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公開番号
2025103757
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221373
出願日
2023-12-27
発明の名称
情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び情報処理システム
出願人
株式会社アシックス
代理人
弁理士法人白坂
主分類
A63B
71/06 20060101AFI20250702BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】AT値の専門施設での測定といった手間を必要とせず、より簡易な手法で、精度よくユーザの運動能力を予測する情報処理装置等を提供すること
【解決手段】情報処理装置は、走行距離に応じた走行時間とランニング能力との対応関係を記憶する第1記憶部、予測対象ユーザが行った複数回のランニング活動について、ランニング活動ごとのランニングのラップタイムを記憶する第2記憶部、ラップタイム及び対応関係に基づいて、ランニング活動ごとに所定の走行距離に応じた複数のランニング能力を算出するランニング能力算出部、複数のランニング能力に基づいてランニング活動ごとのランニング能力の代表値を決定する決定部、代表値を目的変数、代表値を決定した際のランニング活動における走行距離を説明変数とする回帰モデルを生成する生成部、回帰モデルに基づいて予測対象ユーザが所定距離を走行する場合のランニング能力を予測する予測部を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
走行距離に応じた走行時間とランニング能力との対応関係を記憶する第1記憶部と、
予測対象ユーザが行った複数回のランニング活動について、ランニング活動ごとのランニングのラップタイムを記憶する第2記憶部と、
前記ラップタイム及び前記対応関係に基づいて、前記ランニング活動ごとに所定の走行距離に応じた複数のランニング能力を算出するランニング能力算出部と、
前記複数のランニング能力に基づいて前記ランニング活動ごとのランニング能力の代表値を決定する決定部と、
前記代表値を目的変数、前記代表値を決定した際のランニング活動における走行距離を説明変数とする回帰モデルを生成する生成部と、
前記回帰モデルに基づいて前記予測対象ユーザが所定距離を走行する場合のランニング能力を予測する予測部と、
を備えた、情報処理装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記第2記憶部は、前記所定距離を過去に走行した際の走行データを有する基準ユーザが行った複数回のランニング活動について、ランニング活動ごとのランニングのラップタイムをさらに記憶し、
前記ランニング能力算出部は、前記基準ユーザのラップタイム及び前記対応関係に基づいて、前記基準ユーザのランニング活動ごとに所定の走行距離に応じた複数のランニング能力を算出し、
前記決定部は、前記基準ユーザの複数のランニング能力に基づいて、前記基準ユーザのランニング活動ごとのランニング能力の代表値を決定し、
前記生成部は、前記基準ユーザの代表値を目的変数、当該代表値を決定した際のランニング活動における走行距離を説明変数とする回帰モデルを生成し、
前記予測部は、前記基準ユーザの回帰モデルに基づいて前記基準ユーザが所定距離を走行する場合のランニング能力を予測し、 前記基準ユーザのランニング能力の予測結果と、前記基準ユーザが前記所定距離を過去に走行した際の走行データに基づく前記基準ユーザの実ランニング能力とを用いて、前記予測部による、前記予測対象ユーザのランニング能力の予測結果を補正する補正部をさらに備えた、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記決定部は、前記ランニング能力算出部によって算出された前記複数のランニング能力のうちの最大値を、前記代表値として決定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記決定部は、前記ランニング能力算出部によって算出された前記複数のランニング能力のうちの中央値を、前記代表値として決定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記決定部は、前記ランニング能力算出部によって算出された前記複数のランニング能力の平均値を、前記代表値として決定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記補正部によって補正された前記予測対象ユーザのランニング能力から換算された、前記所定距離の走行に要する時間に関する情報を、端末に表示させる出力部をさらに備えた、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
情報処理装置が、
第1の記憶部に走行距離に応じた走行時間とランニング能力との対応関係を記憶するステップと、
第2の記憶部に予測対象ユーザが行った複数回のランニング活動について、ランニング活動ごとのランニングのラップタイムを記憶するステップと、
前記ラップタイム及び前記対応関係に基づいて、前記ランニング活動ごとに所定の走行距離に応じた複数のランニング能力を算出するステップと、
前記複数のランニング能力に基づいて前記ランニング活動ごとのランニング能力の代表値を決定するステップと、
前記代表値を目的変数、前記代表値を決定した際のランニング活動における走行距離を説明変数とする回帰モデルを生成するステップと、
前記回帰モデルに基づいて前記予測対象ユーザが所定距離を走行する場合のランニング能力を予測するステップと、
を実行する、情報処理装置の制御方法。
【請求項8】
情報処理装置と、予測対象ユーザの端末とを備える情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
走行距離に応じた走行時間とランニング能力との対応関係を記憶する第1記憶部と、
前記予測対象ユーザが行った複数回のランニング活動について、前記予測対象ユーザの端末から取得した、ランニング活動ごとのランニングのラップタイムを記憶する第2記憶部と、
