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公開番号
2025042661
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-28
出願番号
2023149715
出願日
2023-09-15
発明の名称
ヘルメット及びその器具類取付装置
出願人
ジェントス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A42B
3/30 20060101AFI20250321BHJP(頭部に着用するもの)
要約
【課題】例えば照明具その他の器具類を簡単に取付支持でき、また身体動作に伴う頭部の動きによっても容易には脱落させずにヘルメットに確実に固定できるようにする。
【解決手段】ヘルメット本体1の前後部のいずれか一方で、その左右外側面に設けた台座部2相互間に、器具類Tを支持する支持ベルト20を、台座部2に係合するクリップ10を介して掛け渡して器具類Tをヘルメットに取り付ける。台座部2は、ヘルメット本体1の側方に開口し、開口縁に係止部3を形成してあり、クリップ10は、台座部2にクリップ10自体を揺動自在に係合させるフック部12と、支持ベルト20を連繋する連繋部13とを備える。クリップ10は、係止部3に係止したフック部12を支点として揺動自在にする。連繋部13の内側面には、台座部2の外側面に設けた係合部4に噛み合うストッパー14を設ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ヘルメット本体の左右外側面に設けた台座部相互間に、器具類を支持する支持ベルトを、台座部に係合するクリップを介して掛け渡して器具類をヘルメットに取り付けるヘルメット用器具類取付装置であって、台座部は、器具類の支持方向で負荷される力に反する力を受け止めるようにして設けた係止部を備え、クリップは、係止部に係止するフック部と、支持ベルトを連繋する連繋部とを備えて成ることを特徴とするヘルメット用器具類取付装置。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
台座部は、ヘルメット本体の側方に向けて開口されていて、開口縁に係止部が形成されており、クリップのフック部は、台座部の係止部に揺動自在に係止させるようにしてある請求項1に記載のヘルメット用器具類取付装置。
【請求項3】
台座部は、窪み状に形成されていて、ヘルメット本体の前部、あるいはヘルメット本体の後部の少なくともいずれか一方に設けられている請求項1または2に記載のヘルメット用器具類取付装置。
【請求項4】
クリップは、台座部の開口部縁に配置されるクリップ本体に、台座部の係止部に噛み合い係止するフック部と、支持ベルトを連繋する連繋部とをそれぞれ連設して成る請求項1に記載のヘルメット用器具類取付装置。
【請求項5】
連繋部の内側面には、台座部の外側面に設けられている係合部に噛み合うストッパーが設けられている請求項1に記載のヘルメット用器具類取付装置。
【請求項6】
台座部は、器具類の支持方向で負荷される力に反する力を受け止めるようにして設けた係止部と、器具類の支持方向に対して係止部の後方位置で突出する係合部とを備え、クリップは、係止部に係止するフック部と、係合部に係合するストッパーと、支持ベルトを連繋する連繋部とを備えて成る請求項1に記載のヘルメット用器具類取付装置。
【請求項7】
台座部の係止部と係合部とは、互いに背部を合わせて断面でほぼ逆台形形状を呈する一体状に形成されていて、クリップのフック部とストッパーとは係止部、係合部を覆うように強制的に嵌め合わせられるようにしてある請求項6に記載のヘルメット用器具類取付装置。
【請求項8】
クリップのフック部は係止部に揺動自在に係止され、クリップ自体の揺動操作で、ストッパーを係合部に揺動自在に係合させるようにしてある請求項5または6に記載のヘルメット用器具類取付装置。
【請求項9】
台座部は、ヘルメット本体の左右側部に前後方向に沿って帯状に膨出されていて、その前後部の少なくともいずれか一方に係止部、係合部を設けてある請求項1または6に記載のヘルメット用器具類取付装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば照明具、カメラ、通信機器等の電子・電気器具類その他をヘルメットに簡単に取付支持でき、また身体動作に伴う頭部の動きによっても容易には脱落させずに確実に固定しておくことができるようにしたヘルメット用器具類取付装置に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、工事現場、災害現場その他においての各種作業に際し、身体特に頭部を保護するためにヘルメット等を被用することが義務付けられている。また、例えば夜間、暗所等で使用する場合、前方を照明して作業効率を向上するためにも照明具等をヘルメットに取り付けることが多い。
【0003】
照明灯その他をヘルメットに取り付けるには、例えば特許文献1に示されるフラッシュライト装着用バンド、特許文献2に示される補助具を装着可能なヘルメット、特許文献3に示されるヘルメット用外装部材保持具等が提案されている。特許文献1のバンドは、ヘルメットの外周にヘルメットを囲繞するようにしたバンドに、フラッシュライトを着脱自在に装着する係止用孔を適数個設けて成る。特許文献2のヘルメットは、ヘルメット本体に設けたホック下型に、ライトの紐体に取り付けられたホック上型を嵌着させるとして成る。特許文献3の保持具は、ヘルメットの左右の縁部に配置した保持具相互間にバンドを挿通固定し、そのバンドに例えばLEDランプの如き外装部材を支持するとする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平7-33944号公報
実用新案登録第3113718号公報
