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公開番号2025093289
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2024162065
出願日2024-09-19
発明の名称携行型時計ブレスレット用クラスプ
出願人グラスヒュッテ・ウーレンベトリーブ・ゲーエムベーハー
代理人個人
主分類A44C 5/18 20060101AFI20250616BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約【課題】容易かつ迅速に調整し取り扱うことができる携行型時計ブレスレットの長さを微調整するためのクラスプを提供する。
【解決手段】第1の側にてブレスレットストランド200に接続され第2の側にて折り畳みシステム300に接続されるカバー1を備え、ブレスレットストランドとカバー1との間に組み付けられる接続手段はスレッジ3がカバー1において係合している第1の位置とスレッジ3がカバー1から部分的に外れている第2の位置との間をクラスプの縦方向に摺動するスレッジ3を備え、歯付き要素があるレバー2を備え、レバー2はカバーの底部に垂直な方向に沿って押されたときに歯付き要素がスレッジ3と一体的なラック歯列と噛み合っている休み位置から、係合から解放されてスレッジ3が自由に摺動できる作動位置へと歯付き要素を動かし、カバー1には外側からレバー2をアクチュエートするための開口11がある。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
携行型時計ブレスレット用のクラスプ(100)であって、
第1の側にてブレスレットストランド(200)に接続され第2の側にて折り畳みシステム(300)に接続されるカバー(1)を備え、
前記ブレスレットストランドと前記クラスプ(100)の前記カバー(1)との間に接続手段が組み付けられ、
前記接続手段は、前記スレッジ(3)が前記クラスプ(100)の前記カバー(1)において係合している第1の位置と、前記スレッジ(3)が前記クラスプ(100)の前記カバー(1)から少なくとも部分的に外れている少なくとも第2の位置との間を前記クラスプ(100)の縦方向に摺動するスレッジ(3)を備え、
前記クラスプ(100)は、歯付き要素(20)があるレバー(2)を備え、
前記レバー(2)は、前記カバーの底部に垂直な方向に沿って押されたときに、前記歯付き要素(20)が前記スレッジ(3)と一体的なラック歯列(30)と噛み合っている休み位置から、前記歯付き要素(20)が前記ラック歯列(30)との係合から解放されて前記スレッジ(3)が自由に摺動できるようになっている作動位置へと、前記歯付き要素(20)を動かし、
前記カバー(1)には、前記カバー(1)の外側から前記レバー(2)をアクチュエートするための開口(11)がある
ことを特徴とするクラスプ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記レバー(2)は、前記第1の位置から前記少なくとも第2の位置へと動くときに、前記カバー(1)に対して回転するように構成している
ことを特徴とする請求項1に記載のクラスプ。
【請求項3】
前記レバー(2)は、ばね(5)を利用して休み位置に保持される
ことを特徴とする請求項1に記載のクラスプ。
【請求項4】
前記少なくとも1つの歯付き要素(20)及び前記レバー(2)は、一体的となっている1つの要素を形成する
ことを特徴とする請求項1に記載のクラスプ。
【請求項5】
前記スレッジ(3)には、前記スレッジ(3)が前記クラスプ(100)の前記カバー(1)から外されることを防ぐ止め手段がある
ことを特徴とする請求項1に記載のクラスプ。
【請求項6】
前記止め手段は、前記カバー(1)に形成された溝(13)内に突き出て2つの端止めを形成するねじ(6)によって形成される
ことを特徴とする請求項5に記載のクラスプ。
【請求項7】
前記カバー(1)には、全体的にU字形の断面があり、かつ、互いに向かい合っている2つの翼部(14)があり、
前記翼部(14)にはそれぞれ、内向きの面にガイド溝(12)があって、並進運動するように前記スレッジ(3)をガイドする
ことを特徴とする請求項1に記載のクラスプ。
【請求項8】
前記スレッジ(3)には、横方向のガイド面(34)があり、これによって、前記カバーの前記翼部(14)の前記ガイド溝(12)内を摺動しながらガイドされる
ことを特徴とする請求項7に記載のクラスプ。
【請求項9】
前記ラック歯列(30)には、歯(31、32)があり、
前記歯(31、32)は、非対称的な形を有し、前記歯(31、32)の第1の部分が、前記ラック歯列(30)の縦方向の軸に沿った前記スレッジ(3)の運動方向に対してほぼ垂直に向いており、
前記歯(31、32)の第2の部分が前記歯(31、32)の第1の部分と形成する角度は、前記歯の前記第1の部分と前記スレッジ(3)の前記運動方向の間の角度のおおよそ半分である
ことを特徴とする請求項1に記載のクラスプ。
【請求項10】
前記レバー(2)の前記歯付き要素(20)は、前記ラック歯列(30)の前記歯(31、32)に対して相補的かつ非対称に構成している
