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公開番号2025069982
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023179973
出願日2023-10-19
発明の名称液晶表示装置
出願人上海天馬微電子有限公司
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G02F 1/1368 20060101AFI20250424BHJP(光学)
要約【課題】モアレを抑制すると共に、遮光体による表示ムラを抑制した液晶表示装置を提供する。
【解決手段】液晶表示装置は、第1液晶表示パネルと第2液晶表示パネルとを備える。第2液晶表示パネルは、遮光性を有するスイッチング素子240と、第1方向に延び遮光性を有する第1遮光パターン260と、第2方向に延び遮光性を有する第2遮光パターン270と、遮光性を有する複数の遮光体280とを有する。第1遮光パターン260は、第1方向に対して傾斜した第1傾斜部262aと第1方向に対して第1傾斜部262aと反対方向に傾斜した第2傾斜部262bとを有する第1遮光線262と、第1遮光線262に隣接し第1方向に対して第1遮光線262と線対称な第2遮光線264とを含む。遮光体280は、第1遮光線262と第2遮光線264との間隔Lが第1方向の両側から連続的に拡がる領域S1のうちの、交差線CLと対称軸SLとの間に位置する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
複数の色の異なるサブ画素を有する第1主画素が配置され、カラーの表示要素を表示する第1液晶表示パネルと、
前記第1液晶表示パネルに重なり、複数の前記第1主画素に対応する第2主画素が配置され、モノクロの表示要素を表示する第2液晶表示パネルと、を備え、
前記第2液晶表示パネルは、前記第2主画素を駆動し、遮光性を有するスイッチング素子と、所定の第1方向に延び、繰り返し配置され、遮光性を有する第1遮光パターンと、前記第1方向に垂直な所定の第2方向に延び、繰り返し配置され、遮光性を有する第2遮光パターンと、遮光性を有する複数の遮光体とを有し、
前記第1遮光パターンは、前記第1方向に延び、前記第1方向に対して傾斜した第1傾斜部と前記第1方向に対して前記第1傾斜部と反対方向に傾斜した第2傾斜部とを有する第1遮光線と、前記第1遮光線に隣接し、前記第1方向に対して前記第1遮光線と線対称な第2遮光線とを含み、
前記遮光体のそれぞれは、前記第1遮光パターンと前記第2遮光パターンに囲まれ、前記第1遮光線と前記第2遮光線との間隔が前記第1方向の両側から連続的に拡がる領域のうちの、前記第1遮光パターンと前記第2遮光パターンの交点を結び、前記第1方向に延びる交差線と、前記第1遮光パターンの対称軸との間に位置し、
前記第1遮光線と前記第2遮光線の少なくとも一方は、前記第2液晶表示パネルの走査配線から形成されている、
液晶表示装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第2遮光パターンは、前記第2方向に延びる第3遮光線と、前記第2方向に延び前記第3遮光線に隣接する第4遮光線とを含み、
前記第3遮光線と前記第4遮光線の少なくとも一方は、前記第2液晶表示パネルの信号配線から形成されている、
請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項3】
前記複数の遮光体の少なくとも一部が、前記第2主画素の画素電極に接続している、前記スイッチング素子のドレイン電極のコンタクト部から形成されている、
請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項4】
1つの前記スイッチング素子は、複数の前記画素電極に接続している、
請求項3に記載の液晶表示装置。
【請求項5】
前記第2主画素は複数の画素電極を有し、
前記複数の画素電極の境界の少なくとも一部が、前記第1遮光パターン又は前記第2遮光パターンに沿っている、
請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項6】
前記遮光体は、前記交差線と前記第1遮光パターンの対称軸との間に、2つずつ配置されている、
