TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025122821
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018501
出願日2024-02-09
発明の名称内燃機関の冷却回路
出願人三菱自動車工業株式会社
代理人ケー・ティー・アンド・エス弁理士法人
主分類F01P 7/16 20060101AFI20250815BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】ポンプの負荷を抑制しながら内燃機関の暖機を促進できる内燃機関の冷却回路を提供する。
【解決手段】内燃機関の冷却回路は、内燃機関本体に冷却水を循環させる第1経路と、前記第1経路と異なる経路を通過してラジエタに接続され、前記内燃機関本体と異なる機器に冷却水を循環させる第2経路と、前記第1経路と、前記第2経路とを接続する接続経路と、前記接続経路に流れる流量を調整する第1バルブと、前記第1経路の冷却水を循環させる第1ポンプと、前記第2経路の冷却水を循環させる第2ポンプと、を備え、前記第1バルブは、前記冷却水が第1所定温度未満では、前記第1経路から前記接続経路への冷却水の流れを抑制する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関本体に冷却水を循環させる第1経路と、
前記第1経路と異なる経路を通過してラジエタに接続され、前記内燃機関本体と異なる機器に冷却水を循環させる第2経路と、
前記第1経路と、前記第2経路とを接続する接続経路と、
前記接続経路に流れる流量を調整する第1バルブと、
前記第1経路の冷却水を循環させる第1ポンプと、
前記第2経路の冷却水を循環させる第2ポンプと、
を備え、
前記第1バルブは、前記冷却水が第1所定温度未満では、前記第1経路から前記接続経路への冷却水の流れを抑制する、
内燃機関の冷却回路。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記接続経路は、
前記第1経路の前記内燃機関本体よりも下流から分岐し前記第2経路の前記ラジエタの上流に接続される第1接続経路と、
前記第2経路の前記ラジエタの下流から延び、前記第1経路と前記第1接続経路との分岐よりも下流で前記第1経路に合流する第2接続経路と、
を有する、
請求項1に記載の内燃機関の冷却回路。
【請求項3】
前記第1経路から分岐し、前記分岐よりも下流で前記第1経路に合流する第3経路と、
前記第3経路に流れる冷却水の水量を調整する第2バルブと、
をさらに備え、
前記第3経路上にヒータが配置され、
前記第2バルブは、前記第1所定温度より低い第2所定温度以上となった場合、前記第3経路に冷却水を流す、
請求項1に記載の内燃機関の冷却回路。
【請求項4】
前記第2経路に、前記内燃機関本体から排出する排気が流れる機器が配置される、
請求項1に記載の内燃機関の冷却回路。
【請求項5】
前記第2経路は、前記第1経路よりも前記冷却水の容量が少なく、
前記第2ポンプは前記第1ポンプよりも吐出量が少ない、
請求項1に記載の内燃機関の冷却回路。
【請求項6】
前記第1ポンプと前記第2ポンプが一つの駆動源によって駆動される、
請求項1から5のいずれか1項に記載の内燃機関の冷却回路。
【請求項7】
前記第1ポンプと前記第2ポンプとの間にクラッチが配置され、前記第2ポンプ側に前記駆動源が接続され、前記クラッチは、前記第1ポンプの吐出量を調整する、
請求項6のいずれか1項に記載の内燃機関の冷却回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、内燃機関の冷却回路に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から内燃機関の暖機を促進するための内燃機関の冷却回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の内燃機関の冷却回路は、内燃機関から排出される排気の熱を利用して、内燃機関の暖機を促進している。具体的には、特許文献1の内燃機関の冷却回路は、内燃機関の暖機中に、切替弁を制御して排気管の周囲に冷却水が流れるようにしている。これによって、排気の熱が冷却水に伝わり、冷却水が暖まりやすくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-87763号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の内燃機関の冷却回路は、排気の熱を回収する際に、冷却回路に流れる冷却水の流量が増加する。このため、特許文献1の内燃機関の冷却回路では、冷却水を循環させるポンプの負荷が増加する。
【0005】