前記ラップタイム及び前記対応関係に基づいて、前記ランニング活動ごとに所定の走行距離に応じた複数のランニング能力を算出するランニング能力算出部と、
前記複数のランニング能力に基づいて前記ランニング活動ごとのランニング能力の代表値を決定する決定部と、
前記代表値を目的変数、前記代表値を決定した際のランニング活動における走行距離を説明変数とする回帰モデルを生成する生成部と、
前記回帰モデルに基づいて前記予測対象ユーザが所定距離を走行する場合のランニング能力を予測する予測部と、
を備えた、情報処理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び情報処理システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ランニングを行うユーザの練習メニューを作成するにあたり考慮される指標として、AT値(Anaerobic Threshold:無酸素性作業閾値)がある。AT値は、運動の強さを増していくときに有酸素運動から無酸素運動に切り替わる転換点となる運動負荷を指し、個人のAT値を知ることで、レース記録の予測や、練習メニューの目的に応じたランニングペースの設定が可能となる。例えば、特許文献1には、所定の運動を行っているときに測定されたユーザの脈波信号および体動信号に基づいて運動時脈拍数を算出し、予め取得されたユーザの脈拍数と血中乳酸量との関係を表す、無酸素性作業閾値(AT値)を含む乳酸値情報と、運動時脈拍数とに基づいて、所定の運動がユーザの体力に寄与する効果度合を判定することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-195661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
AT値は、ユーザの走速度と血中乳酸濃度との関係、VO2max(最大酸素摂取量)、最大努力下でのレース記録、または心拍数と走速度の対応などを元に推測される。ここで、血中乳酸濃度やVO2maxといった値は専門施設での測定が必要であり、また最大努力下での測定が行われない場合、測定精度が低下する。
【0005】
したがって、AT値等の専門施設での測定といった手間を必要とせず、より簡易な手法で、精度よくユーザの運動能力を予測することが求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る情報処理装置は、走行距離に応じた走行時間とランニング能力との対応関係を記憶する第1記憶部と、予測対象ユーザが行った複数回のランニング活動について、ランニング活動ごとのランニングのラップタイムを記憶する第2記憶部と、ラップタイム及び対応関係に基づいて、ランニング活動ごとに所定の走行距離に応じた複数のランニング能力を算出するランニング能力算出部と、複数のランニング能力に基づいてランニング活動ごとのランニング能力の代表値を決定する決定部と、代表値を目的変数、代表値を決定した際のランニング活動における走行距離を説明変数とする回帰モデルを生成する生成部と、回帰モデルに基づいて予測対象ユーザが所定距離を走行する場合のランニング能力を予測する予測部とを備える。
【0007】
本発明の一態様に係る情報処理装置の制御方法は、情報処理装置が、第1の記憶部に走行距離に応じた走行時間とランニング能力との対応関係を記憶するステップと、第2の記憶部に予測対象ユーザが行った複数回のランニング活動について、ランニング活動ごとのランニングのラップタイムを記憶するステップと、ラップタイム及び対応関係に基づいて、ランニング活動ごとに所定の走行距離に応じた複数のランニング能力を算出するステップと、複数のランニング能力に基づいてランニング活動ごとのランニング能力の代表値を決定するステップと、代表値を目的変数、代表値を決定した際のランニング活動における走行距離を説明変数とする回帰モデルを生成するステップと、回帰モデルに基づいて予測対象ユーザが所定距離を走行する場合のランニング能力を予測するステップとを実行する。
【0008】
本発明の一態様に係る、情報処理装置と予測対象ユーザの端末とを備える情報処理システムは、情報処理装置が、走行距離に応じた走行時間とランニング能力との対応関係を記憶する第1記憶部と、予測対象ユーザが行った複数回のランニング活動について、予測対象ユーザの端末から取得した、ランニング活動ごとのランニングのラップタイムを記憶する第2記憶部と、ラップタイム及び対応関係に基づいて、ランニング活動ごとに所定の走行距離に応じた複数のランニング能力を算出するランニング能力算出部と、複数のランニング能力に基づいてランニング活動ごとのランニング能力の代表値を決定する決定部と、代表値を目的変数、代表値を決定した際のランニング活動における走行距離を説明変数とする回帰モデルを生成する生成部と、回帰モデルに基づいて予測対象ユーザが所定距離を走行する場合のランニング能力を予測する予測部とを備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、AT値等の専門施設での測定といった手間を必要とせず、より簡易な手法で、精度よくユーザの運動能力を予測する情報処理装置等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の一態様に係る練習支援システムの構成を示す概略図である。
図2は、本発明の一態様に係るサーバ(情報処理装置)、及びユーザ端末(通信端末の機能ブロック図の一例である。
図3は、本発明の一態様に係るラップタイムテーブルの一例である。
図4(a)~(c)は、本発明の一態様に係る、ランニング能力の代表値の決定処理を説明する概略図である。
図5は、本発明の一態様に係るデータセットのプロットグラフの一例である。
図6は、本発明の一態様に係るサーバの動作例を示すフローチャートである。
図7(a)、(b)は、本発明の一態様に係るユーザ端末の表示画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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