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公開番号2025058568
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168573
出願日2023-09-28
発明の名称配線基板
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類H05K 3/46 20060101AFI20250402BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】配線基板における不良の発生の抑制。
【解決手段】実施形態の配線基板は、第1ビア導体13を含む第1ビルドアップ部10と、第3ビア導体33を含む第3ビルドアップ部30と、第1ビルドアップ部10と第3ビルドアップ部30との間に配置され第2ビア導体23を含む第2ビルドアップ部20と、を含んでいる。第1ビア導体13の径は第2ビア導体23の径より小さく、第2ビア導体23の径は第3ビア導体33の径より小さく、第2ビルドアップ部20は、複数の第2絶縁層21および複数の第2導体層22を含んでいる。複数の第2ビア導体23および第1ビア導体13がスタックビア構造を構成しており、スタックビア構造を構成する複数の第2ビア導体23それぞれの長さのうち、最も第1ビア導体13に近い第2ビア導体23の長さが隣接する第2ビア導体23の長さより大きい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1面、および、前記第1面と反対側の第2面を有し、
交互に積層される第1導体層および第1絶縁層、並びに、前記第1絶縁層を貫通する第1ビア導体を含み、前記第1面を備える第1ビルドアップ部と、
交互に積層される第3導体層および第3絶縁層、並びに、前記第3絶縁層を貫通する第3ビア導体を含み、前記第2面を備える第3ビルドアップ部と、
前記第1ビルドアップ部と前記第3ビルドアップ部との間に配置され、交互に積層される第2導体層および第2絶縁層、並びに、前記第2絶縁層を貫通する第2ビア導体を含む、第2ビルドアップ部と、
を含む配線基板であって、
前記第1ビア導体の径は前記第2ビア導体の径より小さく、
前記第2ビア導体の径は前記第3ビア導体の径より小さく、
前記第2ビルドアップ部は、複数の前記第2絶縁層および複数の前記第2導体層を含んでおり、
前記第1ビルドアップ部に最も近い第2絶縁層を貫通する第2ビア導体、前記第1ビルドアップ部に最も近い第2絶縁層に隣接する第2絶縁層を貫通する第2ビア導体、および、前記第1ビア導体がスタックビア構造を構成しており、
前記第1ビルドアップ部に最も近い第2絶縁層を貫通する第2ビア導体の長さが、
前記第1ビルドアップ部に最も近い第2絶縁層に隣接する第2絶縁層を貫通する第2ビア導体の長さより大きい。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1記載の配線基板であって、前記スタックビア構造を構成する複数の第2ビア導体それぞれの長さのうち、最も前記第1ビア導体に近い第2ビア導体の長さが最も大きい。
【請求項3】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1ビルドアップ部は複数の前記第1絶縁層および複数の前記第1導体層を含んでおり、前記第1ビア導体および前記第2ビア導体が、前記第1ビルドアップ部を構成するすべての第1絶縁層と前記第2ビルドアップ部を構成するすべての第2絶縁層とを貫通するスタックビア構造を構成している。
【請求項4】
請求項1記載の配線基板であって、前記第3ビア導体、前記第2ビア導体、および前記第1ビア導体が、前記第1ビルドアップ部を構成するすべての第1絶縁層と前記第2ビルドアップ部を構成するすべての第2絶縁層と前記第3ビルドアップ部を構成するすべての第3絶縁層とを貫通するフルスタックビア構造を構成している。
【請求項5】
請求項1記載の配線基板であって、前記第3ビルドアップ部は、複数の前記第3絶縁層および複数の前記第3導体層を含んでいる。
【請求項6】
請求項1記載の配線基板であって、前記スタックビア構造を構成する前記第1ビア導体と前記第2ビア導体とは、前記第1ビルドアップ部における最も前記第2ビルドアップ部に近い第1導体層に含まれるビアランドを介して接続されており、前記ビアランドの径は、前記スタックビア構造において前記第1導体層に含まれるビアランドのなかで最も大きい。
【請求項7】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1導体層は第1配線を含み、前記第1配線の配線幅は前記第2導体層に含まれる配線の最小の配線幅よりも小さく、前記第1配線の配線間の間隔は前記第2導体層に含まれる配線の配線間の最小の間隔よりも小さい。
【請求項8】
請求項7記載の配線基板であって、前記第1配線のアスペクト比は2.0以上、4.0以下であって、前記第1配線の配線幅は3μm以下であり、前記第1配線間の間隔は3μm以下である。
【請求項9】