ことを特徴とする請求項9に記載のクラスプ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブレスレット用のクラスプに関する。特に、本発明は、ブレスレットの長さを微調整する手段を備える携行型時計(例、腕時計、懐中時計)のブレスレットのためのクラスプに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来技術において、携行型時計のブレスレットの長さを微調整する手段を備えるクラスプが既に知られている。「ブレスレットの長さを微調整するためのクラスプ」という用語は、ブレスレットの長さを短い長さ分調整して、携行型時計を着用する人の快適性が最適化されるようにこの長さをできるだけ正確に適応させることを可能にするクラスプを意味するものと理解すべきである。このようなクラスプには、通常、接続リンクがあり、この接続リンクを介してブレスレットストランドの一方がクラスプのカバーに接続される。この端リンクは、クラスプのカバーに収容されている、格納された第1の位置と、クラスプから外れている、突き出ている第2の位置との間をクラスプの縦方向に摺動することができる。この結果、微調整のために利用可能な長さは、第1の位置と第2の位置の間の端リンクの移動量によって決まる。例えば、欧州特許文献EP2767184は、クラスプについて開示している。このクラスプの底側にはプッシャーがあり、これは、スレッジに取り付けられ、歯列と係合する。プッシャーがアクチュエートされると、この歯列が解放され、閉じカバー内を縦方向軸に沿って動くスレッジを利用して、ブレスレットの長さを調整することができる。
【0003】
欧州特許文献EP3769640に、別のシステムが記載されている。このシステムは、プッシャーの代わりに揺動子を用い、これは、スレッジに取り付けられ、スレッジの移動方向に対して垂直に取り付けられたバーにて係合する。
【0004】
記載されているこれらの両方のシステムには、動作機構がクラスプの底側にあるという共通点があり、このことは、携行型時計が着用されているときには長さを調整することができないことを意味する。また、長さの調整が一方向のみであるために、着用の快適性にとって不利になることがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、携行型時計ブレスレットの長さを微調整するためのクラスプであって、特に容易かつ迅速に調整し取り扱うためのもの、を提供することによって、上記及び他の課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような状況で、本発明は、携行型時計ブレスレット用のクラスプに関し、第1の側にてブレスレットストランドに接続され第2の側にて折り畳みシステムに接続されるカバーを備え、前記ブレスレットストランドと前記クラスプの前記カバーとの間に接続手段が組み付けられ、前記接続手段は、前記スレッジが前記クラスプの前記カバーにおいて係合している第1の位置と、前記スレッジが前記クラスプの前記カバーから少なくとも部分的に外れている少なくとも第2の位置との間を前記クラスプの縦方向に摺動するスレッジを備える。本発明によると、前記クラスプは、歯付き要素があるレバーを備え、前記レバーは、前記カバーの底部に垂直な方向に沿って押されたときに、前記歯付き要素が前記スレッジと一体的なラック歯列と噛み合っている休み位置から、前記歯付き要素が前記ラック歯列との係合から解放されて前記スレッジが自由に摺動できるようになっている作動位置へと、前記歯付き要素を動かし、前記カバーには、前記カバーの外側から前記レバーをアクチュエートするための開口がある。
【0007】
本発明には、以下のような他の特徴がある。
- 前記レバーは、前記第1の位置から前記少なくとも第2の位置へと動くときに、前記カバーに対して回転するように構成している。
- 前記レバーは、前記スレッジ内に収容されたばねを利用して休み位置に保持される。
- 前記少なくとも1つの歯付き要素及び前記レバーは、一体的となっている要素を形成する。
- 前記少なくとも1つの歯付き要素及び前記レバーは、一体的となっている1つの要素を形成する。
- 前記スレッジには、前記スレッジが前記クラスプの前記カバーから外されることを防ぐ止め手段がある。
- 前記止め手段は、前記カバーに形成された溝内に突き出て2つの端止めを形成するねじによって形成される。
- 前記カバーには、全体的にU字形の断面があり、かつ、互いに向かい合っている2つの翼部があり、前記翼部にはそれぞれ、内向きの面にガイド溝があって、並進運動するように前記スレッジをガイドする。
- 前記スレッジには、横方向のガイド面があり、これによって、前記カバーの前記翼部の前記ガイド溝内を摺動しながらガイドされる。
- 前記ラック歯列には、歯があり、前記歯は、非対称的な形を有し、前記歯の第1の部分が、前記ラック歯列の縦方向の軸に沿った前記スレッジの運動方向に対してほぼ垂直に向いており、前記歯の第2の部分が前記歯の第1の部分と形成する角度は、前記歯の前記第1の部分と前記スレッジの前記運動方向の間の角度のおおよそ半分である。
- 前記レバーの前記歯付き要素は、前記ラック歯列の前記歯に対して相補的かつ非対称に構成している。
- 前記レバーには、2つの歯付き要素がある。
- 前記レバーには、前記ばねを受ける凹部があり、前記ばねは、少なくとも前記凹部の奥部と前記スレッジに支えられる。
【0008】
添付の図面を参照しながら下記の詳細な説明を読むことによって、本発明の他の特徴及び利点が一層明確になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係るクラスプを上方から見た分解斜視図である。
図2a及び2bはそれぞれ、本発明に係るクラスプを上から見た図及び横から見た図である。
本発明に係るクラスプの接続手段についての斜視図である。
図4a及び4bはそれぞれ、本発明に係るクラスプのカバーを上方から見た斜視図及び下方から見た斜視図である。
図5a及び5bはそれぞれ、本発明に係るクラスプのレバーを上方から見た斜視図及び下方から見た斜視図である。
図6a及び6bはそれぞれ、本発明に係るクラスプのスレッジを上方から見た斜視図及び下方から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、ユーザーが、携行型時計を手首から取り外すことなく、携行型時計ストラップの長さを容易に変えることを可能にすることを提案するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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