TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025065471
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2025020776,2023109238
出願日
2025-02-12,2018-09-25
発明の名称
筆記具
出願人
株式会社パイロットコーポレーション
代理人
弁理士法人 津国
主分類
B43K
23/12 20060101AFI20250410BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約
【課題】透明性を有する材料により形成した部材を用いた筆記具でありながら、筆記具により形成される筆跡が初期から退色や褐変を生じて見栄えを損なうことがなく、ペン先形状や筆記具内のインキの色調や残量を視認できる筆記具を提供すること。
【解決手段】インキと、インキを収容したインキ吸蔵体7と、内部にインキ吸蔵体7を収容した軸筒8と、インキが吐出可能なペン先3と、ペン先3を保持する保持体4と、軸筒8のペン先側に着脱自在に取り付けられ透明性を有する材料にて形成されたキャップ2と、を備える。キャップ2に紫外線吸収剤若しくは透明性紫外線遮蔽剤を含有、又はキャップ2表面に紫外線吸収剤若しくは透明性紫外線遮蔽剤を含む光安定層を設ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
(イ)電子供与性有機化合物、(ロ)電子受容性化合物、(ハ)前記(イ)、(ロ)成分の呈色反応の生起温度を決める反応媒体からなる可逆熱変色性材料、フォトクロミック有機材料、染料、蛍光顔料から選ばれる着色剤を含むインキと、前記インキを収容したインキ吸蔵体と、内部に前記インキ吸蔵体を収容した軸筒と、前記インキが吐出可能なペン先と、前記ペン先を保持する保持体と、前記軸筒のペン先側に着脱自在に取り付けられ透明性を有する材料にて形成されたキャップと、を備えた筆記具であって、前記キャップに紫外線吸収剤若しくは透明性紫外線遮蔽剤を含有、又は前記キャップ表面に紫外線吸収剤若しくは透明性紫外線遮蔽剤を含む光安定層を設けてなる筆記具。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記キャップに光安定剤を含有又は前記光安定層中に光安定剤を含有してなる請求項1に記載の筆記具。
【請求項3】
前記保持体は透明性を有する材料にて形成された請求項1又は2に記載の筆記具。
【請求項4】
前記保持体に紫外線吸収剤若しくは透明性紫外線遮蔽剤を含有、又は前記保持体の表面に紫外線吸収剤若しくは透明性紫外線遮蔽剤を含む光安定層を設けてなる請求項3に記載の筆記具。
【請求項5】
前記保持体に光安定剤を含有又は前記光安定層中に光安定剤を含有してなる請求項4に記載の筆記具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、筆記具に関する。更に詳細には収容されるインキの耐光性を向上させた筆記具に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、筆記具に収容されるインキ中に含まれる着色剤は、光により色調が退色又は変色してしまうものが多く存在している。そのため、ベンゾフェノン系、サリチル酸系、ベンゾトリアゾール系、シアノアクリレート系等の紫外線吸収剤をインキ中に添加することが開示されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭62-106971号公報
特開平9-279080号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1及び2に開示された技術では、前記紫外線吸収剤は、媒体に対する溶解性が非常に乏しく、特に水性インキに用いる場合には少量しか添加することができないために充分な耐光性向上効果が得られ難かった。
【0005】
近年、キャップや軸筒やインキ収容管を、透明性を有する材料により形成して内部に収容したペン先形状やインキの色調や残量を視認できる筆記具が汎用されているが、前記筆記具においては収容されたインキ自体が光に晒される傾向にあり、比較的耐光性に乏しい染料、蛍光顔料、可逆熱変色性材料、フォトクロミック材料等の着色剤を使用した系において、インキ中で着色剤の退色や褐変を生じ、よって、筆記して得られる筆跡も同様に退色や褐変が見られ、商品価値を損ない易くなる。また、インキ中で着色剤の退色や褐変を生じさせないためには、キャップや軸筒やインキ収容管を、透明性を有する材料で形成することができず、よって、ペン先形状や筆記具内のインキの色調や残量を視認できない。
