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公開番号
2025063397
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023172540
出願日
2023-10-04
発明の名称
静電荷像現像用トナーの製造方法
出願人
花王株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
9/08 20060101AFI20250409BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】低温低湿環境下での連続印刷においても、ベタ画像のカスレとカブリが抑制される静電荷像現像用トナーの製造方法に関すること。
【解決手段】少なくとも非晶性樹脂及び結晶性成分を溶融混練する工程(1)、該工程(1)で得られた混練物を粉砕した後、得られた粉砕物を無機微粒子の存在下、さらに粉砕する工程(2)、及び該工程(2)で得られた粉砕物を分級する工程(3)を有する、静電荷像現像用トナーの製造方法であって、前記トナーが示差走査熱量計による前記結晶性成分由来の吸熱ピーク温度を60℃以上90℃以下に有し、該吸熱ピークの吸熱量が4.0J/g以上20.0J/g以下であり、前記トナーのパウダーレオメーター測定によるかさ密度が0.570g/mL以上0.610g/mL以下である、静電荷像現像用トナーの製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも非晶性樹脂及び結晶性成分を溶融混練する工程(1)、該工程(1)で得られた混練物を粉砕した後、得られた粉砕物を無機微粒子の存在下、さらに粉砕する工程(2)、及び該工程(2)で得られた粉砕物を分級する工程(3)を有する、静電荷像現像用トナーの製造方法であって、前記トナーが示差走査熱量計による前記結晶性成分由来の吸熱ピーク温度を60℃以上90℃以下に有し、該吸熱ピークの吸熱量が4.0J/g以上20.0J/g以下であり、前記トナーのパウダーレオメーター測定によるかさ密度が0.570g/mL以上0.610g/mL以下である、静電荷像現像用トナーの製造方法。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
工程(1)における結晶性成分の使用量が、非晶性樹脂100質量部に対して4質量部以上40質量部以下である、請求項1記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
【請求項3】
工程(2)において、粉砕物100質量部に対して無機微粒子0.1質量部以上2.8質量部以下を用いて粉砕する、請求項1又は2記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
【請求項4】
非晶性樹脂が、非晶性ポリエステル樹脂である、請求項1~3いずれか記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等において形成される潜像の現像に用いられる静電荷像現像用トナーの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真システムの発展に伴い、高画質化及び高速化に対応した静電荷像現像用トナー(以下、単に「トナー」ともいう)の開発が求められている。例えば、マシンの高速化によって、定着時に記録紙に塗工されたトナーへ加わる熱量が低下するため、トナーにより優れた低温定着性が要求されている。
【0003】
トナーは、主に非晶性樹脂を主成分として含有しているが、低温定着性の向上に有効な結晶性成分の配合が検討されている。
【0004】
一方、画像形成装置内でのトナーの搬送や補給の効率を高めるために、トナーのかさ密度や緩み見掛け密度の調整が提案されている(特許文献1~4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-124317号公報
特開2014-89384号公報
国際公開第2018-061933号
特開2016-170246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、低温定着性向上のために、トナー中に結晶性成分を多量に配合すると、結晶性成分がトナー粒子表面に露出しやすく、耐久性が低下する。特に、低温低湿環境下では、外添剤の脱離によりトナーの流動性が悪化してベタ画像にカスレが生じたり、高帯電化によるカブリが発生しやすい。
【0007】
本発明は、低温低湿環境下での連続印刷においても、ベタ画像のカスレとカブリが抑制される静電荷像現像用トナーの製造方法に関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、少なくとも非晶性樹脂及び結晶性成分を溶融混練する工程(1)、該工程(1)で得られた混練物を粉砕した後、得られた粉砕物を無機微粒子の存在下、さらに粉砕する工程(2)、及び該工程(2)で得られた粉砕物を分級する工程(3)を有する、静電荷像現像用トナーの製造方法であって、前記トナーが示差走査熱量計による前記結晶性成分由来の吸熱ピーク温度を60℃以上90℃以下に有し、該吸熱ピークの吸熱量が4.0J/g以上20.0J/g以下であり、前記トナーのパウダーレオメーター測定によるかさ密度が0.570g/mL以上0.610g/mL以下である、静電荷像現像用トナーの製造方法に関する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の方法により、低温低湿環境下での連続印刷においても、ベタ画像のカスレとカブリが抑制される静電荷像現像用トナーが得られる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、結晶性成分を多く含むトナーを溶融混練粉砕法により製造する際に、混練物を粗粉砕した後、粗粉砕物の微粉砕を無機微粒子の存在下で行うことにより、静電荷像現像用トナーを得る方法である。本発明の方法により、低温低湿環境下でも耐久性に優れたトナーが得られる理由は定かではないが、以下のように推察される。なお、下記メカニズムは推定であり、これに限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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