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公開番号2025067215
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023176998
出願日2023-10-12
発明の名称洗濯機
出願人三星電子株式会社,Samsung Electronics Co.,Ltd.
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類D06F 37/40 20060101AFI20250417BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】脱水の工程において回転槽を回転させるために必要となるトルクを低減する。
【解決手段】第1工程において、制御部15は、クラッチ60を、ロータ45の回転が減速機50を経由してシャフト30に伝達される第1モードに設定し、洗濯物と回転槽4とボールバランサ11とを含む振動系の振動周期P1のうち最大振幅時点を除く期間に対応する高速回転期間P2において、回転槽4の回転数が第1回転速度R1よりも高く且つ第2回転速度R2以下となるようにモータ40を制御する。第1工程の後の脱水工程である第2工程において、制御部15は、クラッチ60を、ロータ45の回転が減速機50を経由せずにシャフト30に伝達される第2モードに設定し、回転槽4の回転速度が第1回転速度R1よりも高くなるようにモータ40を制御する。
【選択図】図20
特許請求の範囲【請求項1】
水を溜めることが可能な固定槽と、
前記固定槽に収容され、洗濯物が投入される回転槽と、
前記固定槽に溜まる水を排出する排水機構と、
前記回転槽を回転駆動する駆動ユニットと、
前記回転槽に設けられたボールバランサと、
制御部とを備え、
前記駆動ユニットは、前記回転槽に固定されるシャフトと、ステータとロータとを有するモータと、減速機と、前記ロータの回転が前記減速機を経由して前記シャフトに伝達される第1モードと、前記ロータの回転が前記減速機を経由せずに前記シャフトに伝達される第2モードとに切り換え可能なクラッチとを有し、
前記制御部は、
脱水が行われる第2工程の前に行われる第1工程において、前記クラッチを前記第1モードに設定し、前記回転槽の回転速度が遠心力により前記回転槽の内壁に前記洗濯物を張り付かせることが可能な回転速度以上の第1回転速度となるように前記モータを制御するとともに前記回転槽と前記洗濯物と前記ボールバランサとを含む振動系の振動周期を検出する第1動作と、前記第1動作により検出された前記振動系の振動周期のうち振動振幅が最大となる最大振幅時点を除く期間に対応する高速回転期間において前記回転槽の回転速度が前記第1回転速度よりも高く且つ第2回転速度以下となるように前記モータを制御する第2動作とを行い、
前記第2工程において、前記固定槽に溜まる水が排出されるように前記排水機構を制御し、前記クラッチを前記第2モードに設定し、前記回転槽の回転速度が前記第1回転速度よりも高くなるように前記モータを制御する
洗濯機。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
請求項1の洗濯機において、
前記制御部は、前記第1工程において、前記固定槽に溜まる水が排出されるように前記排水機構を制御する
洗濯機。
【請求項3】
請求項1の洗濯機において、
前記制御部は、前記第1工程の開始前における前記回転槽の負荷に応じて、前記第1工程を実行または省略する
洗濯機。
【請求項4】
請求項1の洗濯機において、
前記制御部は、前記第1動作の終了時における前記回転槽の負荷に応じて、前記第2動作を実行または省略する
洗濯機。
【請求項5】
請求項1の洗濯機において、
前記制御部は、前記第1工程において前記第1動作と前記第2動作とを繰り返し行う
洗濯機。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1つの洗濯機において、
前記第1回転速度は、前記洗濯機の共振周波数に対応する共振回転速度とは異なる
洗濯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
ここに開示する技術は、洗濯機に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ドラムを駆動する駆動ユニットを備える洗濯機が開示されている。駆動ユニットは、シャフトと、シャフトを回転させるモータと、シャフトとモータとの間に介在するクラッチおよび遊星歯車機構を用いた減速機とを備える。クラッチは、モータが減速機を介してシャフトを回転させる第1モードと、モータが減速機を介さずにシャフトを回転させる第2モードとに切り替わるように構成される。この洗濯機では、脱水工程においてクラッチを第2モードに切り換えることにより、ドラムを高速で効率よく回転させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-124381号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のような洗濯機では、脱水工程において回転槽を回転させるために必要となるトルクが低減されていることが望ましい。
