意匠ウォッチ

発行日2025-04-08
公報種別意匠公報(S)
登録番号1711638
登録日2022-03-25
意匠に係る物品丸鋸用発送箱のブランク
意匠分類F4-711(包装紙、包装用容器等)
出願番号2021011881
出願日2021-06-03
意匠権者天龍製鋸株式会社,レンゴー株式会社
代理人個人,個人
意匠に係る物品の説明本物品は、段ボール等の厚紙で形成される丸鋸用発送箱のブランクである。このブランクを組み立てて構成された丸鋸用発送箱には、丸鋸(チップソー)が収容される。「各部の名称を示す参考図」に示すように、丸鋸用発送箱のブランクは、蓋板と、第1側板と、底板と、第2側板と、重ね板と、一対の外側板と、一対の内側板と、一対の第1～第4支持板と、を備えている。蓋板、第1側板、底板、第2側板及び重ね板は、前後方向に一列に連設されている。蓋板には差込孔が穿設され、重ね板には差込片が設けられている。一対の外側板、一対の第1支持板、一対の内側板及び一対の第4支持板は底板を左右両側から挟むように連設されている。第1支持板から第4支持板に亘る範囲には、底板に向かって膨出するように湾曲した挿通孔が穿設されている。内側板は挿通孔によって2つに分断され、その分断された内側板の内縁には挿通孔を仕切るように一対の規制片が連設されている。一対の規制片の間において第1支持板及び第4支持板には外側板との境界から第4支持板に向かって突き出すように切目が入れられ、第1支持板から挿通孔を横断して第4支持板に食い込むように延びた押え片が形成されている。一対の第3支持板は、一対の第4支持板に連設され、蓋板と平行に延設されている。一対の第2支持板は、一対の第3支持板に連設され、蓋板に接近するように延設されている。第2支持板と第1支持板との境界は切目になっている。第2支持板には第3支持板との境界から蓋板に向かって膨出するように湾曲した切目が入れられ、第3支持板から第2支持板に食い込むように扇状の載置片が形成されている。なお、載置片の両端部には略三角形状の孔が開口している。丸鋸用発送箱のブランクから丸鋸用発送箱を形成するには、「使用状態を示す参考斜視図(1)」に示すように、第3支持板を後方へ折り返し、第2及び第3支持板を第1及び第4支持板の上に重ねる。続いて、「使用状態を示す参考斜視図(2)」に示すように、内側板を折り曲げて起立させ、重なり合った第3及び第4支持板を内側に折り返し、第3支持板を第2支持板の上に重ねる。第3及び第4支持板を折り返す際、載置片は押え片を押し出しながら挿通孔を貫通し、外側に突き出される。この状態で、下方から上方に向かって、第1支持板、第2支持板、第3支持板及び第4支持板の順に積層される。続いて、「使用状態を示す参考斜視図(3)」に示すように、外側板を折り曲げて起立させ、重なり合った第1～第4支持板を内側に折り返し、第4支持板を底板の上に重ねる。この状態で、下方から上方に向かって、第4支持板、第3支持板、第2支持板及び第1支持板の順に積層される。また、規制片を挿通孔の輪郭に沿うように折り曲げる。なお、第1～第4支持板を折り返した状態では、押え片は起立した姿勢になっている。次に、丸鋸(チップソー)を左右一対の載置片の上に置き、一対の押え片を内側に倒して丸鋸の上に重ねる。この状態で、丸鋸の外周部に形成された刃は規制片に接触し、食い込み規制される。次に、「使用状態を示す参考斜視図(4)」に示すように、第1側板を折り曲げて起立させ、蓋板を後方に折り曲げ、押え片や丸鋸等を覆う。続いて、第2側板を折り曲げて起立させ、重ね板を前方に折り曲げ、差込片を下方に折り曲げながら差込孔に差し込む。以上によって、丸鋸用発送箱が封緘される。
意匠の説明実線で表した部分が、部分意匠として意匠を受けようとする部分である。一点鎖線は部分意匠として意匠登録を受けようとする部分とその他の部分との境界のみを示す線である。「各部の名称を示す参考図」に示す二点鎖線は、折曲線を示す線である。

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