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公開番号2025065062
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2024174045
出願日2024-10-03
発明の名称光学フィルム
出願人株式会社カネカ
代理人個人,個人
主分類G02B 5/30 20060101AFI20250410BHJP(光学)
要約【課題】耐屈曲性、製膜作業性および紫外線遮蔽性に優れる光学フィルムを提供する。
【解決手段】光学フィルムは、ガラス転移温度が120℃以上であるアクリル樹脂と、紫外線吸収剤と、を含み、アクリル樹脂100重量部に対する紫外線吸収剤の含有量が1.1重量部以上2.0重量部以下である。紫外線吸収剤は、トリアジン骨格を有し、分子量が500以上800以下であり、紫外可視吸収スペクトルにおける吸光度が最大となる波長が350nm以上である。光学フィルムは、波長380nmの光の吸光度が1.0以上2.0以下であり、厚みが15μm以上30μm以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ガラス転移温度が120℃以上であるアクリル樹脂と、紫外線吸収剤と、を含み、
前記アクリル樹脂100重量部に対する前記紫外線吸収剤の含有量が1.1重量部以上2.0重量部以下であり、
前記紫外線吸収剤は、トリアジン骨格を有し、分子量が500以上800以下であり、紫外可視吸収スペクトルにおける吸光度が最大となる波長が350nm以上であり、
波長380nmの光の吸光度が1.0以上2.0以下であり、
厚みが15μm以上30μm以下である、光学フィルム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記紫外線吸収剤は、トリス(ヒドロキシフェニル)トリアジン骨格を有する、請求項1に記載の光学フィルム。
【請求項3】
ガラス転移温度が120℃以上であるアクリル樹脂と、紫外線吸収剤と、を含み、
前記アクリル樹脂100重量部に対する前記紫外線吸収剤の含有量が1.1重量部以上2.0重量部以下であり、
前記紫外線吸収剤は、トリス(ヒドロキシフェニル)トリアジン骨格を有し、分子量が500以上800以下であり、
波長380nmの光の吸光度が1.0以上2.0以下であり、
厚みが15μm以上30μm以下である、光学フィルム。
【請求項4】
前記アクリル樹脂は、主鎖に環構造を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の光学フィルム。
【請求項5】
前記環構造は、グルタルイミド環、ラクトン環、無水マレイン酸環、マレイミド環および無水グルタル酸環からなる群より選択される一種以上である、請求項4に記載の光学フィルム。
【請求項6】
前記アクリル樹脂は、下記式(1)で表される構成単位を有する、請求項5に記載の光学フィルム。
TIFF
2025065062000008.tif
45
134
(式中、R

およびR

は、それぞれ独立に、水素原子または炭素数1以上8以下のアルキル基であり、R

は、水素原子、炭素数1以上18以下のアルキル基、炭素数3以上12以下のシクロアルキル基または炭素数6以上10以下のアリール基である。)
【請求項7】
前記アクリル樹脂は、メタクリル酸メチル単位の含有率が98重量%以上であり、三連子表示のシンジオタクティシティが55%以上である、請求項1から3のいずれか一項に記載の光学フィルム。
【請求項8】
前記アクリル樹脂は、三連子表示のシンジオタクティシティが55%以上70%以下である、請求項7に記載の光学フィルム。
【請求項9】
二軸延伸フィルムである、請求項1から3のいずれか一項に記載の光学フィルム。
【請求項10】
請求項1から3のいずれか一項に記載の光学フィルムを備える、フレキシブルディスプレイ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学フィルムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
アクリル樹脂は、優れた透明性、色調、外観、耐熱性および加工性を有するため、例えば、光学フィルムに適用されている。ここで、光学フィルムは、例えば、有機ELディスプレイに適用される(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
一方、有機ELディスプレイは、スマートフォン等の用途で、フォルダブルディスプレイとして使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-88728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、光学フィルムをフォルダブルディスプレイに適用する場合、光学フィルムの耐屈曲性を向上させるために、例えば、光学フィルムを薄くすることが考えられるが、光学フィルムを薄くすると、光学フィルムの紫外線遮蔽性が低下し、その結果、フォルダブルディスプレイの耐久性が低下する。このため、光学フィルムの紫外線遮蔽性を向上させるために、紫外線吸収剤の添加量を増大する必要があるが、紫外線吸収剤の添加量を増大すると、光学フィルムの製膜作業性が低下する。
【0006】
本発明は、耐屈曲性、製膜作業性および紫外線遮蔽性に優れる光学フィルムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]ガラス転移温度が120℃以上であるアクリル樹脂と、紫外線吸収剤と、を含み、前記アクリル樹脂100重量部に対する前記紫外線吸収剤の含有量が1.1重量部以上2.0重量部以下であり、前記紫外線吸収剤は、トリアジン骨格を有し、分子量が500以上800以下であり、紫外可視吸収スペクトルにおける吸光度が最大となる波長が350nm以上であり、波長380nmの光の吸光度が1.0以上2.0以下であり、厚みが15μm以上30μm以下である、光学フィルム。
【0008】
[2]前記紫外線吸収剤は、トリス(ヒドロキシフェニル)トリアジン骨格を有する、[1]に記載の光学フィルム。
【0009】
[3]ガラス転移温度が120℃以上であるアクリル樹脂と、紫外線吸収剤と、を含み、前記アクリル樹脂100重量部に対する前記紫外線吸収剤の含有量が1.1重量部以上2.0重量部以下であり、前記紫外線吸収剤は、トリス(ヒドロキシフェニル)トリアジン骨格を有し、分子量が500以上800以下であり、波長380nmの光の吸光度が1.0以上2.0以下であり、厚みが15μm以上30μm以下である、光学フィルム。
【0010】
[4]前記アクリル樹脂は、主鎖に環構造を有する、[1]から[3]のいずれかに記載の光学フィルム。
(【0011】以降は省略されています)

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