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公開番号2025056802
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2022024416
出願日2022-02-21
発明の名称腰痛治療器
出願人コリトレール株式会社
代理人個人
主分類A61F 5/01 20060101AFI20250402BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】腰椎の異常に起因する慢性腰痛、ぎっくり腰、脊椎の歪み、事故の後遺症、スポーツ損傷を安全かつ安定的に解消する腰痛治療器を提供する。
【解決手段】本発明に係る腰痛治療器は、腰椎を伸ばすことができる腰痛治療器であって、上方斜め前方方向に伸びた長尺の支柱と、当該支柱を支える方向に伸びる支持柱とを有し、前記支柱及び支柱柱の床当接部には床に設置するために支柱及び支柱柱の長手方向とT字状、V字状又はU字状のいずれか一以上の組み合わせをもって形成された固定部とを有し、前記支柱の上端には台座が配置され、当該台座が人体における大腿部上部と当接し前方方向に向かって高く傾斜する平面部と、台座の先端において最も高い箇所に設けられた人体の骨盤と当接する曲面部とを有することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
腰椎を伸ばすことができる腰痛治療器であって、上方斜め前方方向に伸びた長尺の支柱と、当該支柱を支える方向に伸びる支持柱とを有し、前記支柱及び支柱柱の床当接部には床に設置するために支柱及び支柱柱の長手方向とT字状、V字状又はU字状のいずれか一以上の組み合わせをもって形成された固定部とを有し、前記支柱の上端には台座が配置され、当該台座が人体における大腿部上部と当接し前方方向に向かって高く傾斜する平面部と、台座の先端において最も高い箇所に設けられた人体の骨盤と当接する曲面部とを有することを特徴とする腰痛治療器。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
当該台座の少なくとも表面がクッション性を有していることを特徴とする請求項1に記載された腰痛治療器。
【請求項3】
前記支柱は、脚の脹脛を引っ掛けるための足掛柱が回動可能に取り付けられ、当該足掛柱の先端に引掛部材が設置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載された腰痛治療器。
【請求項4】
前記台座の下面側の両端略中央部に、治療者が両手で把持するため前方に向かって水平に延出する二対の把持棒が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載された腰痛治療器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、腰椎の異常に起因する慢性腰痛、ぎっくり腰、脊椎の歪み、事故の後遺症、スポーツ損傷を解消する腰痛治療器に関する。特に持ち運びが可能で、かつ最小限の治療スペースにおいて腰痛治療を可能とする腰痛治療器に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
腰痛症は現代病の一つとして増加傾向にあると指摘されている。そして腰痛症の原因の一つとしては、人体の背面部に配置されている脊椎における腰椎の異常に起因することが判明されている。腰椎の異常に起因して、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管窄等といった事象が発生している。腰痛症の原因は様々挙げられている。脊髄間の間には、椎間板と呼ばれる組織がある。かかる椎間板は、上下の脊髄を支える緩衝組織として機能している。しかし、このような椎間板が重力下における直立歩行等によって、組織摩耗が起こり、脊髄間の神経を圧迫することが知られている。
このような観点から、腰椎の異常に起因するものに対しては、幾つかの治療方法が実践されている。
例えば、腰椎周辺の筋力を増強する運動療法や、ストレッチによって筋肉の緊張をほぐして血流を改善し、痛みの原因となる物質の除去を促す方法がある。
【0003】
本発明者は、治療者の脚の脹脛を引っ掛け、うつ伏せになり腹部(特に骨盤前部)をクッション性を有した台座に密着させ、上半身を下方に降ろすことによって、骨盤を支点として人体を90°近く曲げ、その状態から背筋を使用して上半身を45~60°くらいの高さまで動かす運動を繰り返す治療法を考案し実践している。また本発明者は、上記治療法に適した腰痛治療器を開発し治療を行っている。
しかし、上記の腰痛治療器は、診療室に据え置きされることを前提として開発されているため、自由に持ち運ぶことが困難である。
また骨盤を支点として人体を曲げる角度もほぼ90°が限界であり、90°以下の角度を持たせることが困難であった。特に腰を90°以下の角度で折り曲げて、上半身を牽引することによって、より効果的に圧縮された腰椎を引き伸ばすことが可能となる。
【0004】
他方、現在考案されている治療器としては、特許文献1~5のものが知られている。例えば、特許文献1には腰椎を牽引することができる腰痛治療器が開示されている。しかし、これらの治療器は、持ち運ぶことが困難であり、一定範囲の治療スペースが必要となる据え置き型と推定される。
また骨盤を支点として人体を曲げる角度を90°以下とすることについては、積極的な開示はない。
