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公開番号2025128500
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025190
出願日2024-02-22
発明の名称ガスタンク構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類F17C 1/00 20060101AFI20250827BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】ガスタンクの膨張時に隣接するガスタンクへの負荷を低減し、ガス充填への影響を抑制できるガスタンク構造を提供する。
【解決手段】ガスタンク構造1は、隣接するガスタンク2同士が接触した状態で一方向に並設された複数のガスタンク2と、複数のガスタンク2に対し1対1で設けられるとともに各ガスタンク2の端部に装着され、且つ、ガスタンク2の内部と連通する連通孔36と、連通孔36と連通するとともにガスタンク2の並設方向に延びる貫通孔37とをそれぞれ有する複数の蓋状部材3と、各隣接する蓋状部材3同士を接続するように、一端部が一方の蓋状部材3の貫通孔37に挿入され、他端部が他方の蓋状部材3の貫通孔37に挿入される複数の接続管4と、各接続管4の両端部にそれぞれ設けられ、接続管4と蓋状部材3との間をシールするシール部材7と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ガスタンク構造であって、
隣接するガスタンク同士が接触した状態で一方向に並設された複数のガスタンクと、
複数の前記ガスタンクに対し1対1で設けられるとともに各ガスタンクの端部に装着され、且つ、前記ガスタンクの内部と連通する連通孔と、前記連通孔と連通するとともにガスタンクの並設方向に延びる貫通孔とをそれぞれ有する複数の蓋状部材と、
各隣接する蓋状部材同士を接続するように、一端部が一方の蓋状部材の貫通孔に挿入され、他端部が他方の蓋状部材の貫通孔に挿入される複数の接続管と、
各接続管の両端部にそれぞれ設けられ、前記接続管と前記蓋状部材との間をシールするシール部材と、
を備えることを特徴とするガスタンク構造。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
隣接する蓋状部材同士の間には隙間が設けられ、
前記接続管は、前記隙間に入り込むフランジ部を有する請求項1に記載のガスタンク構造。
【請求項3】
前記貫通孔を形成する前記蓋状部材の内周壁のうち、前記連通孔に対向する位置には、挿入される接続管の位置を規制する突起部が設けられている請求項1に記載のガスタンク構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスタンク構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、このような技術分野として、例えば特許文献1に記載されるものがある。特許文献1に記載のガスタンク構造では、円筒形状ではない複数のガスタンクが一方向に並列された状態でシートにより一体的に巻き付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3911015号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述のガスタンク構造では、ガスタンク同士が接触するように配置されているので、ガス充填によってガスタンクが膨張した場合、隣接するガスタンクに負荷を与える。また、これらのガスタンクに水素ガス充填用の接続管が接続された場合、ガスタンクの膨張によって接続管が相対的に動くため、接続管の位置ずれが発生し、ガスタンクへのガス充填に影響を与える可能性がある。
【0005】
本発明は、このような技術課題を解決するためになされたものであって、ガスタンクの膨張時に隣接するガスタンクへの負荷を低減し、ガス充填への影響を抑制できるガスタンク構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るガスタンク構造は、隣接するガスタンク同士が接触した状態で一方向に並設された複数のガスタンクと、複数の前記ガスタンクに対し1対1で設けられるとともに各ガスタンクの端部に装着され、且つ、前記ガスタンクの内部と連通する連通孔と、前記連通孔と連通するとともにガスタンクの並設方向に延びる貫通孔とをそれぞれ有する複数の蓋状部材と、各隣接する蓋状部材同士を接続するように、一端部が一方の蓋状部材の貫通孔に挿入され、他端部が他方の蓋状部材の貫通孔に挿入される複数の接続管と、各接続管の両端部にそれぞれ設けられ、前記接続管と前記蓋状部材との間をシールするシール部材と、を備えることを特徴としている。
【0007】
本発明に係るガスタンク構造では、蓋状部材は複数のガスタンクに対し1対1で設けられており、接続管は各隣接する蓋状部材同士を接続するように、一端部が一方の蓋状部材の貫通孔に挿入され、他端部が他方の蓋状部材の貫通孔に挿入されている。これによって、各隣接する蓋状部材同士は、それぞれ独立された接続管によって接続されている。従って、ガスタンクの膨張によって隣接するガスタンクに負荷を与えるとき、隣接するガスタンクが相対的に移動しやすいので、ガスタンクの膨張時に隣接するガスタンクへの負荷を低減することができる。また、このとき、接続管は、挿入された蓋状部材に対して相対的にスライドできるので、ガス充填への影響を抑制することができる。更に、各接続管の両端部にシール部材がそれぞれ設けられているので、相対的にスライドした場合であっても、接続管と蓋状部材との間のシール性を維持することができる。
【0008】
本発明に係るガスタンク構造において、隣接する蓋状部材同士の間には隙間が設けられ、前記接続管は、前記隙間に入り込むフランジ部を有することが好適である。このようにすれば、フランジ部を利用して接続管の移動範囲(スライド範囲)を制限することができるので、接続管の位置ずれを防止することができる。
【0009】
本発明に係るガスタンク構造において、前記貫通孔を形成する前記蓋状部材の内周壁のうち、前記連通孔に対向する位置には、挿入される接続管の位置を規制する突起部が設けられていることが好適である。このようにすれば、突起部を利用して接続管の移動範囲(スライド範囲)を制限することができるので、接続管の位置ずれを防止することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ガスタンクの膨張時に隣接するガスタンクへの負荷を低減し、ガス充填への影響を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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