TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025066010
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023175587
出願日
2023-10-10
発明の名称
塗布装置
出願人
東レエンジニアリング株式会社
代理人
主分類
B05C
13/02 20060101AFI20250415BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】塗布膜形成後に塗布膜の膜厚分布が変化することを防ぐことができる塗布装置を提供する。
【解決手段】基板Wを吸着保持する吸着面10aを有する吸着ステージ10と、吸着ステージ10に吸着保持された基板Wに塗布液を塗布し、基板W上に塗布膜Mを形成する塗布部20と、塗布膜Mが形成された後、吸着ステージ10による吸着保持が維持されている基板Wに対し、塗布膜Mの乾燥を促進させる乾燥促進部30と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
基板を吸着保持する吸着面を有する吸着ステージと、
前記吸着ステージに吸着保持された基板に塗布液を塗布し、基板上に塗布膜を形成する塗布部と、
前記塗布膜が形成された後、吸着ステージによる吸着保持が維持されている基板に対し、前記塗布膜の乾燥を促進させる乾燥促進部と、
を有することを特徴とする、塗布装置。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記乾燥促進部は、前記塗布膜を加熱する加熱乾燥部であることを特徴とする、請求項1に記載の塗布装置。
【請求項3】
前記乾燥促進部は、前記塗布膜の周囲を減圧環境にする減圧乾燥部であることを特徴とする、請求項1に記載の塗布装置。
【請求項4】
前記乾燥促進部は、
前記吸着ステージ上の基板に塗布液を塗布する前記塗布部から退避するための位置である退避位置と、
前記吸着ステージへ近接して前記塗布膜を乾燥させるための位置である近接位置と、
の2つの位置へ移動することを特徴とする、請求項1に記載の塗布装置。
【請求項5】
前記吸着ステージは、反りを有する基板を押さえつけて前記吸着面に沿わせる基板矯正機構をさらに有することを特徴とする、請求項1に記載の塗布装置。
【請求項6】
前記乾燥促進部で前記塗布膜の乾燥が促進された基板が前記吸着ステージから取り外された後、再度前記塗布膜を乾燥させる第2の乾燥促進部をさらに有することを特徴とする、請求項1に記載の塗布装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板上に塗布液を塗布し、塗布液を乾燥させることによって基板上に塗布膜を形成する塗布装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等のフラットパネルディスプレイには、基板上にレジスト液が塗布されたもの(塗布基板と称す)が使用されている。この塗布基板は、たとえば下記特許文献1に示されるような塗布膜形成装置によって生産される。この塗布膜形成装置による塗布基板の生産工程では、基板上にレジスト液を均一に塗布することによって塗布膜を形成し、その後、乾燥装置により塗布膜を乾燥する工程が含まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-243670号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1で示される塗布基板の生産工程では、レジスト塗布装置においてはLCD基板を水平姿勢で搬送しながらレジスト液を供給して塗布膜を形成し、その後減圧乾燥装置にて塗布膜に減圧乾燥処理が施されている。ここで、レジスト塗布装置から減圧乾燥装置へはコロ搬送機構等の基板搬送機構によって搬送されている。
【0005】
一方、近年では、ウェーハに代わって大型の角形基板上にパッケージを一括して製造するファンアウトパネルレベルパッケージング(Fan-Out Panel Level Packaging、FOPLP)技術がある。当技術により生産性の向上、製造コストの低減が期待されるが、このFOPLPに用いられるキャリア基板には反りがある場合が多い。また、近年開発が進んでいるペロブスカイト型太陽電池の製造に用いるキャリア基板も同様に反りがある場合が多い。
【0006】
このキャリア基板にレジストなどの塗布液を塗布する場合には、図7(a)に示すように基板矯正機構112などで吸着ステージ110の吸着面110aに基板Wを押し付けて吸着保持し、基板Wが吸着面110aにならうように形状を矯正した後塗布部120による塗布を行う。このとき、塗布が完了して吸着ステージ110の吸着破壊が行われた直後に図7(b)に示すように基板Wの形状が反った状態に戻ってしまうおそれがある。こうなった場合、基板Wが図示しない乾燥装置へ搬送されて基板W上の塗布膜Mが乾燥する前に、塗布膜Mを形成する塗布液が基板Wの端部から中央部へ流動してしまって塗布膜Mの膜厚分布が変化してしまうという問題があった。
【0007】
本願発明は、上記問題点を鑑み、塗布膜形成後に塗布膜の膜厚分布が変化することを防ぐことができる塗布装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明の塗布装置は、基板を吸着保持する吸着面を有する吸着ステージと、前記吸着ステージに吸着保持された基板に塗布液を塗布し、基板上に塗布膜を形成する塗布部と、前記塗布膜が形成された後、吸着ステージによる吸着保持が維持されている基板に対し、前記塗布膜の乾燥を促進させる乾燥促進部と、を有することを特徴としている。
【0009】
本発明の塗布装置によれば、乾燥促進部を有することによって吸着ステージによる基板の吸着を破壊する前に基板上の塗布膜を少なくとも流動性がほぼ無くなるまで乾燥させることが可能となり、仮に基板の吸着破壊直後に基板が反った場合であっても塗布膜の膜厚分布を維持することができる。
【0010】
ここで、前記乾燥促進部は、前記塗布膜を加熱する加熱乾燥部であっても良い。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ベック株式会社
被膜形成方法
14日前
菊水化学工業株式会社
塗装方法
1か月前
ベック株式会社
装飾被膜の形成方法
28日前
中外炉工業株式会社
塗布装置
22日前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
9日前
兵神装備株式会社
塗布検査システム
1か月前
富士合成株式会社
スラッジ回収構造
1か月前
株式会社大気社
塗装装置
2か月前
株式会社吉野工業所
トリガー式吐出器
1か月前
株式会社吉野工業所
吐出器
2か月前
株式会社吉谷機械製作所
放水装置
2か月前
株式会社マキタ
グリース吐出装置
今日
日本リグランド株式会社
流体散布ユニット
1か月前
トヨタ自動車東日本株式会社
塗料調色方法
23日前
株式会社吉野工業所
液体噴出器
1か月前
個人
ホースやノズルの長尺部の挟持具
21日前
株式会社リコー
液滴吐出装置及び液滴吐出方法
28日前
株式会社吉野工業所
ポンプ式吐出器
2か月前
東レ株式会社
シート状基材への塗布装置および塗布方法
2か月前
株式会社リコー
液体塗布装置及びキャッピング方法
28日前
株式会社リコー
液体吐出装置及び液体吐出方法
1か月前
セイコーエプソン株式会社
液体噴射装置
1か月前
株式会社ディスコ
被覆装置
14日前
トヨタ自動車株式会社
集電箔の製造方法
15日前
トヨタ自動車株式会社
集電箔の製造方法
15日前
株式会社不二越
塗布装置
1か月前
アスザック株式会社
塗液回収器およびスピンコーター
1か月前
株式会社ウレタンメンテナンスサービス
塗布装置
2か月前
TDK株式会社
霧化装置、及び、霧化方法
2か月前
カシオ計算機株式会社
塗布装置、塗布方法及びプログラム
27日前
株式会社SUBARU
塗布装置
1か月前
株式会社カワタ
コーティング装置およびコーティング方法
2か月前
旭サナック株式会社
塗装装置
1か月前
太平洋セメント株式会社
流体ノズル
22日前
太平洋セメント株式会社
流体ノズル
27日前
株式会社エフコンサルタント
表面仕上げ方法及び再表面仕上げ方法
29日前
続きを見る
他の特許を見る