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公開番号2025064019
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173390
出願日2023-10-05
発明の名称乗物用スピーカ装置
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類H04R 1/02 20060101AFI20250410BHJP(電気通信技術)
要約【課題】部品点数が少なく、簡易な構成のバスレフ型の乗物用スピーカ装置を提供する。
【解決手段】乗物用ドア10に設けられる乗物用スピーカ装置30であって、収容部34の内部にスピーカ32が保持されたスピーカ本体31と、スピーカ本体31から延び出すバスレフダクト40と、を備え、ドアパネル13は、その板面を貫通するサービスホール14と、サービスホール14を閉塞するための合成樹脂製のサービスホールカバー20と、を含み、バスレフダクト40は、乗物室内外方向に分割され、ドアパネル13側に配置される第1分割部26と反対側に配置される第2分割部44とを組み付けることにより構成されており、第1分割部26は、サービスホールカバー20の一部によって構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
乗物用ドアに設けられる乗物用スピーカ装置であって、
箱型の収容部の内部にスピーカが保持されたスピーカ本体と、前記スピーカ本体から延び出す管状のバスレフダクトと、を備え、
前記乗物用ドアを構成するドアパネルは、その板面を貫通するサービスホールと、前記サービスホールを閉塞するための合成樹脂製のサービスホールカバーと、を含み、
前記バスレフダクトは、前記サービスホールカバーの主たる面を構成する主面に沿って配置される部分を含み、
少なくとも前記バスレフダクトは、乗物室内外方向に分割され、前記ドアパネル側に配置される第1分割部と前記ドアパネルとは反対側に配置される第2分割部とを組み付けることにより構成されており、
前記第1分割部は、前記サービスホールカバーの一部によって構成されている乗物用スピーカ装置。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記収容部および前記バスレフダクトは、前記サービスホールカバーと前記乗物用ドアの室内意匠面を形成するドアトリムとの間に配置されており、
前記サービスホールカバーの前記第1分割部は、当該サービスホールカバーの前記主面から乗物室外側に凹む形状とされている請求項1に記載の乗物用スピーカ装置。
【請求項3】
前記収容部は、乗物室内外方向に分割された収容部側第1分割部および収容部側第2分割部を組み付けることにより構成されており、
前記収容部側第1分割部は、前記サービスホールカバーの一部によって構成され、
前記収容部側第2分割部は、前記第2分割部とは別部材により構成されている、請求項1または請求項2に記載の乗物用スピーカ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術は、乗物用スピーカ装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば車両用のドアにオーディオ用のスピーカを内蔵させた構成のスピーカ装置が知られている。特許文献1には、アウターパネルと、アウターパネルの車内側に配置され、中央に開口が設けられた鋼板製のインナーパネルと、インナーパネルの開口を塞ぐ鋼板製のモジュールベースと、を備えたドア本体のモジュールベースに、スピーカが取り付けられた構成が開示されている。
【0003】
また、車両用のドアに設けられるスピーカの低音域の音響性能を向上させるために、バスレフ型のスピーカが設けられる場合がある。特許文献2には、スピーカボックス内にスピーカユニットが取り付けられたスピーカ本体から円筒状の柱状部分(ダクト)を延出するとともに、柱状部分に開口部を形成した、バスレフ型のスピーカ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-166726号公報
特開2006-229815号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、車両用ドアにバスレフ型のスピーカ装置1を取り付ける場合には、スピーカ装置1が、車両用ドアに設けられるウィンドウレギュレータやドアロック装置、補強材等その他の部材と干渉しないようにするべく、スピーカボックス2やダクト部3を湾曲形状としたり、適宜固定片4を設ける等、形状が複雑化していた。また、このような複雑な形状のスピーカボックス2やダクト部3を一括成形するのは容易ではなく、複数のパーツに分割形成しなければならず、部品点数が増えるとともに、スピーカ装置の組み立て作業に時間や手間を要した(図5および図6参照)。
【0006】
本明細書に開示される技術は上記課題に鑑みて完成されたものであって、その目的は、部品点数が少なく、簡易な構成のバスレフ型の乗物用スピーカ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために完成された本明細書に開示される技術は、乗物用ドアに設けられる乗物用スピーカ装置であって、箱型の収容部の内部にスピーカが保持されたスピーカ本体と、前記スピーカ本体から延び出す管状のバスレフダクトと、を備え、前記乗物用ドアを構成するドアパネルは、その板面を貫通するサービスホールと、前記サービスホールを閉塞するための合成樹脂製のサービスホールカバーと、を含み、前記バスレフダクトは、前記サービスホールカバーの主たる面を構成する主面に沿って配置される部分を含み、少なくとも前記バスレフダクトは、乗物室内外方向に分割され、前記ドアパネル側に配置される第1分割部と前記ドアパネルとは反対側に配置される第2分割部とを組み付けることにより構成されており、前記第1分割部は、前記サービスホールカバーの一部によって構成されている。
【0008】
上記構成によれば、スピーカ装置を乗物用ドアに設ける際に、バスレフダクトが、乗物用ドアに備え付けられる他の機能部材との干渉を防ぐべく複雑な形状とされる場合でも、第1分割部をサービスホールカバーの一部で構成することにより、従来必要であった組み付け部品(複数に分割された部品)の数を減らすことができる。また、部品の数が減ることにより、組み立て作業も簡略化することができるとともに、コスト削減が可能となる。
【0009】
また、合成樹脂製のサービスホールカバーは鋼製のものと比較して設計の自由度が高く、バスレフダクトの配策経路の自由度も向上するため、バスレフの音響性能に関係するダクトの空間体積の最適化を図ることが可能となる。
【0010】
前記収容部および前記バスレフダクトは、前記サービスホールカバーと前記乗物用ドアの室内意匠面を形成するドアトリムとの間に配置されており、前記サービスホールカバーの前記第1分割部は、当該サービスホールカバーの前記主面から乗物室外側に凹む形状とされていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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