】
前記レーザー光の出力エネルギー、前記第1のおよび前記第2の照射領域を定義するビームスポット径、ならびに、前記オーバーラップ部分の寸法を定義する前記ステップ(a)と前記ステップ(b)との照射線間隔が、
前記第1のおよび前記第2の照射領域において、前記レーザー光の照射による照射エネルギー量が、前記有色樹脂の白色発現閾値以上かつ変色閾値未満となり、
前記オーバーラップ部分の少なくとも一部において、前記ステップ(a)の前記レーザー光の照射による蓄積エネルギーと、前記ステップ(b)の前記レーザーの照射による照射エネルギーとの複合エネルギーが、前記変色閾値を超えるように設定されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用加飾部品の製造方法。
【請求項6】
前記変色模様は、前記ステップ(a)および(b)において、前記レーザー光を、所定の方向に直線状に走査して形成される、複数の暗色の細線からなる縞模様であることを特徴とする請求項4または5に記載の車両用加飾部品の製造方法。
【請求項7】
前記縞模様は、幅10~15μmの細線が、30~40μmの間隔で均一に配列された縞模様であることを特徴とする請求項6に記載の車両用加飾部品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、樹脂成形品の表面にレーザーを照射して加飾模様を形成した車両用加飾部品および車両用加飾部品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両用加飾部品として、樹脂基材の表面にレーザーを照射することにより、模様を施したものが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1に開示された車両用加飾部品では、透明樹脂基材の表面に反射金属膜を形成し、反射金属膜の一部を、レーザーを照射して剥離することにより、加飾模様が形成されている。
【0004】
一方、特許文献2に開示された車両用加飾部品では、不透明な有色樹脂基材の表面に、レーザーを照射することにより、樹脂を溶融して発泡させ、発泡層を形成し、発泡層と基材の色のコントラストにより加飾模様が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-107789号公報
特開2013-132669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
発泡層による加飾模様は、白っぽい光沢を有する外観を示す。しかし、近年では、デザインの多様性に対する需要者の要求から、新たな外観を呈する車両用加飾部品の提案が求められていた。
【0007】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、有色樹脂基材の表面を発泡させて加飾模様を形成した車両用加飾部品において、従来とは異なる表面の外観を呈する車両用加飾部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る車両用加飾部品は、以下の構成を有する。
1.有色樹脂で構成され、表面に、発泡層で形成されるレーザー加飾模様を有する車両用加飾部品であって、前記レーザー加飾模様内に、前記発泡層の色よりも暗色の変色層により形成された変色模様を有する。
【0009】
(作用効果)従来の発泡層でレーザー加飾模様を構成する車両用加飾部品では、加飾模様は、均一で、白っぽい光沢を有する外観を示していた。上記構成により、加飾模様内に加飾模様の地色よりも暗色の変色模様を形成したことにより、加飾模様内に任意の変色模様を表すことができ、白っぽい光沢とは異なる印象の外観を呈することができるので、車両用加飾部品の意匠性が向上する。
【0010】
2.上記1の態様において、前記変色模様は、複数の前記暗色の細線が、所定の方向に、所定の間隔で配列された、縞模様であることも好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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