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公開番号2025095477
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211504
出願日2023-12-14
発明の名称ブリスク翼、及び回転機械
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類F01D 5/34 20060101AFI20250619BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】さらに振動が抑制されたブリスク翼、及び回転機械を提供する。
【解決手段】ブリスク翼は、軸線を中心とする円盤状のディスク部、及びディスク部の外周面から径方向外側に向かって延びるとともに周方向に配列された複数のブレード部を有するブリスク翼であって、ディスク部の軸線方向を向く主面には、軸線を中心として周方向に延びる離調部が形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
軸線を中心とする円盤状のディスク部、及び該ディスク部の外周面から径方向外側に向かって延びるとともに周方向に配列された複数のブレード部を有するブリスク翼であって、
前記ディスク部の前記軸線方向を向く主面には、前記軸線を中心として周方向に延びる離調部が形成されているブリスク翼。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記離調部は、前記主面から前記軸線方向に向かって凹む溝部を有する請求項1に記載のブリスク翼。
【請求項3】
前記離調部は、前記溝部に併設され、前記主面から前記軸線方向に凹むとともに周方向に間隔をあけて配列された複数の小溝部をさらに有する請求項2に記載のブリスク翼。
【請求項4】
前記離調部は、前記主面から前記軸線方向に向かって突出する突条部を有する請求項1に記載のブリスク翼。
【請求項5】
前記離調部は、前記突条部に併設され、前記主面から前記軸線方向に突出するとともに周方向に間隔をあけて配列された複数の小突条部をさらに有する請求項4に記載のブリスク翼。
【請求項6】
前記離調部は、周方向に連続する円環状をなしている請求項1から5のいずれか一項に記載のブリスク翼。
【請求項7】
前記離調部は、周方向に間隔をあけて複数配列されている請求項1から5のいずれか一項に記載のブリスク翼。
【請求項8】
請求項1から5のいずれか一項に記載のブリスク翼と、
前記軸線回りに回転可能であるとともに、複数の前記ブリスク翼を支持する回転軸と、
前記複数のブリスク翼を外周側から覆うケーシングと、
を備える回転機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ブリスク翼、及び回転機械に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、ガスタービンやターボファンエンジン、圧縮機等の回転機械は、軸線回りに回転可能な回転軸と、この回転軸に取り付けられた複数の動翼列と、動翼列を外周側から覆うケーシングと、動翼列に対して軸線方向に交互になるようにケーシング内周面に配列された複数の静翼列と、を主に備える。動翼列、及び静翼列は、それぞれ回転軸に取り付けられる円盤状のディスクと、ディスクの外周面から径方向外側に向かって延びる複数のブレードと、を有する。従来、ディスクとブレードとは独立した別個の部品として製造されることが一般的であった。
【0003】
ところで、近年では、エンジンの大口径化、即ちブレードの長大化に起因して、これら部材の軽量化が求められている。そこで、ディスクとブレードを一体化したブリスク翼と呼ばれる技術に対する注目が集まっている(例えば下記特許文献1)。他方で、ブリスク翼では、ディスクとブレードとの間で生じる構造的な摩擦減衰が得られないことから、振動が生じやすいという課題がある。このため、下記特許文献1では、ブリスク翼のディスク部分に、周方向に間隔をあけて配列された複数のミスチューン部としての孔や溝を設ける技術が提唱されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-13322号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のように周方向に間隔をあけて複数のミスチューン部を設けた場合、振動の節直径が低くなるにつれて振動減衰が得られにくくなるといという課題がある。
【0006】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、さらに振動が抑制されたブリスク翼、及び回転機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示に係るブリスク翼は、軸線を中心とする円盤状のディスク部、及び該ディスク部の外周面から径方向外側に向かって延びるとともに周方向に配列された複数のブレード部を有するブリスク翼であって、前記ディスク部の前記軸線方向を向く主面には、前記軸線を中心として周方向に延びる離調部が形成されている。
【0008】
本開示に係る回転機械は、上記のブリスク翼と、前記軸線回りに回転可能であるとともに、複数の前記ブリスク翼を支持する回転軸と、前記複数のブリスク翼を外周側から覆うケーシングと、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、さらに振動が抑制されたブリスク翼、及び回転機械を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の第一実施形態に係る回転機械の構成を示す模式断面図である。
本開示の第一実施形態に係るブリスク翼の構成を示す平面図である。
図2のIII-III線における断面図である。
本開示の第一実施形態に係るブリスク翼の振動数と節直径との関係を示すグラフの一例である。
本開示の第二実施形態に係るブリスク翼の構成を示す平面図である。
図4のV-V線における断面図である。
本開示の第三実施形態に係るブリスク翼の構成を示す平面図である。
本開示の各実施形態に共通するブリスク翼の変形例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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