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公開番号2025114360
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2024009013
出願日2024-01-24
発明の名称シートおよびテープ
出願人ヒエン電工株式会社
代理人弁理士法人ブライタス
主分類B32B 27/18 20060101AFI20250729BHJP(積層体)
要約【課題】優れた難燃性を有し、かつ低発煙性のシートおよびテープを提供する。
【解決手段】繊維層と、前記繊維層の表面に設けられた難燃塗膜層と、を備え、前記難燃塗膜層は、樹脂と、リン系難燃剤と、金属酸化物および/または金属水酸化物で構成される金属化合物とを含み、前記樹脂の質量WRとリン系難燃剤の質量WF1との比(WF1/WR)が、1.5以上である、シート。
【選択図】 図1


特許請求の範囲【請求項1】
繊維層と、
前記繊維層の表面に設けられた難燃塗膜層と、を備え、
前記難燃塗膜層は、樹脂と、リン系難燃剤と、金属酸化物および/または金属水酸化物で構成される金属化合物とを含み、
前記樹脂の質量W

と前記リン系難燃剤の質量W
F1
との比(W
F1
/W

)が、1.5以上である、
シート。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記リン系難燃剤の質量W
F1
と前記金属化合物の質量W
F2
と比(W
F2
/W
F1
)が0.01以上である、
請求項1に記載のシート。
【請求項3】
前記樹脂の質量W

と、前記リン系難燃剤の質量W
F1
および前記金属化合物の質量W
F2
の合計との比[(W
F1
+W
F2
)/W

]が10.0以下である、
請求項2に記載のシート。
【請求項4】
前記金属化合物が、酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウム、および水酸化アルミニウムから選択される一種以上である、
請求項1に記載のシート。
【請求項5】
前記繊維層が、第一層と、第二層とで構成され、
前記第一層の一方の面には前記難燃塗膜層が設けられ、前記第一層の他方の面には前記第二層が設けられている、
請求項1に記載のシート。
【請求項6】
請求項1から5までのいずれかに記載のシートを用いた、
テープ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートおよびテープに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
テレビ、パソコン、プリンタなどのOA機器および電子機器等のケーブル等に使用される被覆材には、火災防止の観点から、難燃性が求められる。また、当該ケーブル等の安全性に関する規格として、UL(Underwriters Laboratories Inc.)規格およびCPR(Constraction Products Regulation)があり、発煙量(光透過率)等の項目に合格する低発煙性を有することが求められている。
【0003】
そこで、従来、ハロゲン含有難燃剤を使用して被覆材が開発されたが、燃焼時にハロゲンを含む有害なガスが発生する。そこで、ハロゲンを用いない難燃剤として、リンを含む難燃剤が開発された。
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されているように、リン系難燃剤のなかで、赤リン系難燃剤を含有させると、燃焼時に有害なホスフィンガスが多く発生する。また、ポリリン酸アンモニウム系難燃剤を含有させると、発煙量が多い。そのため、このような難燃剤を含有させると、火災などでの安全な避難誘導が困難となるおそれがある。そこで、特許文献1では、リン系難燃剤を含有させるのではなく、水酸化マグネシウムなどの金属水和物を含有させたケーブル用難燃テープが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平2-44612号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
水酸化マグネシウムなどの金属水和物のみを主成分とする塗膜を有するケーブル用難燃テープは、発煙量を抑制できる一方で、ポリリン酸アンモニウムを主成分とする塗膜を有する難燃性テープに比べて、難燃性に劣る。
【0007】
本発明は、上記の課題を解決し、優れた難燃性を有し、かつ低発煙性のシートおよびテープを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、下記のシートおよびテープを要旨とする。
【0009】
(1)繊維層と、
前記繊維層の表面に設けられた難燃塗膜層と、を備え、
前記難燃塗膜層は、樹脂と、リン系難燃剤と、金属酸化物および/または金属水酸化物で構成される金属化合物とを含み、
前記樹脂の質量W

と前記リン系難燃剤の質量W
F1
との比(W
F1
/W

)が、1.5以上である、
シート。
【0010】
(2)前記リン系難燃剤の質量W
F1
と前記金属化合物の質量W
F2
と比(W
F2
/W
F1
)が0.01以上である、
上記(1)に記載のシート。
(【0011】以降は省略されています)

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