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公開番号2025070135
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180224
出願日2023-10-19
発明の名称粉末化粧料
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 8/19 20060101AFI20250424BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】塗布中の伸び広がり、肌への付着性に優れ、塗布直後の仕上がりが明るく、経時での化粧のテカリや、化粧トレ、化粧よれがなく、仕上がりの明るさに優れた粉末化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)アミノ変性シリコーン処理された粉体、
(B)窒化ホウ素、
(C)酸化亜鉛、
(D)融点が30~61℃未満の油成分 0.05~4質量%
を含有し、成分(D)に対する成分(B)の質量割合(B)/(D)が、10~200である粉末化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)アミノ変性シリコーン処理された粉体、
(B)窒化ホウ素、
(C)酸化亜鉛、
(D)融点が30~61℃未満の油成分 0.05~4質量%
を含有し、成分(D)に対する成分(B)の質量割合(B)/(D)が、10~200である粉末化粧料。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
成分(A)の含有量が、1~20質量%であり、成分(B)の含有量が、5~40質量%であり、成分(C)の含有量が、0.1~20質量%である請求項1記載の粉末化粧料。
【請求項3】
成分(D)に対する成分(A)及び(C)の合計量の質量割合[(A)+(C)]/(D)が、10~200である請求項1又は2記載の粉末化粧料。
【請求項4】
成分(C)が、疎水化処理された酸化亜鉛である請求項1~3のいずれか1項記載の粉末化粧料。
【請求項5】
有機樹脂粉体を含まない請求項1~4のいずれか1項記載の粉末化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粉末化粧料に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、粉末化粧料では、塗布時の滑らかさや、化粧持続性に優れることが求められている。
例えば、特許文献1には、アミノ変性シリコーン処理粉体と板状酸化亜鉛を含有する粉体化粧料が、塗布時に滑らかな伸び広がりを有し、きしみ感といった肌負担感がなく、更に塗布膜に不自然な白さを与えずに、優れた紫外線遮断効果、化粧持続効果を有することが記載されている。
特許文献2には、微粒子金属酸化物、アミノ変性シリコーン処理粉体及び特定量のシリコーン油を含有する固形粉末化粧料が、透明感に優れ、きしみ感がなく、成型物表面のなめらかさに優れながらも、成型物の収縮がなく耐衝撃性にも優れることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-168636号公報
国際公開2019/098134
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の粉末化粧料では、塗布時の伸び広がりや、付着性、仕上がりの明るさなどの点で、十分満足できるものではなかった。
一方、有機樹脂粉体は、柔らかく、付着性に優れる感触を有することから、粉末化粧料などに用いられているが、化粧の持続性に劣り、肌がくすんで見えるという課題があった。
また、有機球状粉体の多くは、マイクロプラスチックビーズと呼ばれ、海洋環境において大きな社会問題となっており、化粧料への配合が規制されつつある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、有機樹脂粉体を含有しなくとも、アミノ変性シリコーン処理粉体と酸化亜鉛を含有した化粧料に、窒化ホウ素と融点が30~61℃未満の油成分を特定の質量割合で併用することにより、塗布中の伸び広がり、肌への付着性に優れ、塗布直後の仕上がりが明るく、経時での化粧のテカリや、化粧トレ、化粧よれがなく、仕上がりの明るさに優れた粉末化粧料が得られることを見出した。
【0006】
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)アミノ変性シリコーン処理された粉体、
(B)窒化ホウ素、
(C)酸化亜鉛、
(D)融点が30~61℃未満の油成分 0.05~4質量%
を含有し、成分(D)に対する成分(B)の質量割合(B)/(D)が、10~200である粉末化粧料に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の粉末化粧料は、塗布中の伸び広がり、肌への付着性に優れ、塗布直後の仕上がりが明るく、経時での化粧のテカリや、化粧トレ、化粧よれがなく、仕上がりの明るさに優れたものである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
成分(A)のアミノ変性シリコーン処理された粉体は、粉体の表面の一部又は全体をアミノ変性シリコーンで処理したものであり、その粒子形状は制限されず、例えば、球状、針状、板状、不定形等のいずれでも良い。
粉体としては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、体質顔料、着色顔料、光輝性顔料等を用いることができる。
体質顔料としては、例えば、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、セリサイト、窒化ホウ素、マイカ、ガラスフレーク、合成金雲母、カオリン、クレー、ベントナイト、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、アルミナ等の無機顔料及びこれらの複合顔料などが挙げられる。複合顔料の具体例としては、酸化チタン被覆雲母、酸化亜鉛被覆雲母、酸化チタン・酸化亜鉛被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、硫酸バリウム・酸化チタン被覆マイカ、酸化鉄被覆合成金雲母、酸化クロム被覆雲母チタン、酸化チタン被覆ガラス末、酸化鉄被覆ガラス末、酸化チタン内包ガラス末、酸化鉄内包ガラス末等が挙げられる。
【0009】
着色顔料としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、紺青、群青、酸化クロム、水酸化クロム、(チタン/酸化チタン)焼結物等の金属酸化物;マンガンバイオレット、チタン酸コバルト等の金属錯体;カーボンブラック等の無機顔料;赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色405号、赤色505号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色401号、青色1号、青色404号等の合成有機顔料;β-カロチン、カラメル、パプリカ色素等の天然有機色素などが挙げられる。
【0010】
光輝性顔料としては、マイカ、合成金雲母、ガラス、タルク、無水ケイ酸、アルミナ等の板状粉体等の表面を、酸化チタン、酸化鉄、酸化ケイ素、紺青、酸化クロム、酸化スズ、水酸化クロム、金、銀、カルミン、有機顔料等の着色剤で被覆したものなどを用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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