意匠ウォッチ

発行日2025-06-13
公報種別意匠公報(S)
登録番号1800903
登録日2025-06-05
意匠に係る物品洗浄室用隔壁
意匠分類J0-1(J1～J7に属さないその他の一般機械器具)
出願番号2024024247
出願日2024-11-22
意匠権者株式会社不二越
代理人個人
意匠に係る物品の説明本物品は被洗浄品を真空脱脂洗浄するための真空脱脂洗浄装置の洗浄槽本体を構成する洗浄室用隔壁である。
意匠の説明本意匠に係る洗浄室用隔壁は、真空脱脂洗浄装置において洗浄油タンクと洗浄室との間を隔てる隔壁である。背面図は正面図と対称に表れるため省略する。「真空脱脂洗浄装置における各部の名称を示す参考斜視図」、「真空脱脂洗浄装置における各部の名称を示す参考正面図」は、洗浄室用隔壁を実線とし、その他の部分を透過図として破線で表してある。なお、参考正面図は正面板を除いた状態を示している。本意匠に係る洗浄室用隔壁によって形成される洗浄室は、被洗浄品を格納して洗浄を行うものであり、洗浄室用隔壁の周囲に設けられて洗浄液を貯蔵する洗浄油タンクと共に、真空脱脂洗浄装置の洗浄槽本体を構成する。洗浄槽本体では、洗浄室と洗浄油タンクとの間を配管で接続して制御を行い、洗浄室への洗浄液供給と洗浄液排出を行う。洗浄槽本体を用いて行う洗浄の洗浄工程には、洗浄室に洗浄液を溜めて、被洗浄品全体が洗浄液に浸かる状態とする『浸漬工程』と、洗浄油タンクおよび洗浄室内をそれぞれ減圧状態とする『乾燥工程』とが含まれる。『乾燥工程』では、被洗浄品に付着した洗浄油を蒸発させ、表面を乾燥させる。真空脱脂洗浄装置において、洗浄槽本体外壁は洗浄油タンク外壁を兼ねて円筒形状をしており、洗浄室用隔壁は洗浄油タンク内壁を兼ねている。洗浄室用隔壁は、断面が多角形の筒状としており、具体的には断面を八角形としてある。真空脱脂洗浄装置では、洗浄室用隔壁の断面形状を八角形とすることにより、被洗浄品を格納するスペースと、できるだけ少ない補強で減圧に耐える構造を確保しつつ、洗浄室用隔壁の断面形状が円形のものと比較して少ない洗浄液量で被洗浄品全体が洗浄液に浸かるようにしている。これにより、省資源・省エネに寄与することができる。

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