本開示の課題は、ポンプの負荷を抑制しながら内燃機関の暖機を促進できる内燃機関の冷却回路を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る内燃機関の冷却回路は、内燃機関本体に冷却水を循環させる第1経路と、前記第1経路と異なる経路を通過してラジエタに接続され、前記内燃機関本体と異なる機器に冷却水を循環させる第2経路と、前記第1経路と、前記第2経路とを接続する接続経路と、前記接続経路に流れる流量を調整する第1バルブと、前記第1経路の冷却水を循環させる第1ポンプと、前記第2経路の冷却水を循環させる第2ポンプと、を備え、前記第1バルブは、前記冷却水が第1所定温度未満では、前記第1経路から前記接続経路への冷却水の流れを抑制する。
【発明の効果】
【0007】
この内燃機関の冷却回路によれば、第1経路の冷却水は、冷却水の温度が第1所定温度未満では接続経路に流入しないため、ラジエタを通過することによって放熱することがない。このため、第1経路の冷却水は、温度上昇しやすい。この結果、内燃機関の暖機が促進される。さらに、第1経路と第2経路とが異なる経路を通過し、独立した経路となる。第1経路と、第2経路は、それぞれ別々のポンプによって冷却水を循環させる。冷却水の温度が第1所定温度未満では、第1ポンプは、機器の温度上昇を考慮せず第1経路の冷却水のみを局所沸騰しない程度に循環させればよいため、負荷が小さい。また、第2ポンプは、内燃機関に冷却水を循環させる必要がなく、機器を冷却できる程度に冷却水を循環させればよいため、負荷が小さい。この結果、ポンプの負荷を抑制しながら内燃機関の暖機を促進できる内燃機関の冷却回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態による内燃機関の冷却回路の回路図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0010】
図1に示すように、内燃機関Eの冷却回路1は、第1経路2と、第2経路4と、第3経路6と、接続経路8と、エア抜き経路10と、第1ポンプ12と、第2ポンプ14と、第1バルブ16と、第2バルブ18と、制御部20と、を備える。本実施形態の内燃機関Eの冷却回路1は車両に搭載される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

ダイハツ工業株式会社
動弁装置
18日前
ダイハツ工業株式会社
内燃機関
12日前
スズキ株式会社
内燃機関の排気管構造
1か月前
ダイハツ工業株式会社
内燃機関
12日前
株式会社クボタ
トラクタ
11日前
株式会社クボタ
トラクタ
11日前
大洋技研工業株式会社
混合液ポンプ
25日前
フタバ産業株式会社
排気装置
25日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関制御装置
7日前
スズキ株式会社
触媒コンバータの異常診断装置
26日前
スズキ株式会社
冷却水の排水構造
18日前
トヨタ自動車株式会社
エンジンの制御装置
24日前
トヨタ自動車株式会社
潤滑油希釈抑制装置
13日前
株式会社SUBARU
可変バルブタイミング機構
3日前
日野自動車株式会社
タンク構造
1か月前
本田技研工業株式会社
鞍乗型車両の排気装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の排気浄化装置
18日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の排気浄化装置
26日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の異常診断装置
1か月前
フタバ産業株式会社
消音器の製造方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
今日
スズキ株式会社
リザーバタンクの設置構造
26日前
株式会社SUBARU
エンジン
19日前
株式会社豊田自動織機
排気浄化装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
エンジンオイル交換時期報知制御装置
6日前
トヨタ自動車株式会社
エンジン冷却装置
5日前
フタバ産業株式会社
排気系部品の製造方法
1か月前
東京濾器株式会社
オイルセパレータ
1か月前
トヨタ自動車株式会社
潤滑油劣化判定装置、劣化判定方法
20日前
トヨタ自動車株式会社
排ガス浄化装置
3日前
いすゞ自動車株式会社
排ガス浄化装置
1か月前
個人
発電システム
1か月前
株式会社三五
管材のインシュレータ
18日前
トヨタ自動車株式会社
排気部品の支持構造
1か月前
スズキ株式会社
エンジンの触媒暖機制御装置
18日前
カワサキモータース株式会社
エンジンユニット
5日前
続きを見る