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公開番号
2025073482
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184325
出願日
2023-10-26
発明の名称
ロードコーン用補助部材およびロードコーン用移動方法
出願人
株式会社トップ
代理人
個人
主分類
E01F
13/02 20060101AFI20250502BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】 ロードコーン(特に重ねた複数のロードコーン)の移動を無理なく行える技術を提供することにある。
【解決手段】 縦断面が台形の円錐状の本体部21と、本体部21の下側に本体部21よりも幅広の台座部25と、を備えた保安器具であるロードコーン20を移動させるための補助部材である。握持可能なグリップ部11と、ロードコーン20の本体部21の頂部22に設けられた開口部23に嵌合するように差し込む差込部15と、を備える。差込部15は、グリップ部11に連接する内筒16と、内筒16に環装される外筒17と、からなり、その軸方向を中心に回転することを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
縦断面が台形の円錐状の本体部と、本体部の下側に本体部よりも幅広の台座部と、を備えた保安器具であるロードコーンを移動させるための補助部材であって、
握持可能なグリップ部と、
ロードコーンの本体部の頂部に設けられた開口部に嵌合するように差し込む差込部と、
を備え、
差込部は、その軸方向を中心に回転することを特徴としたロードコーン用補助部材。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
差込部は、グリップ部に連接する内筒と、内筒に環装される外筒と、からなることを特徴とした請求項1記載のロードコーン用補助部材。
【請求項3】
ロードコーンの台座部が、水平断面円形のものであることを特徴とした請求項1又は2記載のロードコーン用補助部材。
【請求項4】
縦断面が台形の円錐状の本体部と、本体部の下側に本体部よりも幅広の台座部と、を備えた保安器具であるロードコーンを移動させるための移動方法であって、
握持可能なグリップ部と、ロードコーンの本体部の頂部に設けられた開口部に嵌合するように差し込む差込部と、を備え、差込部は、その軸方向を中心に回転することを特徴としたロードコーン用補助部材を、ロードコーンの本体部の頂部に設けられた開口部に差し込む差込工程と、
ロードコーン用補助部材の差し込まれたロードコーンの台座部の側部が、設置面と当接するようにロードコーンを傾ける傾斜工程と、
一方の手でロードコーン用補助部材のグリップ部を握持して傾けたロードコーンを支持しつつ、他方の手でロードコーンの本体部を押し出す移動工程と、
を備えることを特徴としたロードコーン用移動方法。
【請求項5】
差込部は、グリップ部に連接する内筒と、内筒に環装される外筒と、からなることを特徴とした請求項4記載のロードコーン用移動方法。
【請求項6】
ロードコーンの台座部が、水平断面円形のものであることを特徴とした請求項4又は5記載のロードコーン用移動方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、保安器具であるロードコーン(いわゆるカラーコーン:登録商標)を移動させるための技術に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ロードコーンは、様々な用途に使用することのできる非常に便利な用具である。例えば、工事現場や事故現場などである空間を規制する必要がある場合に、ロードコーンを規制するライン上に並べて、ロードコーンとロードコーンの間にはコーンバーを架設することで、簡易且つ迅速に規制線を設けることができる(特許文献1等)。
【0003】
この場合、複数のロードコーンを設置場所まで運ぶ必要があり、作業が終われば、配置したロードコーンを撤収する必要がある。つまり、ロードコーンには「移動」という作業が伴うことになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6998026号公報
特許第7282410号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ロードコーンを移動する場合、ロードコーンを持ち上げて移動するのが一般的である。
一方、ロードコーンには重ねることができるという利点があり、ロードコーンを重ねることで、一度に複数のロードコーンを移動させることができる。
【0006】