特許第7054894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが従来提案の特許文献1のバンドでは、ヘルメットの外周を囲繞しているにすぎないから、ヘルメット外周でずれ動き、窄まっている頂部側にずれ動くとヘルメットから脱落することがある。そのため、バンド自体をヘルメット下部の周囲で固定する固定具を別に用意する必要がある。また、特許文献2のヘルメットでは、ホック下型をヘルメット自体に固着するのに取付ネジを挿入させる通し孔をヘルメット本体に設けるとしても、元来、堅牢な素材から成るヘルメット本体に通し孔を穿設すること自体が極めて困難である。そればかりでなく、ライトの紐体にホック上型を取り付けておくことが必要であるから、この加工処理自体も面倒である。
【0006】
また、特許文献3の保持具では、保持具をヘルメットの縁部にしっかりと固定する必要があり、バンドを保持具に挿通固定するには保持具に挿通、係止させなければならず、保持具へのバンドの挿通、係止の作業は、面倒でもあった。
【0007】
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、各種器具類を簡単、確実にヘルメットに取り付けでき、ヘルメット被用時における各種の器具類を安定して安全に使用させ得るようにしたヘルメット用器具類取付装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、ヘルメット本体1の左右外側面に設けた台座部2相互間に、器具類Tを支持する支持ベルト20を、台座部2に係合するクリップ10を介して掛け渡して器具類Tをヘルメットに取り付けるヘルメット用器具類取付装置であって、台座部2,32は、器具類Tの支持方向で負荷される力に反する力を受け止めるようにして設けた係止部3,33を備え、クリップ10は、係止部3,33に係止するフック部12と、支持ベルト20を連繋する連繋部13とを備えて成ることを特徴とする。
台座部2,32は、ヘルメット本体1の側方に向けて開口されていて、開口縁に係止部3が形成されており、クリップ10のフック部12は、台座部2の係止部3,33に揺動自在に係止させるようにして構成することができる。
台座部2は、窪み状に形成されていて、ヘルメット本体1の前部、あるいはヘルメット本体1の後部の少なくともいずれか一方に設けられて構成することができる。
クリップ10は、台座部2の開口部縁に配置されるクリップ本体11に、台座部2の係止部3に噛み合い係止するフック部12と、支持ベルト20を連繋する連繋部13とをそれぞれ連設して構成することができる。
連繋部13の内側面には、台座部2の外側面に設けられている係合部4に噛み合うストッパー14が設けられて構成することができる。
台座部32は、器具類Tの支持方向で負荷される力に反する力を受け止めるようにして設けた係止部3,33と、器具類Tの支持方向に対して係止部3,33の後方位置で突出する係合部4,34とを備え、クリップ10は、係止部3,33に係止するフック部12と、係合部4,34に係合するストッパー14と、支持ベルト20を連繋する連繋部13とを備えて構成することができる。
台座部32の係止部33と係合部34とは、互いに背部を合わせて断面でほぼ逆台形形状を呈する一体状に形成されていて、クリップ10のフック部12とストッパー14とは係止部33、係合部34を覆うように強制的に嵌め合わせられるようにして構成することができる。
クリップ10のフック部12は係止部3,33に揺動自在に係止され、クリップ10自体の揺動操作で、ストッパー14を係合部4,34に揺動自在に係合させるようにして構成することができる。
台座部32は、ヘルメット本体1の左右側部に前後方向に沿って帯状に膨出されていて、その前後部の少なくともいずれか一方に係止部33、係合部34を設けて構成することができる。
【0009】
以上のように構成された本発明に係るヘルメット用器具類取付装置にあって、ヘルメット本体1に各種の器具類Tを取り付け支持するに際し、器具類Tを支持している支持ベルト20を、この支持ベルト20の端部に設けたクリップ10をヘルメット本体1の台座部2,32に係合することで器具類Tを取付支持させる。
台座部2,32が窪み状であることで、ヘルメット本体1による頭部保護を一層安全なものとし、ヘルメット本体1の前後部の選択でヘルメット本体1の前面であるいは後面で、更には前後両面で各種の器具類Tを支持させる。
クリップ10の台座部2,32への係合は、台座部2,32の係止部3,33が器具類Tの支持方向で負荷される力に反する力を受け止めるようにして設けてあることで、支持方向に沿う器具類Tの荷重その他に対しクリップ10による支持を確実にさせる。
また、クリップ10のフック部12を台座部2,32の係止部3,33に係止させ、係止させることでフック部12を支点としてクリップ10を揺動させ、ヘルメット本体1側に押し込むことでストッパー14を係合部4,34に噛み合わせ、クリップ10を台座部2に固定させる。
係止部33、係合部34が断面で逆台形状を呈して一体状にして、また支持方向で前後に配置形成されていることで、係止部33に噛み合うフック部12、係合部34に噛み合うストッパ―14を備えたクリップ10では、係止部33、係合部34を覆うように嵌め合い、一層強固にクリップ10を台座部2に連結させる。
クリップ10の連繋部13は、支持ベルト20を連繋させており、支持ベルト20の端部それぞれのクリップ10の台座部2への係合で、ヘルメット本体1の左右の前後部に配した台座部2,32相互間で支持ベルト20をヘルメット本体1の前面、後面で掛け渡せ、支持ベルト20に支持させた各種の器具類Tをヘルメット本体1の前面、後面に配置させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明は以上説明したように構成されているため、例えば照明具等の各種の器具類Tをヘルメット本体1の左右の台座部2,32相互間に掛け渡される支持ベルト20によって、ヘルメット本体1の前面で簡単、確実に配置支持でき、ヘルメット被用時における器具類Tを安定的に安全に使用できる。
(【0011】以降は省略されています)
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