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公開番号2025064659
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174584
出願日2023-10-06
発明の名称シート支持装置、及び自転車
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人弁理士法人はるか国際特許事務所
主分類B62J 1/08 20060101AFI20250410BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】シートの位置を上下方向だけでなく、前後方向においても変化させることができるシート支持装置を提供する。
【解決手段】シート支持装置60は、支持軸64aを中心にして前後動可能に支持されている下ポスト61Aと、下ポスト61Aに対して相対的に上下動可能な上ポスト61Bとを有しているシートポスト61を有する。シート位置調整機構Mは、上ポスト61Bと下ポスト61Aとの相対位置をロックするロック状態と、アンロック状態とを切り換える。シート支持装置60は上ポスト61Bに連結されている連結アーム62を有している。支持軸62bを中心にして連結アーム62と上ポスト61Bとが上下動可能なように、連結アーム62の最前部は支持軸62bによって支持されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
第1支持軸を中心にして前後動可能に支持されている下ポストと、前記下ポストから上方に伸びている上ポストとを有し、前記上ポストがその上側でシートを支持し前記下ポストに対して相対的に上下動可能である、シートポストと、
前記上ポストと前記下ポストとの相対位置をロックするロック状態と、前記上ポストと前記下ポストとの相対位置の変化を許容するアンロック状態とを切り換えるシート位置調整機構と、
前記上ポストに連結されている連結アームと
を有し、
前記シートポストの前方に位置している第2支持軸を中心にして前記連結アームと前記上ポストとが上下動可能なように、前記連結アームの最前部は前記第2支持軸によって支持されている
シート支持装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記シート位置調整機構は、前記アンロック状態において前記上ポストを前記下ポストに対して上方に付勢する付勢手段を含み、ユーザによる操作部への操作に応じて、前記ロック状態と前記アンロック状態とを切り換える
請求項1に記載されるシート支持装置。
【請求項3】
前記シートポストは、前記上ポストを相対的に高い位置に配置する高ポスト状態と、前記上ポストを相対的に低い位置に配置する低ポスト状態との間で動くことができ、
前記低ポスト状態での前記上ポストの位置は、前記高ポスト状態での前記上ポストの位置よりも後方である
請求項1に記載されるシート支持装置。
【請求項4】
前記シートポストが前記高ポスト状態にあるとき、前記連結アームを支持している前記第2支持軸の位置は、前記上ポストの上端の高さよりも低い
請求項3に記載されるシート支持装置。
【請求項5】
前記上ポストにはクランプ部材が取り付けられており、
前記連結アームの後端は、連結軸を介して前記クランプ部材に連結されている
請求項1に記載されるシート支持装置。
【請求項6】
前記連結アームは、前記連結軸と、前記第2支持軸とを結ぶ直線よりも下方に膨らんでいる
請求項5に記載されるシート支持装置。
【請求項7】
請求項1に記載されるシート支持装置を有している自転車。
【請求項8】
前記自転車はフレームを有し、
前記フレームは、ステアリング軸を支持しているヘッドチューブと、クランク軸を支持するボトムブラケットを支持しているフレーム底部と、前記ヘッドチューブから後側に向かって伸びて、前記フレーム底部に接続しているメインフレーム部とを有し、
前記下ポストは、前記第1支持軸を介して前記メインフレーム部に連結されている
請求項7に記載される自転車。
【請求項9】
前記シートポストは、前記上ポストを相対的に高い位置に配置する高ポスト状態と、前記上ポストを相対的に低い位置に配置する低ポスト状態との間で動くことができ、
前記シートポストが前記低ポスト状態にあるとき、前記シートポストは前記メインフレーム部よりも後方に傾斜している
請求項8に記載される自転車。
【請求項10】
前記自転車はフレームを有し、
前記フレームは、ステアリング軸を支持しているヘッドチューブと、前記ヘッドチューブから後側に向かって伸びているメインフレーム部とを有し、
前記連結アームは、前記第2支持軸を介して前記メインフレーム部に連結されている請求項7に記載される自転車。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、自転車におけるシートの支持構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示される自転車は、シートポストに、ガススプリングを有するシート位置調整機構を有している。シート位置調整機構は、シートの下側に配置された操作レバーを有している。この操作レバーを操作すると、ガス圧によってピストン及びシートが押し上げられる。操作レバーの操作を解除すると、ピストン及びシートの位置(高さ)がロックされる。特許文献1とは異なり、シートの位置を調整するための操作レバーが、ハンドルバーに取り付けられている自転車も利用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-104257
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のシート位置調整機構では、シート位置は上下方向(シリンダの延伸方向)に変化するだけであった。ところが、シート位置を前後方向に変化させたいというニーズもある。例えば、坂道を上るときには、シートは、高く且つ車両の前部寄りの位置にあるほうがライダーはペダルを漕ぎやすい。これに対して、坂道を下るときには、シートは低く且つ車両の後部寄りの位置にあるほうが自転車を操作し易い場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本開示で提案するシート支持装置は、第1支持軸を中心にして前後動可能に支持されている下ポストと、前記下ポストから上方に伸びている上ポストとを有し、前記上ポストがその上側でシートを支持し前記下ポストに対して相対的に上下動可能である、シートポストと、前記上ポストと前記下ポストとの相対位置をロックするロック状態と、前記上ポストと前記下ポストとの相対位置の変化を許容するアンロック状態とを切り換えるシート位置調整機構と、前記上ポストに連結されている連結アームとを有している。前記シートポストの前方に位置している第2支持軸を中心にして前記連結アームと前記上ポストとが上下動可能なように、前記連結アームの最前部は前記第2支持軸によって支持されている。
【0006】
このシート支持構造によると、シートの位置を上下方向だけでなく、前後方向においても変化させることができる。
【0007】
(2)(1)に記載のシート支持装置において、前記シート位置調整機構は、前記アンロック状態において前記上ポストを前記下ポストに対して上方に付勢する付勢手段を含み、ユーザによる操作部への操作に応じて、前記ロック状態と前記アンロック状態とを切り換える。これによると、ライダーはシート位置の調整を容易に行うことができる。
【0008】
(3)(1)又は(2)に記載のシート支持装置において、前記シートポストは、前記上ポストを相対的に高い位置に配置する高ポスト状態と、前記上ポストを相対的に低い位置に配置する低ポスト状態との間で動くことができる。前記低ポスト状態での前記上ポストの位置は、前記高ポスト状態での前記上ポストの位置よりも後方である。これによると、例えば坂道を上るときには、ライダーは、シートポストを高ポスト状態に配置することにより、ペダルを快適に漕ぐことができる。また、例えば、凸凹のある坂道を下るときには、ライダーは、シートポストを低ポスト状態に配置することにより、坂道の凹凸に合わせて身体を動かすことが容易となる。
【0009】
(4)(3)のシート支持装置において、前記シートポストが前記高ポスト状態にあるとき、前記連結アームを支持している前記第2支持軸の位置は、前記上ポストの上端の高さよりも低くい。第2支持軸のこの位置によると、上ポストの位置を下げたときに、上ポストは後方に移動する。
【0010】
(5)(1)乃至(4)のいずれかに記載のシート支持装置において、前記上ポストにはクランプ部材が取り付けられており、前記連結アームの後端は、連結軸を介して前記クランプ部材に連結されている。
(【0011】以降は省略されています)

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