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公開番号
2025029832
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023134692
出願日
2023-08-22
発明の名称
判定方法
出願人
富士電子工業株式会社
代理人
個人
主分類
H05B
6/42 20060101AFI20250228BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】誘導コイルの内部を流れる冷却水の水漏れの兆候を的確に判定することができる判定方法を提供する。
【解決手段】誘導加熱用の誘導コイル10の内部を流れる冷却水の水漏れの兆候を判定する判定方法であって、(a)誘導コイル10に関する状態を示すデータを取得するステップと、(b)データに基づいてウェルチのt検定を実行し、有意差があると判定した場合に水漏れの兆候があると判定するステップとを含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
誘導加熱用の誘導コイルの内部を流れる冷却水の水漏れの兆候を判定する判定方法であって、
(a)前記誘導コイルに関する状態を示すデータを取得するステップと、
(b)前記データに基づいてウェルチのt検定を実行し、有意差があると判定した場合に水漏れの兆候があると判定するステップと、を含む
判定方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記(b)では、水漏れが発生しなかった第1の期間における1日毎の前記データの平均値である第1の平均値を算出し、前記第1の平均値を用いて前記第1の期間における前記データの平均値である第2の平均値を算出し、前記第1の期間の後の第2の期間における前記データの平均値である第3の平均値を算出し、前記ウェルチのt検定を用いて、前記第2の平均値と前記第3の平均値とを比較することにより、有意差の有無を判定する
請求項1に記載の判定方法。
【請求項3】
前記判定方法は、さらに、
(c)1日毎の前記データの平均値を算出し、前記平均値が所定の日数以上連続して低下した場合に、水漏れの兆候があると判定するステップを含む
請求項1に記載の判定方法。
【請求項4】
前記判定方法は、さらに、
(d)前記データに基づいてF検定を実行し、有意差があると判定した場合に、水漏れの兆候があると判定するステップを含む
請求項1に記載の判定方法。
【請求項5】
前記(d)では、水漏れが発生しなかった第3の期間における前記データの平均値である第3の平均値を算出し、前記第3の期間の後の第4の期間における前記データの平均値である第4の平均値を算出し、前記F検定を用いて、前記第3の平均値と前記第4の平均値とのばらつきの比を算出することにより、有意差の有無を判定する
請求項4に記載の判定方法。
【請求項6】
前記判定方法は、さらに、
(e)前記データを機械学習モデルに入力することにより得られる出力結果に基づいて、水漏れの兆候があると判定するステップを含む
請求項1に記載の判定方法。
【請求項7】
前記判定方法は、さらに、
(f)前記データが所定の閾値範囲を逸脱した場合に、水漏れの兆候があると判定するステップを含む
請求項1に記載の判定方法。
【請求項8】
前記判定方法は、さらに、
(g)1日毎の前記データの平均値を算出し、当日における前記データの平均値と、前日における前記データの平均値との変化量の絶対値が閾値を下回った場合に、水漏れの兆候があると判定するステップを含む
請求項1に記載の判定方法。
【請求項9】
前記判定方法は、さらに、
(h)1日における所定の時間帯毎の前記データの平均値の移動平均を算出し、前記平均値の低下が所定回数以上連続した場合に、水漏れの兆候があると判定するステップを含む
請求項1に記載の判定方法。
【請求項10】
前記データは、前記冷却水の流量、前記冷却水の温度、前記冷却水の圧力、及び、前記誘導コイルの温度の少なくとも1つである
請求項1~9のいずれか1項に記載の判定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、誘導加熱用の誘導コイルの内部を流れる冷却水の水漏れの兆候を判定する判定方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
被加熱物を誘導加熱するための誘導加熱装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の誘導加熱装置は、電源部と、整合部と、誘導コイルとを備えている。電源部は、複数のスイッチング素子を有するインバータ電源であり、複数のスイッチング素子を高速でオン・オフさせることにより高周波電流を生成する。整合部は、電源部と誘導コイルとの間に電気的に接続された並列共振回路である。誘導コイルは、パイプ状に形成されており、被加熱物の周囲を覆うように配置される。誘導コイルの内部には、当該誘導コイルを冷却するための冷却水が供給されている。
【0003】
電源部からの高周波電流は、整合部を介して誘導コイルに供給される。この高周波電流により生成された交番磁束が被加熱物の内部を貫通することにより、被加熱物の内部に渦電流が流れるようになる。この渦電流によるジュール熱によって、被加熱物が誘導加熱される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-208240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した誘導加熱装置では、誘導コイルの内部を流れる冷却水の水漏れの兆候を的確に判定することが要望されている。
【0006】
本発明の目的は、誘導コイルの内部を流れる冷却水の水漏れの兆候を的確に判定することができる判定方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様に係る判定方法は、誘導加熱用の誘導コイルの内部を流れる冷却水の水漏れの兆候を判定する判定方法であって、(a)前記誘導コイルに関する状態を示すデータを取得するステップと、(b)前記データに基づいてウェルチのt検定を実行し、有意差があると判定した場合に水漏れの兆候があると判定するステップと、を含む。
【0008】
本態様によれば、誘導コイルに関する状態を示すデータに基づいてウェルチのt検定を実行し、有意差があると判定した場合に水漏れの兆候があると判定する。これにより、誘導コイルの内部を流れる冷却水の水漏れの兆候を的確に判定することができる。
【0009】
例えば、第2の態様に係る判定方法では、第1の態様において、前記(b)では、水漏れが発生しなかった第1の期間における1日毎の前記データの平均値である第1の平均値を算出し、前記第1の平均値を用いて前記第1の期間における前記データの平均値である第2の平均値を算出し、前記第1の期間の後の第2の期間における前記データの平均値である第3の平均値を算出し、前記ウェルチのt検定を用いて、前記第2の平均値と前記第3の平均値とを比較することにより、有意差の有無を判定するように構成してもよい。
【0010】
本態様によれば、誘導コイルの内部を流れる冷却水の水漏れの兆候を的確に判定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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