【0006】
本発明は、以上のような知見に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、透明性を有する材料により形成した部材を用いた筆記具でありながら、前記筆記具により形成される筆跡が初期から退色や褐変を生じて見栄えを損なうことがなく、ペン先形状や筆記具内のインキの色調や残量を視認できる筆記具を提供することである。なお、本発明において、「前」とは、ペン先側を指し、「後」とは、その反対側を指す。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、(イ)電子供与性有機化合物、(ロ)電子受容性化合物、(ハ)前記(イ)、(ロ)成分の呈色反応の生起温度を決める反応媒体からなる可逆熱変色性材料、フォトクロミック有機材料、染料、蛍光顔料から選ばれる着色剤を含むインキと、前記インキを収容したインキ吸蔵体と、内部に前記インキ吸蔵体を収容した軸筒と、前記インキが吐出可能なペン先と、前記ペン先を保持する保持体と、前記軸筒のペン先側に着脱自在に取り付けられ透明性を有する材料にて形成されたキャップと、を備えた筆記具であって、前記キャップに紫外線吸収剤若しくは透明性紫外線遮蔽剤を含有、又は前記キャップ表面に紫外線吸収剤若しくは透明性紫外線遮蔽剤を含む光安定層を設けてなる筆記具である。
【0008】
本発明によれば、前記キャップに紫外線吸収剤若しくは透明性紫外線遮蔽剤を含有、又は前記キャップ表面に紫外線吸収剤若しくは透明性紫外線遮蔽剤を含む光安定層を設けることより、透明性を有する材料により形成した部材を用いた筆記具でありながら、前記筆記具により形成される筆跡が初期から退色や褐変を生じて見栄えを損なうことがなく、ペン先形状や筆記具内のインキの色調や残量を視認できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、透明性を有する材料により形成した部材を用いた筆記具でありながら、前記筆記具により形成される筆跡が初期から退色や褐変を生じて見栄えを損なうことのない優れた筆記具であると共に、ペン先形状や筆記具内のインキの色調や残量を視認することができるため、商品価値の高い筆記具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態を示す縦断面図である。
図1の要部拡大図である。
図3(a)は、本発明の実施形態の保持体の縦断面図である。図3(b)は 、図3(a)のA-A線断面図である。図3(c)は、図3(a)のB-B線断 面図である。
図4(a)は、本発明の実施形態のペン先の正面図である。図4(b)は、 ペン先の斜視図である。
図2の要部拡大縦断面図である。
図5の前軸と後軸の分解図である。(その他部品は省略)
加熱消色型マイクロカプセル顔料の変色挙動を示す説明図である。
色彩記憶保持型マイクロカプセル顔料の変色挙動を示す説明図である。
加熱発色型マイクロカプセル顔料の変色挙動を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
紙製簡易筆記具
9か月前
個人
替え芯装填容器
8か月前
個人
ボールペン
11か月前
ぺんてる株式会社
塗布具
1か月前
個人
文字書き整列補助具
11か月前
個人
ペンスタンド
8か月前
個人
ペンスタンド
6か月前
ぺんてる株式会社
塗布具
1か月前
コクヨ株式会社
転写具
14日前
コクヨ株式会社
転写具
14日前
コクヨ株式会社
転写具
14日前
個人
開封具
2か月前
ぺんてる株式会社
出没式筆記具
8か月前
ぺんてる株式会社
出没式筆記具
8か月前
ぺんてる株式会社
出没式筆記具
8か月前
ぺんてる株式会社
出没式筆記具
8か月前
ぺんてる株式会社
出没式筆記具
8か月前
株式会社3S
塗布具
1か月前
ぺんてる株式会社
消しゴム組成物
6か月前
個人
携帯用消しゴムとその保持形態
5か月前
ぺんてる株式会社
ボールペンチップ
1日前
個人
電子黒板システム
4か月前
株式会社UHOLABO
定規
11か月前
北星鉛筆株式会社
筆記具
10か月前
株式会社サクラクレパス
塗布具
24日前
個人
シャープペンシルに使用される芯
8か月前
ぺんてる株式会社
ボールペンリフィル
3日前
三菱鉛筆株式会社
筆記具
2か月前
フジコピアン株式会社
修正用粘着テープ
10か月前
株式会社キヤメル鉛筆製作所
鉛筆
9か月前
個人
ワンタッチ切り替え式二色ボールペン
8か月前
ゼブラ株式会社
筆記具
11か月前
三菱鉛筆株式会社
筆記具
11か月前
株式会社パイロットコーポレーション
筆記具
1か月前
三菱鉛筆株式会社
筆記具
4日前
株式会社ウッドロード
ボールペン本体
3か月前
続きを見る
他の特許を見る