しかし、ロードコーンを多く重ねるとそれなりの大きさや重量になり、それらを一遍に持ち上げて移動させるのは大変であり、危険でもある。特に、昨今台座部に高比重の材質を使用した重量コーンが広く普及してきており、この重量コーンを重ねたものは重すぎるために人の手で持ち上げて移動することは極めて難しい。
【0007】
そこで、本願発明者は、ロードコーンの移動を無理なく行える技術の創作を目指し思索を重ね、これまでに無い画期的な移動手法(本願発明)を完成させた。そして、本願発明者が、以前発明した「その台座部を水平断面円形にしたロードコーン(特許文献2)」を使用することで、このロードコーンの移動手法(本願発明)がより有効に働くことになる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明の第1の発明は、縦断面が台形の円錐状の本体部と、本体部の下側に本体部よりも幅広の台座部と、を備えた保安器具であるロードコーンを移動させるための補助部材であって、握持可能なグリップ部と、ロードコーンの本体部の頂部に設けられた開口部に嵌合するように差し込む差込部と、を備え、差込部は、その軸方向を中心に回転することを特徴としたロードコーン用補助部材である。
第2の発明は、差込部が、グリップ部に連接する内筒と、内筒に環装される外筒と、からなることを特徴とした上記第1の発明に係るロードコーン用補助部材である。
第3の発明は、ロードコーンの台座部が、水平断面円形のものであることを特徴とした上記第1の発明又は第2の発明に係るロードコーン用補助部材である。
第4の発明は、縦断面が台形の円錐状の本体部と、本体部の下側に本体部よりも幅広の台座部と、を備えた保安器具であるロードコーンを移動させるための移動方法であって、握持可能なグリップ部と、ロードコーンの本体部の頂部に設けられた開口部に嵌合するように差し込む差込部と、を備え、差込部は、その軸方向を中心に回転することを特徴としたロードコーン用補助部材を、ロードコーンの本体部の頂部に設けられた開口部に差し込む差込工程と、ロードコーン用補助部材の差し込まれたロードコーンの台座部の側部が、設置面と当接するようにロードコーンを傾ける傾斜工程と、一方の手でロードコーン用補助部材のグリップ部を握持して傾けたロードコーンを支持しつつ、他方の手でロードコーンの本体部を押し出す移動工程と、を備えることを特徴としたロードコーン用移動方法である。
第5の発明は、差込部が、グリップ部に連接する内筒と、内筒に環装される外筒と、からなることを特徴とした上記第4の発明に係るロードコーン用移動方法である。
第6の発明は、ロードコーンの台座部が、水平断面円形のものであることを特徴とした上記第4の発明又は第5の発明に係るロードコーン用移動方法である。
【発明の効果】
【0009】
本願発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)ロードコーン用補助部材が、握持可能なグリップ部と、ロードコーンの本体部の頂部に設けられた開口部に嵌合するように差し込む差込部と、を備え、差込部は、その軸方向を中心に回転することで、ロードコーンの本体部の頂部に設けられた開口部に差込部を差し込み、差込部の差し込まれたロードコーンの台座部の側部が設置面(ロードコーンと設置する面をいい、例えば、地面や床面などのことである。他に同じ)と当接するようにロードコーンを傾けて、一方の手でロードコーン用補助部材のグリップ部を握持して傾けたロードコーンを支持しつつ(方向性)、他方の手でロードコーンの本体部を押し出すことで(推進力)、ロードコーンを転がしながら、所望の場所に移動させることができる。
(2)差込部が、グリップ部に連接する内筒と、内筒に環装される外筒と、からなることで、不動の内筒に対して、その外周を覆うように位置する外筒が可動する。このため、ロードコーンの動き(回転)に従って外筒が可動しても、内筒は外筒の可動に影響を受けず、内筒に連接するグリップ部を握持する作業者の手は常に一定状態で固定されて、安全にロードコーンの移動作業を行える。
(3)ロードコーンの台座部が、水平断面円形のものであることで、ロードコーン用補助部材を使用してロードコーンを転がす場合に、弧状をなす台座部の側部が設置面と当接することになるので、タイヤを転がすように極めてスムーズにロードコーンを転がすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本願発明の第1実施形態を説明する説明図(1)。
本願発明の第1実施形態を説明する説明図(2)。
本願発明の第1実施形態を説明する説明図(3)。
本願発明の第1実施形態を説明する説明図(4)。
本願発明の第2実施形態を説明する説明図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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