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公開番号2025040483
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-25
出願番号2023147315
出願日2023-09-12
発明の名称ノック式筆記具
出願人ゼブラ株式会社
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類B43K 24/08 20060101AFI20250317BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】ノック機構とリフィールの位置関係を工夫して、ノック動作時にリフィールを回転しやすくして、チップが偏って摩耗することを抑止することができるノック式筆記具を提供することを課題とする。
【解決手段】筒状ケース内にノック機構とリフィールとが収納されたノック式筆記具であって、前記ノック機構はノック動作に伴って回転する回転子を有し、前記回転子の軸心は前記リフィールの軸心に対して偏心していることを特徴とするノック式筆記具。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筒状ケース内にノック機構とリフィールとが収納されたノック式筆記具であって、
前記ノック機構はノック動作に伴って回転する回転子を有し、
前記回転子の軸心は前記リフィールの軸心に対して偏心している
ことを特徴とするノック式筆記具。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記筒状ケースの後端側で、前記ノック機構を収納する部分の内周面の軸心は、前記筒状ケースの他の部分の内周面の軸心に対して偏心していることを特徴とする請求項1に記載されたノック式筆記具。
【請求項3】
前記筒状ケースの後端側で、前記ノック機構を収納する部分の外周面の一部は、前記筒状ケースの軸心方向に凹んだ平坦面に形成されていることを特徴とする請求項2に記載されたノック式筆記具。
【請求項4】
前記筒状ケースの後端側で、前記ノック機構を収納する部分の外周面の軸心は、前記筒状ケースの他の部分の外周面の軸心に対して偏心していることを特徴とする請求項2に記載されたノック式筆記具。
【請求項5】
前記平坦面にはクリップが設けられていることを特徴とする請求項3に記載されたノック式筆記具。
【請求項6】
前記筒状ケースの後端側の外周面にはクリップが設けられており、
前記ノック機構を収納する部分の外周面の軸心は、前記他の部分の外周面の軸心に対して、前記クリップから離間する方向に偏心していることを特徴とする請求項4に記載されたノック式筆記具。
【請求項7】
前記筒状ケースの後端側で、前記ノック機構を収納する部分の内径は、前記筒状ケースの他の部分の内径より小さいことを特徴とする請求項1~6の何れか1項に記載されたノック式筆記具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ノック式筆記具のノック機構に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ノック式筆記具として、特許文献1、2に記載されたノック式ボールペンのように、後端のノック部材の押下により、筒状ケースの先端からリフィールを出没させるものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-108663号公報
登録実用新案第3159535号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1、2に示されるようなノック式ボールペンでは、回転子がリフィールの後端部に当接しており、この回転子を含むノック機構全体の軸心とリフィールの軸心とが同心に配置されている。
このような構成では、回転子が回転しても、その回転がリフィールに伝わりにくく、ノック動作に伴うリフィールの回転が生じにくくなっている。
一方、筆記具で筆記する際に、使用者によっては、筆記具の持ち方が決まっていて、常に、筆記具を同じ位置、同じ姿勢で筆記することがある。
このような使用方法では、例えば、ボールペンでは、ボールペンチップにおいて、ボールとボールを収納するボールホルダの内面との接触箇所が特定の箇所に集中して、ボールホルダ内面の摩耗が偏るという問題が生じる。ボールペンに限らず、サインペン等のような軸心周りに対称なチップ(砲弾チップ)を有するリフィールでも、チップが偏って摩耗するという同様の問題が生じる。
筆記具のチップが偏って摩耗すると、筆感が悪くなったり、均一の太さの線が書けなくなったり、さらには、寿命が短くなる(インクがなくなる前に筆記できなくなる)ことがある。
【0005】
そこで、本発明は、ノック機構とリフィールの位置関係を工夫して、ノック動作時にリフィールを回転しやすくして、チップが偏って摩耗することを抑止することができるノック式筆記具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明は、以下の構成を具備するものである。
筒状ケース内にノック機構とリフィールとが収納されたノック式筆記具であって、
前記ノック機構はノック動作に伴って回転する回転子を有し、
前記回転子の軸心は前記リフィールの軸心に対して偏心している
ことを特徴とするノック式筆記具。
【発明の効果】
【0007】
本発明のノック式筆記具は、ノック機構の回転子の軸心がリフィールの軸心に対して偏心することにより、ノック動作に伴って、リフィールの軸心を回転しやすくすることができ、チップの偏った摩耗を抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る実施形態のノック式ボールペン1の側面図である。
本発明に係る実施形態のノック式ボールペン1の後端側の断面図である。
図2のA-A線を後端側から見た断面図である。
本発明に係る実施形態のノック式ボールペン1の主要な構成部分の一部切断斜視図である。
本発明に係る実施形態のノック式ボールペン1の回転子42の図である。
本発明に係る実施形態のノック式ボールペン1の後側ケース22の断面図である。
本発明に係る実施形態のノック式ボールペン1の作用を説明する図である。
本発明の変形例の回転子42の図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施形態]
以下、図面を参照して本発明に係るノック式筆記具の実施形態であるノック式ボールペン1を説明する。
以下の説明で、異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
また、ノック式ボールペン1の長軸方向を、単に「軸方向」という。また、ノック式ボールペン1のボールペンリフィール3が出没する側を前又は先、その反対側を後という。
【0010】
[全体構成]
図1は、本実施形態におけるノック式ボールペン1の側面図である。
本実施形態のノック式ボールペン1は、筒状ケース2、筒状ケース2内に収納されたボールペンリフィール3及びノック機構4、筒状ケース2の外周面に設けられたクリップ5を有する。
筒状ケース2は、その長軸方向中央部付近で、前側ケース21と後側ケース22の2つの部材に分けられている。前側ケース21と後側ケース22は、ネジにより着脱自在に結合されている。
筒状ケース2内には、ボールペンリフィール3が交換可能に収納され、ボールペンリフィール3の後部にノック機構4が収納されている。
(【0011】以降は省略されています)

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