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公開番号2025127580
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2024024349
出願日2024-02-21
発明の名称磁気センサ
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人
主分類G01R 33/02 20060101AFI20250826BHJP(測定;試験)
要約【課題】低周波領域の磁界を高感度に検出可能な磁気センサにおいて、変調に必要な電流量を低減する。
【解決手段】磁気センサ1は、感磁素子R1~R4を有するセンサチップ100と、感磁素子R1~R4に磁界を集める集磁体110,120と、集磁体110に巻回された励磁コイルC1と、集磁体110が磁気飽和することなく、感磁素子R1~R4が周期的に磁気飽和するよう、励磁コイルC1に所定の周波数を有する励磁電流を供給する変調回路130と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
感磁素子を有するセンサチップと、
前記感磁素子に磁界を集める集磁体と、
前記集磁体に巻回された励磁コイルと、
前記集磁体が磁気飽和することなく、前記感磁素子が周期的に磁気飽和するよう、前記励磁コイルに所定の周波数を有する励磁電流を供給する変調回路と、
を備える磁気センサ。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記集磁体は、前記感磁素子よりも飽和磁界が低い、
請求項1に記載の磁気センサ。
【請求項3】
前記センサチップに集積され、前記感磁素子に印加される磁界をキャンセルする補償コイルをさらに備える、
請求項1に記載の磁気センサ。
【請求項4】
前記励磁コイルによって前記感磁素子に印加される励磁磁界の最大値は、前記補償コイルによって前記感磁素子に印加されるキャンセル磁界の最大値よりも大きい、
請求項3に記載の磁気センサ。
【請求項5】
前記励磁電流の1周期内において、電流値がゼロとなる状態が一定期間継続する、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の磁気センサ。
【請求項6】
前記励磁電流の1周期内において、電流値がゼロとなる期間が25%以上存在する、
請求項5に記載の磁気センサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は磁気センサに関し、特に、低周波領域の磁界を高感度に検出可能な磁気センサに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
現在、感磁素子を用いた磁気センサは様々な分野で利用されているが、極めて微弱な磁界を検出するためには、S/N比の高い磁気センサが必要となる。ここで、磁気センサのS/N比を低下させる要因として、1/fノイズが挙げられる。1/fノイズは、測定対象となる磁界の周波数成分が低いほど顕著となることから、例えば1kHz以下といった低周波領域の磁界を高感度に検出するためには、1/fノイズを低減させることが重要となる。
【0003】
1/fノイズを低減させた磁気センサとしては、特許文献1に記載された磁気センサが知られている。特許文献1に記載された磁気センサは、変調手段を用いて感磁素子を周期的に飽和させることによって、1/fノイズを低減させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2020-522696号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された磁気センサにおいては、感磁素子を飽和させるための電流線を磁気センサの近傍に配置しているだけであることから、感磁素子を飽和させるために必要な電流が大きいという問題があった。
【0006】
本開示においては、低周波領域の磁界を高感度に検出可能な磁気センサにおいて、変調に必要な電流量を低減する技術が説明される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一側面による磁気センサは、感磁素子を有するセンサチップと、感磁素子に磁界を集める集磁体と、集磁体に巻回された励磁コイルと、集磁体が磁気飽和することなく、感磁素子が周期的に磁気飽和するよう、励磁コイルに所定の周波数を有する励磁電流を供給する変調回路と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、低周波領域の磁界を高感度に検出可能な磁気センサにおいて、変調に必要な電流量を低減する技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の第1の実施形態による磁気センサ1の外観を示す略斜視図である。
図2は、センサチップ100の略斜視図である。
図3は、集磁体120の略斜視図である。
図4は、センサチップ100の略平面図である。
図5は、図4のA-A線に沿った略断面図である。
図6は、感磁素子R1~R4の接続関係を説明するための回路図である。
図7は、感磁素子R1~R4を含むクローズドループ回路の回路図である。
図8は、本開示の第2の実施形態による磁気センサ2の外観を示す略斜視図である。
図9は、本開示の第3の実施形態による磁気センサ3の主要部の構成を示す略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら、本開示に係る技術の実施形態について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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