請求項7記載の配線基板であって、前記第1ビルドアップ部は前記第1面に露出する複数の導体パッドを含み、前記第1面はそれぞれ前記導体パッドを含む複数の部品搭載領域を有しており、前記複数の部品搭載領域のうち異なる部品搭載領域に配置されている前記導体パッドが、前記第1配線を介して接続されている。
【請求項10】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1ビア導体が接続する下側の導体層の上面における前記第1ビア導体の径は、略10μmである。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は配線基板に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、第1の表面および第1の表面と反対側の第2の表面を備えるコアレス基板が開示されている。コアレス基板は交互に積層された複数(3層)の絶縁層を含んでいる。3層の絶縁層には各絶縁層を貫通して各絶縁層の上下に設けられる配線を電気的に接続するビアが形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2010/010910号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示のコアレス基板では、3層の絶縁層のうち異なる絶縁層を貫通するビアの寸法(径および高さ)は異なっている。複数のビアがスタックされた構造(スタックビア構造)を有する場合、径が異なるビアが接続される部分の近傍に応力が集中する場合があると考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の配線基板は、第1面、および、前記第1面と反対側の第2面を有し、交互に積層される第1導体層および第1絶縁層、並びに、前記第1絶縁層を貫通する第1ビア導体を含み、前記第1面を備える第1ビルドアップ部と、交互に積層される第3導体層および第3絶縁層、並びに、前記第3絶縁層を貫通する第3ビア導体を含み、前記第2面を備える第3ビルドアップ部と、前記第1ビルドアップ部と前記第3ビルドアップ部との間に配置され、交互に積層される第2導体層および第2絶縁層、並びに、前記第2絶縁層を貫通する第2ビア導体を含む、第2ビルドアップ部と、を含んでいる。前記第1ビア導体の径は前記第2ビア導体の径より小さく、前記第2ビア導体の径は前記第3ビア導体の径より小さく、前記第2ビルドアップ部は、複数の前記第2絶縁層および複数の前記第2導体層を含んでおり、前記第1ビルドアップ部に最も近い第2絶縁層を貫通する第2ビア導体、前記第1ビルドアップ部に最も近い第2絶縁層に隣接する第2絶縁層を貫通する第2ビア導体、および、前記第1ビア導体がスタックビア構造を構成しており、前記第1ビルドアップ部に最も近い第2絶縁層を貫通する第2ビア導体の長さが、前記第1ビルドアップ部に最も近い第2絶縁層に隣接する第2絶縁層を貫通する第2ビア導体の長さより大きい。
【0006】
本発明の実施形態によれば、スタックビア構造における、径の異なるビアが接続される部分近傍の応力が緩和され得ると考えられる。局所的な応力集中による、スタックビア構造における構成要素の剥離などの不良の発生が抑制され得ると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態の配線基板の一例を示す断面図。
図1における領域Aの部分拡大図。
図1における領域Bの部分拡大図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
一実施形態の配線基板が図面を参照しながら説明される。図1は、一実施形態の配線基板の一例である配線基板1を示す断面図である。なお、配線基板1は本実施形態の配線基板の一例に過ぎない。本実施形態の配線基板の積層構造、並びに、導体層および絶縁層それぞれの数は、図1の配線基板1の積層構造、並びに、配線基板1に含まれる導体層および絶縁層それぞれの数に限定されない。また、参照される図面においては、各構成要素の正確な比率を示すことは意図されておらず、本発明の特徴が理解され易いように描かれている。
【0009】
実施形態の配線基板1は、交互に積層された複数の導体層および絶縁層によってそれぞれ構成される第1ビルドアップ部10、第2ビルドアップ部20、および、第3ビルドアップ部30を含む積層構造を有している。配線基板1は、その厚さ方向と直交する2つの表面(第1面1Fおよび第1面1Fと反対側の第2面1B)を有している。
【0010】
第1ビルドアップ部10は一方の面10Fおよび一方の面10Fと反対側の他方の面10Bを有している。第2ビルドアップ部20は一方の面20Fおよび一方の面20Fと反対側の他方の面20Bを有している。第3ビルドアップ部30は一方の面30Fおよび一方の面30Fと反対側の他方の面30Bを有している。図1に示されるように、第1ビルドアップ部10の一方の面10Fが第1面1Fを構成している。第2面1Bは、第3ビルドアップ部30の他方の面30Bにより構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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