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公開番号
2025074896
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023186011
出願日
2023-10-30
発明の名称
ケーブル送気監視システム
出願人
本州四国連絡高速道路株式会社
,
本四高速道路ブリッジエンジ株式会社
,
株式会社エム・コット
代理人
個人
主分類
E01D
19/16 20060101AFI20250507BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】 本発明は、ケーブルに生じた損傷を早期に検出し、ケーブルの損傷箇所を効率良く点検してメンテナンスを可能とするケーブル送気監視システムを提供する。
【解決手段】 本発明のケーブル送気監視システムAは、ケーブルバンド部を含むケーブル1と、上記ケーブル1内に乾燥気体を供給するための送気部4が設けられた複数の第1ケーブルバンド部14aと、上記ケーブル1内に供給された乾燥気体を上記ケーブル外に排出するための排気部5が設けられた第2ケーブルバンド部14bと、上記第2ケーブルバンド部14bの近傍に配設されて上記ケーブル内を流通する上記乾燥気体の相対湿度を測定する第1センサ部4と、相対湿度の監視基準を満たさない場合に警告信号を発する制御部とを備えていることを特徴とする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
束ねられた複数本のワイヤ、上記ワイヤを覆い且つ対向端面間に隙間部を形成しながら上記ワイヤの長さ方向に配設された複数個の被覆管、及び、隣り合う上記被覆管間の上記隙間部を閉止するケーブルバンド部を含むケーブルと、
上記ケーブルにおける上記ケーブルバンド部の何れかのケーブルバンド部であって且つ上記ケーブル内に乾燥気体を供給するための送気部が設けられた複数の第1ケーブルバンド部と、
互いに隣り合う上記第1ケーブルバンド部間に存在する一のケーブルバンド部であって、上記第1ケーブルバンド部との間に複数のケーブルバンド部が介在し且つ上記第1ケーブルバンド部の上記送気部から上記ケーブル内に供給された乾燥気体を上記ケーブル外に排出するための排気部が設けられた第2ケーブルバンド部と、
上記第2ケーブルバンド部の近傍の上記ケーブルバンド部に配設されて上記ケーブル内を流通する上記乾燥気体の相対湿度を測定する第1センサ部と、
上記第1センサ部で測定された相対湿度が予め定められた相対湿度の監視基準を満たさない場合に警告信号を発する制御部とを備えていることを特徴とするケーブル送気監視システム。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
上記第1ケーブルバンド部の送気部に供給される乾燥気体の相対湿度を測定する第2センサ部を備えていると共に、上記制御部は、上記第2センサ部で測定された相対湿度が予め定められた相対湿度の監視基準を満たさない場合に警告信号を発することを特徴とする請求項1に記載のケーブル送気監視システム。
【請求項3】
上記ケーブルは、端部が吊り橋のアンカレッジに固定され且つハンガーロープを介して橋桁を支持するメインケーブルであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のケーブル送気監視システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブル送気監視システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、海峡や河川などに掛け渡される橋梁として吊り橋が用いられている。この吊り橋のメインケーブルは、橋桁の荷重をハンガーロープを介して主塔及び大地に伝達するものであり、メインケーブルは吊り橋の構造上、極めて重要な部材である。
【0003】
メインケーブルは、多数の金属製のワイヤを束ねることによって構成されており、ワイヤの腐食を抑制又は低減するために様々な対策が講じられている。
【0004】
特許文献1には、束ねられた複数のワイヤ及び前記複数のワイヤを覆う被覆管を備えたケーブルの防食方法であって、空気よりも酸素濃度の低い低酸素ガスを前記空気に混合する工程と、前記低酸素ガスを前記空気に混合した混合ガスを前記被覆管内に供給して前記複数のワイヤの周囲に流す工程とを備える、防食方法が開示されている。
【0005】
特許文献2には、多数の金属線を束ねて、その外周に被覆を施した吊構造用ケーブルの長手方向の適宜間隔毎に、前記被覆の内側に導通する送気部と排気部を設け、乾燥気体を前記送気部から前記金属線の隙間に送り、前記排気部から排気するようにした吊構造用ケーブルの防食方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-94690号公報
特開平10-159019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の防食方法は、低酸素ガスを空気に混合した混合ガスをメインケーブル内に供給しているものの、メインケーブル内を流通する混合ガス中の酸素濃度が、予め設定された濃度範囲に維持されているか否かは測定されておらず、メインケーブルの防食対策が有効に機能しているか否かを把握することができなかった。
【0008】
特許文献2の吊構造用ケーブルの防食方法では、吊構造用ケーブルの長さ方向に送気部と排気部とが交互に取り付けられ、送気部から吊構造用ケーブル内に乾燥気体を供給し、吊構造用ケーブル内の乾燥気体を排気部から排出している。
【0009】
そして、吊構造用ケーブルの排気部に温湿度センサを取り付けて乾燥気体を管理しているが、排気部から排出される乾燥気体は、その排気部の両側にある送気部から供給された乾燥気体が混合している。
【0010】
排気部にて乾燥気体の温度及び湿度を測定し、乾燥気体に異常が発見した場合、何れの送気部から供給された乾燥気体に異常が生じているのかを判別することができない。従って、排気部と、この排気部に隣り合う送気部との間に形成された送気区間を2個、点検する必要があり、多大な労力を要するという問題点を有している。
(【0011】以降は省略されています)
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