【0005】
そこで、ここに開示する技術は、脱水工程において回転槽を回転させるために必要となるトルクを低減することが可能な洗濯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここに開示する技術は、洗濯機に関し、この洗濯機は、水を溜めることが可能な固定槽と、前記固定槽に収容され、洗濯物が投入される回転槽と、前記固定槽に溜まる水を排出する排水機構と、前記回転槽を回転駆動する駆動ユニットと、前記回転槽に設けられたボールバランサと、制御部とを備え、前記駆動ユニットは、前記回転槽に固定されるシャフトと、ステータとロータとを有するモータと、減速機と、前記ロータの回転が前記減速機を経由して前記シャフトに伝達される第1モードと、前記ロータの回転が前記減速機を経由せずに前記シャフトに伝達される第2モードとに切り換え可能なクラッチとを有し、前記制御部は、脱水が行われる第2工程の前に行われる第1工程において、前記クラッチを前記第1モードに設定し、前記回転槽の回転速度が遠心力により前記回転槽の内壁に前記洗濯物を張り付かせることが可能な回転速度以上の第1回転速度となるように前記モータを制御するとともに前記回転槽と前記洗濯物と前記ボールバランサとを含む振動系の振動周期を検出する第1動作と、前記第1動作により検出された前記振動系の振動周期のうち振動振幅が最大となる最大振幅時点を除く期間に対応する高速回転期間において前記回転槽の回転速度が前記第1回転速度よりも高く且つ第2回転速度以下となるように前記モータを制御する第2動作とを行い、前記第2工程において、前記固定槽に溜まる水が排出されるように前記排水機構を制御し、前記クラッチを前記第2モードに設定し、前記回転槽の回転速度が前記第1回転速度よりも高くなるように前記モータを制御する。
【発明の効果】
【0007】
ここに開示する技術によれば、第1工程において回転槽の負荷を低減させた後に、第2工程を開始することができるので、脱水が行われる第2工程において回転槽を回転させるために必要となるトルクを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1の洗濯機の構成を例示する概略図である。
ボールバランサの構成を例示する概略横断面図である。
ボールバランサの構成を例示する概略縦断面図である。
駆動ユニットの外観を例示する概略側面図である。
駆動ユニットの要部を例示する分解斜視図である。
駆動ユニットの要部を例示する概略断面図である。
ステータの構成を例示する概略斜視図である。
ロータの構成を例示する概略斜視図である。
減速機の構成を例示する概略斜視図である。
減速機およびクラッチの構成を例示する概略斜視図である。
減速機およびクラッチの構成を例示する概略斜視図である。
クラッチの構成を例示する概略斜視図である。
クラッチの切り換えを説明するための概略図である。
実施形態1の駆動回路の構成を例示する回路図である。
実施形態1の洗濯機の運転動作を例示するフローチャートである。
クラッチの切り換えが行われる処理を例示するフローチャートである。
回転槽の負荷について説明するための概略図である。
振動系の振動周期について説明するための波形図である。
実施形態1の洗濯機の運転動作の要部を例示するフローチャートである。
実施形態1の洗濯機の運転動作の要部を例示するタイミングチャートである。
ほぐし工程(第1工程)における第1動作および第2動作を例示するタイミングチャートである。
実施形態1の変形例1の洗濯機の運転動作を例示するフローチャートである。
実施形態1の変形例2の洗濯機の運転動作の要部を例示するフローチャートである。
実施形態1の変形例3のほぐし工程(第1工程)における回転槽の回転速度を例示するタイミングチャートである。
実施形態1の変形例4のほぐし工程(第1工程)を例示するフローチャートである。
実施形態2の洗濯機の運転動作の要部を例示するフローチャートである。
実施形態2の変形例1の洗濯機の運転動作の要部を例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施の形態を詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
【0010】
(実施形態1)
図1は、実施形態1の洗濯機1の構成を例示する。この例では、洗濯機1は、ドラム式の洗濯機である。また、洗濯機1は、全自動式洗濯機であり、洗い、濯ぎ、脱水などの工程からなる一連の洗濯処理が、自動的に実行できるように構成される。洗濯機1は、筐体2と、固定槽3と、回転槽4と、給水装置5と、排水ポンプ6と、駆動ユニット10と、ボールバランサ11と、制御部15とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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