TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025059517
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169650
出願日
2023-09-29
発明の名称
プラズマ式分子導入装置用の電極及びプラズマ式分子導入装置
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H05H
1/24 20060101AFI20250403BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】導入対象領域への制御性を高められる、プラズマ式分子導入装置用の電極を目的とする。
【解決手段】離間した電極の間に生じたプラズマで導入対象物に分子を導入するプラズマ式分子導入装置用の電極であり、一端を先端とし、導電体からなる電極本体と、少なくとも前記電極本体の前記先端を覆う被覆部と、を有し、前記被覆部は、誘電体からなることよりなる。前記被覆部は、前記電極本体の電界集中部を覆うことが好ましく、前記被覆部の厚さは、0.1~2mmが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
離間した電極の間に生じたプラズマで導入対象物に分子を導入するプラズマ式分子導入装置用の電極であり、
一端を先端とし、導電体からなる電極本体と、少なくとも前記電極本体の前記先端を覆う被覆部と、を有し、
前記被覆部は、誘電体からなる、プラズマ式分子導入装置用の電極。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記被覆部は、前記電極本体の電界集中部を覆う、請求項1に記載のプラズマ式分子導入装置用の電極。
【請求項3】
前記被覆部の厚さは、0.01~2mmである、請求項1又は2に記載のプラズマ式分子導入装置用の電極。
【請求項4】
第一電極と、
前記第一電極と離間し、前記第一電極の先端が向く方向に位置する第二電極と、
前記第一電極と前記第二電極との間に位置し、かつ前記第一電極の先端から離間して位置する照射場と、
前記第一電極と前記第二電極との間に電圧を印加する給電部と、
を有し、
前記第一電極は、導電体からなる電極本体と、少なくとも前記電極本体の先端を覆う被覆部とを有し、
前記被覆部は、誘電体からなる、プラズマ式分子導入装置。
【請求項5】
前記被覆部は、前記電極本体の電界集中部を覆う、請求項4に記載のプラズマ式分子導入装置。
【請求項6】
前記被覆部の厚さは、0.01~2mmである、請求項4又は5に記載のプラズマ式分子導入装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラズマ式分子導入装置用の電極及びプラズマ式分子導入装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
遺伝子工学、医薬品開発において、標的細胞又は標的組織(以下、「標的細胞等」ということがある)に分子を導入し、標的細胞等の分子の機能や生理活性等を試験している。
分子としては、ポリヌクレオチド、シグナル伝達蛋白質、転写調節因子、低分子生理活性物質、薬剤候補品等が挙げられる。
【0003】
分子の導入方法としては、エレクトロポレーション法、ジーンガン法、リボソーム法、細胞融合法、ウイルスベクター法等がある。これらの分子の導入方法では、標的細胞等への分子の導入効率が未だ満足できるものではなかった。
【0004】
こうした問題に対して、特許文献1~2には、キャピラリー電極と、キャピラリー電極とは反対側に設けられた対向電極と、キャピラリー電極及び対向電極に接続された電源とを有する分子導入装置が提案されている。特許文献1~2の発明によれば、電極間に生じたプラズマによって、標的細胞等へ分子を効率的に導入できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6189019号公報
特許第5737828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の技術では、電極の直下の標的細胞等は、プラズマから受ける熱や、放電開始時に生じる衝撃波等による影響が大きく、分子が導入された標的細胞等(以下、「導入細胞等」ということがある)がダメージを受けて、生存率が低下したり、電極直下の領域から吹き飛ばされたりする。このため、狙った領域(導入対象領域)で、標的細胞等への分子の導入効率を高め、かつ導入細胞等の生存率を高める(導入対象領域への制御性を高める)ことが難しい、という問題があった。
本発明は、導入対象領域への制御性を高められる、プラズマ式分子導入装置用の電極を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の態様を有する。
<1>
離間した電極の間に生じたプラズマで導入対象物に分子を導入するプラズマ式分子導入装置用の電極であり、
一端を先端とし、導電体からなる電極本体と、少なくとも前記電極本体の前記先端を覆う被覆部と、を有し、
前記被覆部は、誘電体からなる、プラズマ式分子導入装置用の電極。
<2>
前記被覆部は、前記電極本体の電界集中部を覆う、<1>に記載のプラズマ式分子導入装置用の電極。
<3>
前記被覆部の厚さは、0.01~2mmである、<1>又は<2>に記載のプラズマ式分子導入装置用の電極。
【0008】
<4>
第一電極と、
前記第一電極と離間し、前記第一電極の先端が向く方向に位置する第二電極と、
前記第一電極と前記第二電極との間に位置し、かつ前記第一電極の先端から離間して位置する照射場と、
前記第一電極と前記第二電極との間に電圧を印加する給電部と、
を有し、
前記第一電極は、導電体からなる電極本体と、少なくとも前記電極本体の先端を覆う被覆部とを有し、
前記被覆部は、誘電体からなる、プラズマ式分子導入装置。
<5>
前記被覆部は、前記電極本体の電界集中部を覆う、<4>に記載のプラズマ式分子導入装置。
<6>
前記被覆部の厚さは、0.01~2mmである、<4>又は<5>に記載のプラズマ式分子導入装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明のプラズマ式分子導入装置用の電極によれば、導入対象領域への制御性を高められる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第一の実施形態にかかるプラズマ式分子導入装置の断面模式図である。
他の実施形態の第二電極を説明する模式図である。
実施例1の結果を示す写真である。
比較例1の結果を示す写真である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
放電器
1か月前
個人
静電気排除専用ノズル。
1か月前
愛知電機株式会社
盤フレーム
27日前
個人
静電気除去具
28日前
株式会社遠藤照明
照明システム
1か月前
個人
day & night.
1か月前
株式会社国際電気
電子装置
7日前
個人
電気抵抗電磁誘導加熱装置
11日前
イビデン株式会社
プリント配線板
11日前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
愛知電機株式会社
ブッシングの取付金具
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
7日前
株式会社LIXIL
照明システム
5日前
株式会社JVCケンウッド
処理装置
27日前
FDK株式会社
冷却構造
5日前
株式会社国際電気
取っ手付き機器
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
1か月前
株式会社デンソー
電子装置
1か月前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
25日前
富士電機株式会社
フレーム連結構造
18日前
株式会社クラベ
コード状ヒータとヒータユニット
1か月前
株式会社遠藤照明
照明システム及び照明制御装置
1か月前
株式会社デンソー
電子制御装置
1か月前
矢崎総業株式会社
導体冷却構造
1か月前
個人
電熱床板に用いる発熱構造
1か月前
日亜化学工業株式会社
基板の製造方法
26日前
株式会社デンソー
電子制御装置
1か月前
株式会社デンソー
電子制御装置
1か月前
株式会社ミツバ
モータ制御装置
25日前
株式会社東芝
電子部品及び電子装置
1か月前
三菱重工業株式会社
加熱デバイス
1か月前
コーセル株式会社
端子付き放熱板
18日前
株式会社トクヤマ
窒化ケイ素焼結基板及びその製造方法
1か月前
セイコーエプソン株式会社
電子機器
25日前
株式会社東京精密
コントローラ
1か月前
新電元工業株式会社
制御回路及び電源装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る