請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項7】
前記第1遮光線は、前記第1傾斜部と前記第2傾斜部とを接続し、前記第1方向に平行に延びる第1平坦部を有し、
前記第2遮光線は、前記第1傾斜部に対向する第3傾斜部と、前記第2傾斜部に対向する第4傾斜部と、前記第3傾斜部と前記第4傾斜部とを接続し前記第1方向に平行に延びる第2平坦部とを有する、
請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項8】
平面視した場合、前記遮光体の中心は、前記第1平坦部又は前記第2平坦部の前記第1方向に延びる中心線から、前記第2方向に前記サブ画素の1つ分離れて位置している、
請求項7に記載の液晶表示装置。
【請求項9】
前記遮光体は、前記交差線と前記第1遮光パターンの対称軸との間に、2つずつ配置され、
平面視した場合、前記遮光体のそれぞれは、前記第1平坦部の一方の端部と前記第2平坦部の一方の端部とを結び前記第2方向に延びる直線の上、又は、前記第1平坦部の他方の端部と前記第2平坦部の他方の端部とを結び前記第2方向に延びる直線の上に位置している、
請求項7に記載の液晶表示装置。
【請求項10】
2つずつ配置された前記遮光体の中心の前記第1方向の間隔が、前記サブ画素の1つ分である、
請求項6又は9に記載の液晶表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液晶表示装置に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
積層された複数の液晶表示パネルを有する、液晶表示装置が知られている。例えば、特許文献1は、カラー表示素子(カラー液晶素子)と、カラー表示素子と積層された液晶表示パネルとを備える、表示装置を開示している。
【0003】
特許文献1では、液晶表示パネルのTFT基板は、第一の方向に延伸する複数の第一のバスラインと、第一の方向と交差する第二の方向に延伸する複数の第二のバスラインとを有している。複数の第一のバスラインの少なくとも一つ及び複数の第二のバスラインの少なくとも一つは、それぞれ、カラー液晶素子に含まれる全ての色のサブ画素と重なっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-000275号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、第一のバスラインを第一の方向に向かって屈曲しながら延伸させ、第二のバスラインを第二の方向に向かって屈曲しながら延伸させることにより、第一のバスラインと第二のバスラインとをカラー液晶素子の全ての色のサブ画素と重ねて、モアレの発生を抑制している。
【0006】
特許文献1の液晶表示パネルでは、第一のバスラインと第二のバスラインとが交差する位置の近傍に、スイッチング素子(薄膜トランジスタ)が配置されている。液晶表示パネルの表示単位(画素)の面積はカラー表示素子の複数のサブ画素から形成される画素の面積の整数倍であるので、液晶表示パネルのスイッチング素子は、広い間隔で、第一の方向と第二の方向に並び、バックライトからカラー液晶素子に入射する光(カラー液晶素子が観察者側に位置する場合)、又は、カラー液晶素子から出射する光(液晶表示パネルが観察者側に位置する場合)を遮る。スイッチング素子が広い間隔で光を遮ると、スイッチング素子が目立ち、スイッチング素子に起因する暗部が観察者に表示ムラとして認識される虞がある。
【0007】
本開示は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、モアレを抑制すると共に、遮光体による表示ムラを抑制した液晶表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本開示の液晶表示装置は、
複数の色の異なるサブ画素を有する第1主画素が配置され、カラーの表示要素を表示する第1液晶表示パネルと、
前記第1液晶表示パネルに重なり、複数の前記第1主画素に対応する第2主画素が配置され、モノクロの表示要素を表示する第2液晶表示パネルと、を備え、
前記第2液晶表示パネルは、前記第2主画素を駆動し、遮光性を有するスイッチング素子と、所定の第1方向に延び、繰り返し配置され、遮光性を有する第1遮光パターンと、前記第1方向に垂直な所定の第2方向に延び、繰り返し配置され、遮光性を有する第2遮光パターンと、遮光性を有する複数の遮光体とを有し、