本発明者は、現在知られている腰痛の治療方法や上述した腰痛治療器を検討した。更に本発明者自身が開発した腰痛治療器の効果を保持しつつ、持ち運びが可能なように発展させ、かつ、腰椎部分の屈曲角度を90°以下に曲げることを可能とする腰痛治療器の開発を目指した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
WO2005/000172号国際公開公報
特開2008-149099号公報
特開2004-81638号公報
特開2003-169818号公報
特開2003-144471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、腰椎の異常に起因する慢性腰痛、ぎっくり腰、脊椎の歪み、頚椎に対する症状の緩和、事故の後遺症、スポーツ損傷を安全かつ安定的に解消する腰痛治療器を提供することを目的とする。
また装置の安全性を確保しつつ、無駄な構成を削ぎ落とし、更なる軽量化を達成することによって、持ち運びが可能で、かつ最小限の治療スペースで腰痛治療を可能とする腰痛治療器を提供することを目的とする。
【0007】
また必要に応じて人体を90°以下に折り畳むことによって、圧迫された脊椎を元の状態に戻し、慢性腰痛、ぎっくり腰、腰椎椎間板ヘルニアの治療、頚椎に対する症状の緩和、事故の後遺症の治癒を可能とする腰痛治療器を提供することを目的とする。
更に治療者の足元を固定し、より安全かつ安定的に腰椎周辺の筋肉を強化することが可能となる腰痛治療器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上述した従来技術の課題を解決し、圧迫された脊椎を元の状態に戻し、慢性腰痛、ぎっくり腰、腰椎椎間板ヘルニアの治療、事故の後遺症の治癒といった効果を達成するために、以下の構成を有する腰痛治療器の構成を採用した。
(1)腰椎を伸ばすことができる腰痛治療器であって、上方斜め前方方向に伸びた長尺の支柱と、当該支柱を支える方向に伸びる支持柱とを有し、前記支柱及び支柱柱の床当接部には床に設置するために支柱及び支柱柱の長手方向とT字状、V字状又はU字状のいずれか一以上の組み合わせをもって形成された固定部とを有し、前記支柱の上端には台座が配置され、当該台座が人体における大腿部上部と当接し前方に向かって高く傾斜する平面部と、台座の先端において最も高い箇所に設けられた人体の骨盤と当接する曲面部とを有することを特徴とする腰痛治療器である。
ここで本発明に係る腰痛治療器は、長尺の支柱と当該支柱を支える支柱柱とを装置における基本的な構成としている点に特徴を有する。このような構成を採用することによって、安全性と軽量化を達成することが可能となり、持ち運びが容易となる。
また本発明に係る台座は、前方に向かって高く傾斜し、先端に設けられた曲面部に人体の骨盤を当接させる構造を有することによって、人体について腰を起点として90°以下に折ることが可能となり、圧迫された脊椎を元の状態に戻し、慢性腰痛、ぎっくり腰、腰椎椎間板ヘルニアの治療、事故の後遺症の治癒が可能となる。すなわち本発明を使用することによって、上半身が下を向き脊髄を湾曲させ、更に自らの上半身における体重を使用して椎間板を引き伸ばす事ができる。
【0009】
本発明に係る腰痛治療器の構造を採用することによって、治療者が任意の角度で腰に付加をかけることが可能となる。すなわち、治療者の腹部から足の付け根にかけて人体の体重が過度に付加されることを防止することが可能となり、機械による無理な引張荷重がかからないため、長時間の使用が容易となり、内臓疾患等の怪我が発生する危険性も減少する。
更に、本発明に係る腰痛治療器は、支柱柱を設けることによって、器具の使用時における安定性を確保することができる。また台座の先を開放することによって、治療者が任意の角度と付加を選択することができることから、筋肉を強化するために背中を反らす際の安定性を確保することができる。又、重力を歩行時と逆方向にかけることもできるため、脊髄間に存在する椎間板を、より引き伸ばすことができる。
更に、圧迫された脊椎を元の状態に戻す効果が与えられるため、圧迫された脊椎を元の状態に戻し、慢性腰痛、ぎっくり腰、腰椎椎間板ヘルニアの治療、事故の後遺症の治癒といった効果を得ることが可能となる。
【0010】
(2)当該台座の少なくとも表面がクッション性を有していることを特徴とする上記(1)に記載された腰痛治療器である。 本発明における台座はクッション性を有していることが好ましい。本発明に係る腰痛治療器は、施術を受ける人の体重の大部分を腹部で支えることになる。この場合は、腹部と密着する台座が硬度な材質で形成されている場合、衝撃を吸収するため又は人体への負荷を軽減するため、肋骨の疲労骨折や、内蔵疾患等の副作用を招く危険性がある。
台座を形成するクッション性を有する材料としては、硬質でない熱硬化性樹脂、例えば軟質ウレタンフォーム、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ポリウレタン、熱硬化性ポリイミド、ラバーウレタンフォーム、エステル系ウレタン、モールドチップウレタン、ゴム、熱可塑性ポリウレタン樹脂、熱硬化性エラストマー、加硫ゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等樹脂が挙げられる。また台座の表面を人造皮革、合成皮革、人工皮革、植物性の代替レザー等で被覆しても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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