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公開番号2025065679
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2023175050
出願日2023-10-10
発明の名称電気自動車
出願人マツダ株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類B60K 1/04 20190101AFI20250415BHJP(車両一般)
要約【課題】電気自動車の前後重量配分を最適化するとともにヨー慣性モーメントを低減し、操縦安定性及び運動性能を向上させる。
【解決手段】電気自動車は、フロアパネル10のトンネル部11内に収容されたバッテリユニットBY1と、バッテリユニットBY1の車両前方または後方に設けられ、駆動輪を駆動するモータMとを備えている。バッテリユニットBY1は、モータMから離れるに従い重くなるように構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電気自動車であって、
フロアパネルの車幅方向中央部に設けられ、上方へ膨出するとともに車両前後方向に延びるトンネル部と、
前記トンネル部内に収容され、車両前後方向に並ぶように設けられた複数のバッテリを備えたバッテリユニットと、
前記バッテリユニットの車両前方または後方に設けられ、前記バッテリから電力の供給を受けて駆動輪を駆動するモータとを備え、
前記バッテリユニットは、前記モータから離れるに従い重くなるように構成されている、電気自動車。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電気自動車において、
前記バッテリユニットは、車両上面視で当該バッテリユニットの幅が前記モータから離れるに従い広くなるように構成されている、電気自動車。
【請求項3】
請求項1に記載の電気自動車において、
前記モータは、車両側面視で前記フロアパネルに設けられたシートのバック部の少なくとも一部と重なるように配置されている、電気自動車。
【請求項4】
請求項1に記載の電気自動車において、
前記モータの回転力を前記駆動輪に伝達するドライブシャフトをさらに備え、
前記モータは、前記ドライブシャフトよりも車両の前後方向中央部に近くなるように配置されている、電気自動車。
【請求項5】
請求項2に記載の電気自動車において、
前記フロアパネルにおける前記トンネル部の左側及び右側には、それぞれ左側シート及び右側シートが設けられ、
前記バッテリユニットにおける前記左側シートと前記右側シートとの間の部分の幅は、当該バッテリユニットにおける前記左側シート及び前記右側シートよりも車両前方の部分の幅よりも狭く設定されている、電気自動車。
【請求項6】
請求項1に記載の電気自動車において、
前記フロアパネルの前端部から上方及び車幅方向に延びるダッシュパネルをさらに備え、
前記バッテリユニットの前端部は、前記ダッシュパネルよりも車両後方に位置付けられている、電気自動車。
【請求項7】
請求項1に記載の電気自動車において、
前記モータは、前記バッテリユニットの車両後方に設けられ、
前記トンネル部の前記フロアパネルからの膨出高さは、車両前側へ行くに従い高くなっており、
前記バッテリユニットの高さは、前記トンネル部の前記膨出高さに対応するように、車両前側へ行くに従い高くなっている、電気自動車。
【請求項8】
請求項7に記載の電気自動車において、
前記フロアパネルにおける前記トンネル部の側方には、シートが設けられ、
前記トンネル部の上端部は、前記シートのクッション部の上面よりも上方に位置付けられている、電気自動車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、駆動輪を駆動するモータ及び当該モータに電力を供給するバッテリを備えた電気自動車に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
駆動輪を駆動するモータを備えた電気自動車では、モータに電力を供給するバッテリの搭載量によって航続距離が大きく左右される。例えば特許文献1に開示されている電気自動車の場合、バッテリがフロアパネルに形成されたトンネル部内に搭載されるとともに、リヤシートの下方にも搭載されており、これによりバッテリの搭載量を多くしている。フロアパネルのトンネル部内に搭載されたバッテリは、当該トンネル部が前後方向に長いので、前後方向に細長い形状となっており、バッテリ前端部の上下方向の寸法がバッテリ中間部(前後方向中間部)の上下方向の寸法に比べて長くなっている。一方、リヤシートの下方に搭載されたバッテリは、当該リヤシートが左右方向に長いので、左右方向に長い形状とされて大容量化が図られている。
【0003】
また、特許文献2のフロアパネルの助手席側には隆起部が形成されており、その隆起部内にバッテリを配置することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-1950566号公報
特開2008-155828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、自動車の操縦安定性及び運動性能を向上させるためには、車両の前後重量配分を均等にする、及び重量物を車両の前後方向中心にできるだけ近づけるのが好ましいことが一般的に知られており、実際、そのようにすることで操縦安定性及び運動性能が向上する。よって、自動車の設計時には、車両の前後重量配分を均等にすることと、重量物を車両の前後方向中心に近づけることが重要視される傾向にある。
【0006】
ここで、電気自動車の場合、モータが重量物であることから、車両の前後重量配分に大きな影響を与えることになる。また、バッテリも重量物であることから、モータと同様に車両の前後重量配分に大きな影響を与えるので、その搭載位置について工夫が必要である。
【0007】
しかしながら、特許文献1では駆動輪を駆動するモータが車体前側に搭載されるとともに、フロアパネルのトンネル部内に搭載されたバッテリのバッテリ前端部の上下方向の寸法が長くなっていることで当該バッテリ前端部が相対的に重くなり、これら2つの要因によって車両の前後重量配分が前寄りになってしまうおそれがある。
【0008】
また、特許文献1ではリヤシートの下方に左右方向に長い大容量のバッテリが搭載されているが、このリヤシート下方のバッテリは、車両の前後方向の中心から後に離れた箇所に位置することになるので、重量物を車両の前後方向の中心に近づけることが難しいレイアウトになっている。よって、特許文献1の電気自動車では、操縦安定性及び運動性能に改善の余地があった。
【0009】
また、特許文献2では、助手席側に位置する隆起部位内にバッテリを搭載しているが、車両の前後重量配分については考慮されていないので、特許文献2の自動車でも、操縦安定性及び運動性能に改善の余地があった。
【0010】
本開示は、かかる点に鑑みたものであり、その目的とするところは、電気自動車の前後重量配分を最適化するとともにヨー慣性モーメントを低減し、操縦安定性及び運動性能を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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