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公開番号2025070917
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023208300
出願日2023-12-11
発明の名称塗装用遮蔽保護具、製造方法及びワークの塗装方法
出願人青島虹聯聖博工貿有限公司
代理人個人
主分類B05D 1/04 20060101AFI20250424BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】塗装用遮蔽保護具の強度を増加し、大きいサイズ及び異形ワーク塗装時の防水、防油効果を増加させる、塗装用遮蔽保護具、製造方法及びワークの塗装方法を提供する。
【解決手段】塗装用遮蔽保護具はフレキシブル遮蔽本体1を含み、前記フレキシブル遮蔽本体の内部には、前記フレキシブル遮蔽本体を支持するためのフレキシブル支持部材2が設けられ、前記フレキシブル支持部材は、前記フレキシブル遮蔽本体を塗装対象ワークの表面に貼り合わせることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
フレキシブル遮蔽本体(1)を含み、前記フレキシブル遮蔽本体(1)の内部には、前記フレキシブル遮蔽本体(1)を支持するためのフレキシブル支持部材(2)が設けられ、前記フレキシブル支持部材(2)は、前記フレキシブル遮蔽本体(1)を塗装対象ワークの表面に貼り合わせることができることを特徴とする塗装用遮蔽保護具。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記フレキシブル支持部材(2)には、少なくとも一つの取付溝(3)が設けられ、前記取付溝(3)内には吸着部材(4)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の塗装用遮蔽保護具。
【請求項3】
前記フレキシブル遮蔽本体(1)の縁には塗装液を排出するためのガイド溝(5)が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の塗装用遮蔽保護具。
【請求項4】
前記ガイド溝(5)の外側には、塗装中の塗装液による前記塗装用遮蔽保護具への衝撃を緩衝するための傾斜緩衝部(6)が接続されていることを特徴とする請求項3に記載の塗装用遮蔽保護具。
【請求項5】
前記傾斜緩衝部(6)の傾斜角は10°~30°であることを特徴とする請求項4に記載の塗装用遮蔽保護具。
【請求項6】
前記傾斜緩衝部(6)の厚さは、前記ガイド溝(5)の片側から外側に向かって徐々に薄くなることを特徴とする請求項4に記載の塗装用遮蔽保護具。
【請求項7】
前記傾斜緩衝部(6)の最薄部の厚さは0.01mm~0.3mmであることを特徴とする請求項6に記載の塗装用遮蔽保護具。
【請求項8】
請求項4~7のいずれか1項に記載の塗装用遮蔽保護具を製造するための塗装用遮蔽保護具の製造方法であって、
金型と加硫機を用いてフレキシブル遮蔽本体(1)の下半分を射出成形して半製品を製造するステップ1と、
予め製造されたフレキシブル支持部材(2)と吸着部材(4)を、ステップ1で製造されたフレキシブル遮蔽本体(1)の下半分の予め設計された対応する位置に配置するステップ2と、
ステップ2でフレキシブル支持部材(2)と吸着部材(4)が配置された半製品を完成品形状に射出成形するステップ3と、を含むことを特徴とする塗装用遮蔽保護具の製造方法。
【請求項9】
請求項4~7のいずれか1項に記載の塗装用遮蔽保護具を用いて塗装遮蔽を行うことを含み、ここで、塗装遮蔽は漆塗装、静電塗装、電気泳動または粉体塗装の遮蔽を含み、または塗装遮蔽は塗装前処理の遮蔽を含むことを特徴とするワークの塗装方法。
【請求項10】
ワーク表面の形状に基づいて前記フレキシブル遮蔽本体の形状を決定することを含む請求項4~7のいずれか1項に記載の塗装用遮蔽保護具を製造するステップ1と、
製造された複数の塗装用遮蔽保護具を塗装対象ワークの表面に接合吸着させるステップ2と、
スプレー塗装又はスプレー塗装前処理をするステップ3と、
塗装用遮蔽保護具を取り外すステップ4と、を含むことを特徴とする請求項9に記載のワークの塗装方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は塗装用保護具用品の分野に属し、特に塗装用遮蔽保護具、製造方法及びワークの塗装方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
塗装は現代製品を製造する工程における重要な一環である。防錆、防食塗装の品質は製品の品質全体にとって重要なポイントの一つである。製品の外観品質は製品の防護、装飾性能を反映するだけでなく、製品の価値を構成する重要な要素でもある。
【0003】
中国特許CN214637947Uの「塗装遮蔽に用いられる新型保護具」(出願番号202023072990.X)は塗装遮蔽に用いられる新型保護具を開示し、フレキシブル遮蔽板を含み、前記フレキシブル遮蔽板の背面周囲には複数の係止溝が設けられ、前記係止溝内には取り外し自在な磁石ブロックが嵌め込まれ、ワーク表面の塗装防護問題を解決する。しかし、該技術ではフレキシブル遮蔽板の強度が低く、フレキシブル遮蔽板における磁石が落ちやすく、製品不良をもたらし、しかも防水・防油を行わず、異形及び大きいサイズ又は極細極長ワークの遮蔽防護作業に期待される効果が得られなかった。
【0004】
以上の問題を解決するために、塗装用遮蔽保護具、製造方法及びワークの塗装方法を提案し、保護具の強度を増加し、大きいサイズ及び異形ワーク塗装時の防水や防油などの防護問題を解決する必要がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術問題に対して、本発明の実施例は塗装用遮蔽保護具、製造方法及びワークの塗装方法を提供し、大きいサイズ及び異形ワークの塗装防護問題を効果的に解決できるようになる。
【0006】
本発明の実施例の第1態様は塗装用遮蔽保護具を提供し、
フレキシブル遮蔽本体を含み、前記フレキシブル遮蔽本体の内部には、前記フレキシブル遮蔽本体を支持するためのフレキシブル支持部材が設けられ、前記フレキシブル支持部材は、前記フレキシブル遮蔽本体を塗装対象ワークの表面に貼り合わせることができる。
【0007】
本発明に記載の塗装用遮蔽保護具において、前記フレキシブル支持部材には、少なくとも一つの取付溝が設けられ、前記取付溝内には吸着部材が設けられており、吸着部材は磁石であることが好ましく、磁石はフェライト磁石、サマリウムコバルト磁石、アルニコ磁石、センダスト磁石などの耐熱が200°C以上の磁石であり、磁力が強くなり、耐熱性に優れ、高温でも高い磁性を持ち、高温環境下の吸着固定に適している。
【0008】
本発明に記載の塗装用遮蔽保護具において、前記フレキシブル遮蔽本体の縁には塗装液を排出するためのガイド溝が設けられている。
【0009】
本発明に記載の塗装用遮蔽保護具において、前記ガイド溝の外側には、塗装中の塗装液による前記塗装用遮蔽保護具への衝撃を緩衝するための傾斜緩衝部が接続されている。
【0010】
本発明に記載の塗装用遮蔽保護具において、前記傾斜緩衝部の傾斜角は10°~30°であり、好ましくは19°である。
(【0011】以降は省略されています)

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