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公開番号2025063570
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023172903
出願日2023-10-04
発明の名称伝送路構造
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H04B 3/30 20060101AFI20250409BHJP(電気通信技術)
要約【課題】伝送路で発生するノイズをより効果的に低減する。
【解決手段】伝送路構造は、2つの装置の間を電気的に接続する第1の伝送路および第2の伝送路と、第1の伝送路を流れる電流の向きに沿って、第1の伝送路の少なくとも一部を覆う第1のシールドと、第2の伝送路を流れる電流の向きに沿って、第2の伝送路の少なくとも一部を覆う第2のシールドと、第1のシールドと第2のシールドとの間を電気的に接続する第1の導体および第2の導体と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
2つの装置の間を電気的に接続する第1の伝送路および第2の伝送路と、
前記第1の伝送路を流れる電流の向きに沿って、前記第1の伝送路の少なくとも一部を覆う第1のシールドと、
前記第2の伝送路を流れる電流の向きに沿って、前記第2の伝送路の少なくとも一部を覆う第2のシールドと、
前記第1のシールドと前記第2のシールドとの間を電気的に接続する第1の導体および第2の導体と、を備える、
伝送路構造。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記第1の導体は、前記第1のシールドの一端部と前記第2のシールドの一端部とを接続し、
前記第2の導体は、前記第1のシールドの他端部と前記第2のシールドの他端部とを接続する、
請求項1に記載の伝送路構造。
【請求項3】
前記第1の導体は、前記第1のシールドおよび前記第2のシールドの一端部から所定距離で前記第1のシールドと前記第2のシールドとを接続し、
前記第2の導体は、前記第1のシールドおよび前記第2のシールドの他端部から前記所定距離で前記第1のシールドと前記第2のシールドとを接続する、
請求項1に記載の伝送路構造。
【請求項4】
前記第1の導体および前記第2の導体と異なる位置で、前記第1のシールドと前記第2のシールドとの間を電気的に接続する第3の導体、をさらに備える、
請求項1に記載の伝送路構造。
【請求項5】
前記第3の導体は、前記第1のシールドの全長の中間点と、前記第2のシールドの全長の中間点とを接続する、
請求項4に記載の伝送路構造。
【請求項6】
前記第1の導体、前記第2の導体および前記第3の導体と異なる位置で、前記第1のシールドと前記第2のシールドとの間を電気的に接続する第4の導体、をさらに備える、
請求項4に記載の伝送路構造。
【請求項7】
前記第1の導体、前記第2の導体、前記第3の導体および前記第4の導体は、前記第1のシールドと前記第2のシールドとの間を互いに均等な距離で接続する、
請求項6に記載の伝送路構造。
【請求項8】
前記第1の導体および前記第2の導体のうちいずれか一方は、大地グランドに接続される、
請求項1に記載の伝送路構造。
【請求項9】
前記第1の導体および前記第2の導体は、大地グランドに接続される、
請求項1に記載の伝送路構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、伝送路構造に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電界を電界伝達媒体に誘起して電界通信を行うことが可能な電界通信装置における伝送路構造が開示されている。伝送路構造は、電界伝達媒体の接触に用いる電界通信用の第1の電極と、第1の電極と同一容積かつ同一形状を有する電界通信用の第2の電極と、一方の接続端を第1の電極に接続した第1の伝送路と、第1の伝送路と同一材質かつ同一長であって、一方の接続端を第2の電極に接続した第2の伝送路と、第1の入力端を第1の伝送路の他方の接続端に接続すると共に、第2の入力端を第2の伝送路の他方の接続端に接続し、当該第1の入力端及び当該第2の入力端から夫々入力した各信号の差分を増幅して出力する受信用差動増幅器と、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-74606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、伝送路で発生するノイズをより効果的に低減する伝送路構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、2つの装置の間を電気的に接続する第1の伝送路および第2の伝送路と、前記第1の伝送路を流れる電流の向きに沿って、前記第1の伝送路の少なくとも一部を覆う第1のシールドと、前記第2の伝送路を流れる電流の向きに沿って、前記第2の伝送路の少なくとも一部を覆う第2のシールドと、前記第1のシールドと前記第2のシールドとの間を電気的に接続する第1の導体および第2の導体と、を備える、伝送路構造を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、伝送路で発生するノイズをより効果的に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施の形態1に係る第1の伝送路構造例を示す図
第1の伝送路構造を上から見た図
第1の伝送路構造におけるノーマルノイズおよびコモンノイズの一例を示す図
実施の形態1に係る第2の伝送路構造例を示す図
第2の伝送路構造におけるノーマルノイズおよびコモンノイズの一例を示す図
実施の形態1に係る第3の伝送路構造例を示す図
第3の伝送路構造におけるノーマルノイズおよびコモンノイズの一例を示す図
実施の形態1に係る第4の伝送路構造例を示す図
第4の伝送路構造におけるノーマルノイズおよびコモンノイズの一例を示す図
実施の形態2に係る第5の伝送路構造例を示す図
第5の伝送路構造におけるノーマルノイズおよびコモンノイズの一例を示す図
実施の形態2に係る第6の伝送路構造例を示す図
第6の伝送路構造におけるノーマルノイズおよびコモンノイズの一例を示す図
実施の形態2に係る第7の伝送路構造例を示す図
第7の伝送路構造におけるノーマルノイズおよびコモンノイズの一例を示す図
従来の伝送路構造例を示す図
従来の伝送路構造におけるノーマルノイズおよびコモンノイズの一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0008】
(本開示に至る経緯)
一般的に、電気回路は、信号ラインあるいは電源ラインに重畳されたノイズを除去するために、信号ライン等とグランドラインとの間にバイパスコンデンサが挿入されたり、信号ライン等に直列にインダクタ(コイル)が挿入されたりする。これにより、電気回路は、信号ライン等に重畳されたノイズを高周波インピーダンスの低いバイパスコンデンサを介してグランドラインへ逃がしたり、高周波インピーダンスの高いコイルにより信号ライン等におけるノイズの伝搬を阻止したりすることで、ノイズを除去できる。
【0009】
特許文献1では、第1の電極から第1の入力端までの間で発生する第1ノイズ成分と同等である第2ノイズ成分を第2の電極から第2の入力端までの間で発生させて、第1ノイズ成分を第2ノイズ成分で除去することにより、第1の電極から第1の入力端までの間で発生する第1ノイズ成分を低減させる。
【0010】
また、従来、信号ラインあるいは電源ラインと大地グランドとの接続が難しい環境において、図16に示すように2つの装置MC01,MC02の間を電気的に接続する2本の配線W01,W02のそれぞれと、2本の配線W01,W02のそれぞれから放射されるノイズを抑制するためのシールドSH01,SH02のそれぞれと、これらのシールドSH01,SH02に流れるリターン電流を装置MC01,MC02のそれぞれに逃がす配線W03,W04とを備える伝送路構造がある。ここで、図16は、従来の伝送路構造例を示す図である。図16に示す伝送路構造は、装置MC01と装置MC02との間を接続する配線W01,W02の長さが1200mmであって、シールドSH01,SH02がそれぞれ同一長さである。また、シールドSH01,SH02の両端と装置MC01,MC02との間の距離は、それぞれ等しい。
(【0011】以降は省略されています)

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