前記第1遮光パターンは、前記第1方向に延び、前記第1方向に対して傾斜した第1傾斜部と前記第1方向に対して前記第1傾斜部と反対方向に傾斜した第2傾斜部とを有する第1遮光線と、前記第1遮光線に隣接し、前記第1方向に対して前記第1遮光線と線対称な第2遮光線とを含み、
前記遮光体のそれぞれは、前記第1遮光パターンと前記第2遮光パターンに囲まれ、前記第1遮光線と前記第2遮光線との間隔が前記第1方向の両側から連続的に拡がる領域のうちの、前記第1遮光パターンと前記第2遮光パターンの交点を結び、前記第1方向に延びる交差線と、前記第1遮光パターンの対称軸との間に位置し、
前記第1遮光線と前記第2遮光線の少なくとも一方は、前記第2液晶表示パネルの走査配線から形成されている。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、第1遮光パターンが、第1方向に対して傾斜した第1傾斜部と第1方向に対して第1傾斜部と反対方向に傾斜した第2傾斜部とを有する第1遮光線と、第1遮光線に隣接し、第1方向に対して第1遮光線と線対称な第2遮光線とを含むので、モアレを抑制できる。さらに、遮光体が、第1遮光パターンと第2遮光パターンに囲まれ、第1遮光線と第2遮光線との間隔が第1方向の両側から連続的に拡がる領域のうちの、第1遮光パターンと第2遮光パターンの交点を結び、第1方向に延びる交差線と、第1遮光パターンの対称軸との間に位置するので、スイッチング素子と遮光体に起因する暗部の間隔が短くなり、暗部による表示ムラを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1に係る液晶表示装置を示す模式図である。
実施形態1に係る第1液晶表示パネルを示す平面図である。
実施形態1に係る液晶表示装置を示す断面図である。
実施形態1に係る第2液晶表示パネルを示す平面図である。
実施形態1に係る第1遮光パターンと第2遮光パターンを示す模式図である。
実施形態1に係る、1つの第2主画素に対応する走査配線と信号配線と、第2主画素のスイッチング素子とコンタクトホールと、遮光体とを示す模式図である。
実施形態1に係る第2主画素の2つの領域を示す平面図である。
図7に示すスイッチング素子をA-A線で矢視した断面図である。
図7に示すコンタクトホールをB-B線で矢視した断面図である。
図7に示すコンタクトホールと遮光体をC-C線で矢視した断面図である。
実施形態1に係るスイッチング素子を示す平面図である。
実施形態1に係る、第2液晶表示パネルの1つの第2主画素に対応する第1遮光パターンと第2遮光パターンと、第2主画素のスイッチング素子と遮光体と、第1液晶表示パネルのサブ画素とを示す模式図である。
実施形態1に係る表示制御部を示すブロック図である。
実施形態2に係る、1つの第2主画素に対応する走査配線と信号配線と、第2主画素のスイッチング素子とコンタクトホールと、遮光体を示す模式図である。
実施形態2に係る第2主画素の2つの領域を示す平面図である。
図15に示す遮光体をD-D線で矢視した断面図である。
実施形態3に係る、1つの第2主画素に対応する走査配線と信号配線と、第2主画素のスイッチング素子とコンタクトホールと、遮光体とを示す模式図である。
実施形態3に係る第2主画素の領域を示す平面図である。
実施形態3に係るスイッチング素子を示す平面図である。
実施形態4に係る、1つの第2主画素に対応する走査配線と信号配線と、第2主画素のスイッチング素子とコンタクトホールと、遮光体とを示す模式図である。
実施形態4に係る第2主画素の領域を示す平面図である。
実施形態5に係る、1つの第2主画素に対応する走査配線と信号配線と、第2主画素のスイッチング素子とコンタクトホールと、遮光体とを示す模式図である。
実施形態5に係る第2主画素の領域を示す平面図である。
実施形態5に係るスイッチング素子を示す平面図である。
変形例に係るスイッチング素子を示す平面図である。
変形例に係る、4つの第2主画素に対応する走査配線と信号配線と、第2主画素のスイッチング素子とコンタクトホールと、遮光体とを示す模式図である。
変形例に係る画素電極250を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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