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公開番号2024106706
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-08
出願番号2023011111
出願日2023-01-27
発明の名称エアロゾル吸引カートリッジ
出願人Future Technology株式会社
代理人
主分類A24F 40/42 20200101AFI20240801BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】 通気性が良く、エアロゾル発生量の確保が可能なエアロゾル形成部材を提供することを目的とする。
【解決手段】 細長い円管状の外装部材17と、その内部に収納されたエアロゾル形成部材11と、を備え、エアロゾル形成部材は、筒形状の内装部材14と、その筒形状の内部に収納され、加熱することでエアロゾルを発生させる素材よりなる充填物13と、充填物13の内部に収納され、交番磁界に反応して熱を発生させる誘導加熱部材12とを有し、エアロゾル形成部材11は、側面視において、外装部材17の高さ方向に関して、それより短く、正面視において、その外径の最大寸法が外装部材17の内径より小さく、外装部材17の内部に、1個または2個以上収納されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
細長い円管状の外装部材と、
前記外装部材の内部に収納されたエアロゾル形成部材と、を備え、
前記エアロゾル形成部材は、筒形状の内装部材と、前記内装部材の筒形状の内部に収納され、加熱することでエアロゾルを発生させる素材よりなる充填物と、前記充填物の内部に収納され、交番磁界に反応して熱を発生させる誘導加熱部材とを有し、
前記エアロゾル形成部材は、側面視において、前記外装部材の高さ方向に関して、前記外装部材より短く、正面視において、その外径の最大寸法が前記外装部材の内径より小さく、前記外装部材の内部に、1個または2個以上収納されている、
ことを特徴とする、エアロゾル吸引カートリッジ。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記外装部材の内部と前記エアロゾル形成部材の隙間に、前記エアロゾル形成部材の位置を固定するための固定部材を備える、
ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル吸引カートリッジ。
【請求項3】
前記固定部材は、香味成分を封入したカプセルである、ことを特徴とする、請求項2に記載のエアロゾル吸引カートリッジ。
【請求項4】
前記エアロゾル形成部材は、正面視において、楕円状の形状をしている、
ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のエアロゾル吸引カートリッジ。
【請求項5】
前記エアロゾル形成部材は、前記外装部材の内部に2個以上収納され、少なくとも1個の前記エアロゾル形成部材の前記充填物の成分が、他のエアロゾル形成部材の前記充填物の成分と異なる、
ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のエアロゾル吸引カートリッジ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、誘導加熱式向けのエアロゾル吸引カートリッジに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、火炎を用いることなく、タバコの成分を含むタバコカートリッジを加熱して、気化したタバコ成分を吸引する方式のタバコ製品が広く知られている。また、嗜好の多様化から、タバコ成分を含まない植物の芳香や味わいを、タバコ同様に火炎を用いずに楽しむためのカートリッジ製品を使用したエアロゾル吸引カートリッジも知られ始めている。
【0003】
このようなエアロゾル吸引カートリッジは、エアロゾル形成基材の内部の充填物を加熱することで、エアロゾルを発生させる。エアロゾル形成基材の加熱方法として、(1)加熱装置内部に設置された加熱ブレードに、エアロゾル吸引カートリッジを挿入して、加熱ブレードを電気的に加熱することで充填物を加熱する方式(抵抗加熱式)(例えば特許文献1参照)、(2)エアロゾル形成基材の内部に予め強磁性体を主成分とした部品である誘導加熱部材を配置して、誘導加熱装置で発生させた交番磁界により、誘導加熱部材内部にヒステリシス損及びジュール熱を発生させて加熱(誘導加熱)することで、充填物を加熱する方式(誘導加熱式)が知られている(例えば特許文献2参照)。
【0004】
ここで、エアロゾル吸引カートリッジにおいては、通気性が悪い場合には、吸引抵抗が高くなり、使用しづらくなるため、通気性の確保が問題となっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2015-519915号公報
特開2021-175399号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、通気性が良く、エアロゾルの発生量を確保できるとともに、吸引抵抗が低いエアロゾル吸引カートリッジを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、細長い円管状の外装部材と、前記外装部材の内部に収納されたエアロゾル形成部材と、を備え、前記エアロゾル形成部材は、筒形状の内装部材と、前記内装部材の筒形状の内部に収納され、加熱することでエアロゾルを発生させる素材よりなる充填物と、前記充填物の内部に収納され、交番磁界に反応して熱を発生させる誘導加熱部材とを有し、前記エアロゾル形成部材は、側面視において、前記外装部材の高さ方向に関して、前記外装部材より短く、正面視において、その外径の最大寸法が前記外装部材の内径より小さく、前記外装部材の内部に、1個または2個以上収納されている、ことを特徴とする、エアロゾル吸引カートリッジである。
請求項2に記載の発明は、前記外装部材の内部と前記エアロゾル形成部材の隙間に、前記エアロゾル形成部材の位置を固定するための固定部材を備える、ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル吸引カートリッジである。
請求項3に記載の発明は、前記固定部材は、香味成分を封入したカプセルである、ことを特徴とする、請求項2に記載のエアロゾル吸引カートリッジである。
請求項4に記載の発明は、前記エアロゾル形成部材は、正面視において、楕円状の形状をしている、ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のエアロゾル吸引カートリッジである。
請求項5に記載の発明は、前記エアロゾル形成部材は、前記外装部材の内部に2個以上収納され、少なくとも1個の前記エアロゾル形成部材の前記充填物の成分が、他のエアロゾル形成部材の前記充填物の成分と異なる、ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のエアロゾル吸引カートリッジである。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、外装部材の内部とエアロゾル形成部材との間に、隙間が形成されるので、通気性が向上してエアロゾルの発生量を確保できるとともに、吸引抵抗を減少させることが可能となる。また、隙間に位置固定部材が設けられているので、エアロゾル形成部材の位置安定性を向上させることが可能となる。さらに位置安定部材に、香味成分が封入されたカプセルを使用することで、使用者が味の変化を楽しむことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態に係るエアロゾル吸引カートリッジの概略の側面断面図(a)と正面断面図(b)である。
本発明の実施の形態に係るエアロゾル吸引カートリッジの概略の正面断面図(b)である。
本発明の実施の形態に係るエアロゾル吸引カートリッジの概略の正面断面図(b)である。
本発明の実施の形態に係るエアロゾル吸引カートリッジの概略の側面断面図(a)と正面断面図(b)である。
本発明の実施の形態に係るエアロゾル吸引カートリッジの概略の側面断面図(a)と正面断面図(b)である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、図面において、図面中の各部の構成の大きさ、間隔、数、その他詳細は、視認と理解の助けのために 、実際の物に比べて大幅に簡略化して表現している。
(【0011】以降は省略されています)

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